こんにちは!札幌ホンダ 南郷店です。
セダンとハッチバックという2つのボディタイプが設定されたホンダ「シビック」と、高い燃費性能と快適な走りを融合させた5ナンバーサイズセダンの「グレイス」。
どちらも使い勝手の良い4ドアセダンタイプという共通点があるため、買い替えの際に悩んでしまう方も多いと思います。
そこで今回は「シビック」と「グレイス」のデザインや走行性能、燃費などの基本的なスペックを参考に、その注目ポイントと魅力を比較しながら紹介していきます!
「シビック」と「グレイス」、まずは基本スペックを比較!
「シビック」と「グレイス」、まずはこの2台の外見の特徴や走行性能など、それぞれのスペックの違いを比較してみましょう。
「シビック」と「グレイス」外見や大きさを比較!
まずは「シビック」と「グレイス」の基本として、ボディデザインやサイズからご紹介します。
シビックの外見やサイズは?
2015年に10代目の販売が開始され、2020年1月23日にはマイナーモデルチェンジが行われた「シビック」。
セダンとハッチバックに加えて、その2つをベースにしたスポーツタイプの「タイプR」の3つがラインナップされています。
ロー&ワイドを基調としたスタイリッシュな外観のシルエットは「走り」との一体感にこだわったスタイル。
まさにスポーティさと実用性の高さを併せ持った車種と言えるでしょう。
ステアリングやペダル操作がしやすい運転姿勢を確保してくれる室内空間も魅力のひとつ。
2020年のマイナーモデルチェンジでは、エクステリア&インテリアのデザイン、ボディカラーなどが変更され、安全性能などの強化も行われました。
【シビックのボディサイズ】
・セダン
全長×全幅×全高(mm) 4,650×1,800×1,415
車両重量(kg) 1,300~1,320
・ハッチバック
全長×全幅×全高(mm) 4,520×1,800×1,435
ホイールベース(mm) 2,700
車両重量(kg) 1,330~1,380
グレイスの外見やサイズは?
2014年に販売が開始されたハイブリッドカー「グレイス」は、2015年にはガソリン車も追加され、2017年のマイナーモデルチェンジで安全性能などが強化されました。
ボディ底面への空気の流入を抑えるフロントロアスポイラーや気流をスムーズにボディ後方へと受け流すトランクスポイラーなど、空力性能に優れたスポーティなボディデザインが特徴。
「コンパクトセダンの革新」というコンセプトの通り、コンパクトカーの扱いやすさと燃費性能に、ミドルセダン並の広々とした室内空間を兼ね備えたクルマです。
【グレイスのボディサイズ】
全長×全幅×全高(mm) 4,450×1,695×FF:1,475 4WD:1,500
ホイールベース(mm) 2,600
車両重量(kg) 1,110~1,260
シビックとグレイスの明確な見た目の違いは、やはり大きさ。
5ナンバーサイズのコンパクトセダンである「グレイス」にくらべ、「シビック」のセダンタイプはひと回り大きなミドルセダンです。
コンパクトな分、街乗りなど普段使いに最適な「グレイス」。
ミドルサイズゆえに万能型で乗り心地が重視され、長距離ドライブにも適した「シビック」。
用途に合わせたサイズ感が選択の大きなポイントになるでしょう。
「シビック」と「グレイス」の走行性能や燃費の違いを比較!
