「エコカー減税」という言葉を耳にしたことがあっても、細かな内容までは理解できていない方が多いのではないでしょうか?
なんとなく税金が安くなる制度くらいの印象で、どういう車がどんな減税が受けられるか説明できるでしょうか?
エコカー減税は新車だけの制度と思われがちですが、中古車に適用されるケースもあるのです。
2017年度から「新エコカー減税」として制度も見直され、車の買い替えを検討されている方から特に注目が集まっています!
今回は、エコカー減税とはいったいどいう制度なのか、中古車に適用されるケースも踏まえてご紹介します。
エコカー減税とは?
エコカー減税とは、国土交通省が定めた排出ガス/燃費基準を上回る環境性能に優れた車種を対象に、購入時に発生する「自動車取得税」と、購入時や車検時に発生する「自動車重量税」を免税または減税するという優遇制度です。
この制度は、国連気候変動枠組条約(COP)で日本政府が同意したCO2削減目標に向けて、環境負荷の少ない車への買い替えを促すことと、リーマンショックで低迷していた日本経済への景気刺激策として導入されました。
平成21年度から始まったエコカー減税は当初3年間限定の予定でしたが、少しずつ内容を変え延長を繰り返し、自動車メーカー各社の技術革新も加わって平成28年度時点で新車の8割がエコカー減税対象となりました。
エコカーが増えることは嬉しいことですが、減税対象車種が増えたことによって税収が大幅に減少してしまった為、排出ガス/燃費基準と減税率が見直しされることになり、平成29年5月から新エコカー減税として厳格化、減税期間も2年間延長されました。
どんな中古車がエコカー減税の対象?
中古車であっても、
- 購入時期が「平成29年4月1日~平成31年3月31日」
- 環境性能基準もクリア
という条件を満たせば、自動車取得税が「中古車特例」によって免税・減税されます。
「中古車特例」とは、環境性能に優れた車種に控除額を設定し、税率が掛かる取得価額から差し引いて減税するという仕組みです。
電気自動車などの車種では、最大で45万円も控除されます。
どのような車種であればエコカー減税の対象になるのか、具体的な車種については国土交通省ホームページの「減税対象自動車一覧」で公開されていますので、参考にしてみてください。
車種名だけでは分かりにくい場合には、自動車メーカーや中古車販売店に問い合わせてみましょう。
減税額の決め方はどうなっている?
減税額は国土交通省のホームページに記載されている「中古車特例(自動車取得税)の概要」にある基準により算定します。
(国土交通省ホームページより引用)
自動車取得税の「中古車特例」の求め方は、
「(取得価額-控除額)×税率(普通車3%、軽自動車2%)=自動車取得税」となります。
例えば、取得価額が150万円の電気自動車(普通車)を中古で購入する場合は、
「(150万円-45万円)×3%」となり、「31,500円」が支払う自動車取得税です。
ただし平成30年度からはさらに厳格化され、平成29年度と適用される燃費基準が一部異なりますので、検討している車種の控除額がいくらになるかはチェックしておきましょう。
(国土交通省ホームページより引用)
新エコカー減税(平成29年5月~)に注目しよう!
今回ご紹介したようにエコカー減税は新車だけではなく、中古車も「中古車特例」としてエコカー減税が適用されるケースがあります。
平成29年5月から「新エコカー減税」として排出ガスや燃費基準が見直されていますので、これから車の購入を検討される際には、希望の車種が適用車種なのかも含めて確認してみてくださいね。
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