こんにちは!札幌ホンダ 南インター店です。
使い勝手の良い人気のファミリーカー「N-BOX」と、その「N-BOX」のプラットフォームをベースに開発された商用軽自動車バン「N-VAN」。
乗用車と商用車であるという明確な違いはありますが、同じ「Nシリーズ」の軽トールワゴンで外観が似ていることもあり、具体的にどんな部分が違うのかがわかりづらいという方もいるでしょう。
そこで今回は「N-BOX」と「N-VAN」のデザインや走行性能、燃費などの基本的なスペックを参考に、その注目ポイントと魅力を比較しながら紹介していきます!
「N-BOX」と「N-VAN」の基本スペックを比較!その違いは?
「N-BOX」と「N-VAN」、まずはこの2台の外見の特徴や走行性能など、それぞれのスペックの違いを比較してみましょう。
「N-BOX」と「N-VAN」外見や大きさを比較!
まずは「N-BOX」と「N-VAN」の基本として、ボディデザインやサイズからご紹介します。
N-BOXの外見やサイズは?
初代「N-BOX」は2011年に発売されました。
軽自動車のボディサイズからは想像できない広々とした室内空間が、ファミリーカーとして長く人気を維持し続けている要因のひとつ。
子供を連れてのドライブを想定した室内は、エンジンルームのコンパクト化によって、大人4人が乗ってもくつろぐことのできる広さを実現。
また、シンプルなデザインながら、ひと目で「N-BOX」とわかる洗練された外観も愛され続けている理由です。
2017年8月にはフルモデルチェンジの2代目が登場し、存在感のあるデザインを継承しながらもプラットフォームやパワートレインが新たに開発され、より実用性の優れた軽トールワゴンに進化しました。
【N-BOXのボディサイズ】
全長×全幅×全高(mm) 3,395×1,475×FF:1,790、4WD:1,815
車両重量(kg) 890~1,030
ホイールベース(m) 2,520
N-VANの外見やサイズは?
軽商用車の「新しい姿」をコンセプトに誕生した「N-VAN」は、2017年にフルモデルチェンジした2代目「N-BOX」のFF車用プラットフォームがベースになっています。
一見して「N-BOX」にそっくりな外観ですが、商用車ということもありデザインが簡素化されてシンプルに。
ボディサイズもほぼ同じながら、全高が1945mmと多少背が高く設定されています。
また「N-BOX」のスライドドアと違い、荷物が積み込みやすいように助手席側のセンターピラーが無く、開口部が大きくなっているのも特徴。
ボディカラーは商用車らしいホワイトだけでなく、カラフルなデザインが設定された「+STYLE FUN」やロールーフの「+STYLE COOL」というグレードがあり、乗用車としての使用も違和感がありません。
【N-VANのボディサイズ】
全長×全幅×全高(mm)
ハイルーフ G、L、+STYLE FUN系:3,395×1,475×FF:1,945、4WD:1,960
ロールーフ +STYLE COOL系:3,395×1,475×FF:1,850、4WD:1,865
車両重量(kg) 930~1,020
ホイールベース(m) 2,520
「N-BOX」と「N-VAN」には見た目以外で、自動車の区分が違うという大きなポイントがあるのも忘れずに。
「N-BOX」は乗用車で5ナンバー、「N-VAN」は商用車なので4ナンバーです。
軽自動車の4ナンバーで小型貨物車扱いの「N-VAN」は、2年ごとの車検で軽自動車税も5ナンバーの「N-BOX」よりも安い金額となります。
とはいえ税金面でのメリットがある分、貨物車としてタイヤの種類の制限があったりと、普通の乗用車とは別の部分で不便もあるので、購入の際は区分の違いを十分に理解しておく必要があるでしょう。
「N-BOX」と「N-VAN」の走行性能や燃費の違いを比較!