「シビック」と「グレイス」のエンジン性能と燃費は以下の数値です。
シビック
セダン
■最高出力 127kW〈173PS〉/5,500rpm
■最大トルク 220N・m〈22.4kgf・m〉/1,700~5,500rpm
■JC08モード燃費 19.4km/L
ハッチバック
■最高出力 134kW〈182PS〉/5,500rpm(6速MT)、 134kW〈182PS〉/6,000rpm(無段変速オートマチック)
■最大トルク 240N・m〈24.5kgf・m〉/1,900~5,000rpm(6速MT)、220N・m〈22.4kgf・m〉/1,700~5,500rpm(無段変速オートマチック)
■WLTCモード燃費 16.4km/L
搭載エンジンは、高トルクで心地よい加速感が特徴の1.5L 直噴VTEC TURBOエンジン。
セダンタイプには、レギュラーガソリン仕様のL15B型、ハッチバックタイプにはL15C型と、ボディタイプによって搭載されるエンジンが多少異なっています。
また、ハッチバックはCVTと6速MTの2種類、セダンはCVTのみとトランスミッションの設定もタイプ別で変化します。
グレイス
ハイブリッド車
■最高出力
エンジン:81kW〈110PS〉/6,000rpm
モーター:22kW〈29.5PS〉/1,313-2,000rpm
■最大トルク
エンジン:134N・m〈13.7kgf・m〉/5000rpm
モーター:160N・m〈16.3kgf・m〉/0~1,313rpm
■JC08モード燃費 FF:34.8km/L 4WD:29.6km/L
ガソリン車
■最高出力 97kW〈132PS〉/6,600rpm
■最大トルク 155N・m〈15.8kgf・m〉/4,600rpm
■JC08モード燃費 FF:22.0km/L 4WD:19.6km/L
搭載エンジンは少ない燃料で大きなパワーを引き出すために、1.5L i-VTECエンジンと高出力モーターを組み合わせ、低燃費とパワフルさを両立させています。
ガソリン車には、低速から高速までスムーズに加速し、さらに燃費性能にも定評のあるCVTを搭載。
アクセルペダルを踏み込んだ瞬間から力強い加速が続きます。
ハイブリッド車はJC08モードで34.8km/L、ガソリン車でも22.0km/Lと、燃費性能も抜群です。
また、4WD車には軽量・コンパクト設計のビスカスカップリング式4WDシステムが採用されています。
「シビック」と「グレイス」のエンジン性能の比較をすると、加速性能とスポーティな走りを重視するなら最高出力の高い「シビック」、運転しやすさと小回りの良さ、燃費性能を重視するなら「グレイス」がおすすめですね。
ちなみに寒冷地や降雪地帯など雪道の走りも気になるところですが、どちらの車種もパワーは十分。
車体や重量、安全性など、どちらもバランスの良いクルマとなっているので心配はありません。
「グレイス」には4WD車が設定されているので、運転に不安がある方にはオススメです。
雪道走行の実力については、さらに詳しくこちらでもご紹介しています。
ホンダ・シビックの雪道でのパフォーマンスは?冬道の乗り心地について
「シビック」と「グレイス」の乗り心地と安全面でも比較!
良質な走りにこだわった「シビック」と「グレイス」、乗り心地や安全面での比較もしてみましょう。
運転のしやすさや乗り心地へのこだわり
「シビック」は、走りの楽しさを重視したインテリアになっており、室内空間は加速感を実感できるデザインに。
ダウンサイジングターボエンジンの搭載などで、メカのスペースは最小に、居住空間は最大にという室内を実現しています。
運転席はヒップポイントが低く、ヒールポイントとの高低差が少ないのもポイント。
ステアリングやペダル操作がしやすいスポーティな運転姿勢を保てることで、快適なドライビングが楽しめます。
「グレイス」は、コンパクトな車体ながら、居住空間もゆったりと確保している優れもの。
シートにもこだわっており、シートフレームは背もたれに柔らかいウレタンを厚めに配して心地よさを追求。
座り心地がよく、ロングドライブも快適なシートを実現しています。
トランクルームは、バッテリー位置や開口部形状を工夫し、ハイブリッド車ながら大容量かつ荷物の出し入れがしやすい収納スペースとなっています。
常に強化され続けている安全性能
「シビック」には、対象の位置や速度の測定に強いミリ波レーダーと対象の形や大きさの識別に強い単眼カメラを融合した高精度な検知機能で、安心・快適な運転を支援する安全運転支援システム「ホンダセンシング」を標準装備。
シティーブレーキアクティブシステム(低速域衝突軽減ブレーキ+誤発進抑制機能)や適切な車間距離を保つためのサポートアダプティブ・クルーズ・コントロールなど、大事な家族を乗せてのドライブに欠かせない安全性能を搭載しています。
そして、2017年のマイナーモデルチェンジより「グレイス」もタイプ別(「HYBRID LX」「HYBRID EX」)に標準装備化。
もちろん「ホンダセイシング」のない「グレイス」でも、雨や雪の日の急ハンドル時の横すべりを抑えるVSA(車両挙動安定化制御システム)などの基本安全性能は充実しているので、安心で快適な運転が叶います。
まとめ
ホンダの人気車種である「シビック」と「グレイス」を比較してきました。
安定感とパワフルな走りが特徴の「シビック」とコンパクトで扱いやすい「グレイス」。
「グレイス」の方はハイブリッド車とガソリン車、さらにそれぞれFFと4WDで選べるなど、用途に合わせた選択肢があることもポイントですね。
札幌ホンダではシビックの中古車とグレイスの中古車も取り扱っております。
今回の比較を参考にして、使い勝手やライフスタイルに合わせて検討して、最適な1台を選んでくださいね。