「N-BOX」と「N-VAN」のエンジン性能と燃費は以下の数値です。
N-BOX
■最高出力
NA車:43kW(58PS)/7,300rpm
ターボ車:47kW (64PS)/6,000rpm
■最大トルク
NA車:65N・m (6.6kgf・m)/4,800rpm
ターボ車:104N・m (10.6kgf・m)/2,600rpm
■JC08モード燃費
NA車:FF:27.0km/L 4WD:24.2km/L
ターボ車:FF:25.6km/L 4WD:23.4km/L
N-VAN
■最高出力
NA車:39kW(53PS)/6,800rpm
ターボ車:47kW (64PS)/6,000rpm
■最大トルク
NA車:64N・m (6.5kgf・m)/4,800rpm
ターボ車:104N・m (10.6kgf・m)/2,600rpm
■JC08モード燃費
NA車:FF:23.8km/L 4WD:21.2km/L
ターボ車:FF:23.6km/L 4WD:21.2km/L
「N-BOX」と「N-VAN」は、どちらもエンジンがターボと2種類あり、トルク特性に優れた2,600回転という低回転で最大トルクを発揮するのでさらに快適な加速を実現しています。
また、高効率CVTが状況に応じてエンジンの回転数を抑えるなどの制御をしてくれるので、低燃費にも大きく貢献している点も見逃せません。
ターボ車でのエンジンスペックはどちらも同じですが、ノンターボの場合では「N-VAN」のエンジン性能が多少低く、車両が重い分加速性能がやや劣るので注意。
それぞれ4WD車がラインアップされているので、寒冷地や降雪地帯での雪道で安心して運転できます。
N-BOXの雪道走行の実力については、さらに詳しくN-BOXと雪道の相性は良い?冬道でのドライブについてでもご紹介しています。
「N-BOX」と「N-VAN」の乗り心地と安全面の違いは?
軽ワゴンとしての機能性を追求した「N-BOX」と「N-VAN」、乗り心地や安全面での比較もしてみましょう。
運転のしやすさや乗り心地へのこだわり
「N-BOX」は、燃料タンクを前席下に収めることで、ゆとりある空間を確保した特許技術「センタータンクレイアウト」を採用。
コンパクトなボディと広い居住空間を両立させています。
大人4人が余裕をもって座れる広さに加えて、長時間のドライブでも疲れにくいよう安定した姿勢を維持してくれる座席シートが魅力。
前後のシート間隔も広く、後席にも足元・ヒザまわりに余裕のある開放的な空間が広がります。
「N-VAN」も「N-BOX」をベースとしているからこその乗り心地の良さは折り紙付き。
静粛性も高く、商用車とは思えない快適さとなっています。
積載性能にも優れており、シチュエーションに合わせて使い分けられるピラーレス仕様で、助手席側にも大きく開口部を作ることができます。
テールゲートからリアシート、助手席までがフラットにつながる広々とした空間を実現することができ、運転席ウガイの空間すべてに荷物を積むことが出来ます。
どちらも「ホンダセンシング」を標準搭載
「N-BOX」「N-VAN」共に、衝突軽減ブレーキや誤発進抑制機能など10種類の機能から成る安全運転支援システム「ホンダセンシング」を全グレードに標準搭載。
たとえば、風の強い日での高速道路の走行中に万が一ふらつきやすくなっても、車線維持支援システムによりクルマが車線を維持するサポートをしてくれるので安心です。
対象の位置や速度の測定に強いミリ波レーダーと、対象の形や大きさの識別をしてくれる単眼カメラなどを駆使した融合した検知機能で、安心・快適な運転をサポートします。
まとめ
ホンダの人気車種である「N-BOX」と「N-VAN」を比較してきました。
乗用車と商用車であるという区分の違い以外にも、見た目や性能にも若干の違いがあるようです。
基本スペックだけで見ると大きな差はありませんが、「N-BOX」はファミリー向けの乗用車として燃費性能が優れており、「N-VAN」は開口部や積載性能など、商用車としての使い勝手の良さが際立っています。
札幌ホンダでは「N-BOX」の中古車を取り扱っております。
今回の比較を参考にして、使い勝手やライフスタイルに合わせて検討して、最適な1台を選んでくださいね。