フィットで雪道は快適に走れるの？北海道の冬を乗り越えるポイント

こんにちは！札幌ホンダ南郷店です。

2002年に25万台を販売してからコンパクトカーを牽引しており、長い年月、人気を誇るホンダフィット。

室内空間が広く、リアシートを倒しラゲッジルームを広くしたり、シートの座面ごと上げたりとアレンジが多彩で、荷物を状況に応じて積み込むことができ、安全性にも優れていて、さらにその運転のしやすさにも定評があります。

車両価格も比較的安いことから、購入を検討されている方も多いと思いますが、気になるのは雪道での走行に支障が無いのか？ですよね。

たとえ北海道に長く住んでいても、冬道のアイスバーンで車が滑る不安を誰もが持っていることでしょう。

そこで今回は、フィットの走行性能をもとに雪道でも快適に走行ができるかどうかをお話したいと思います。

冬の北海道での運転、フィットは雪道も安心！

北海道の運転で心配なのは冬の雪道ですよね。

安心して運転できる車選びのために、いくつかのポイントを押さえておきましょう！

一定の「最低地上高」があるというのは、雪道に適した車の基本ポイント。

最低地上高とは、地面から車体底までの距離のことで、雪国では積もった雪の段差や路面の轍（わだち）などで車体の底がつかえて車輪が浮いてしまったり、シャーベット状の轍を乗り越えられず埋まってしまうトラブルも懸念されます。

また、突然のドカ雪でガレージ前に新雪が高く積もってしまったとき、最低地上高が低い車はその時点でガレージから出ることすら困難になってしまうことも。

いくら4WDの車でも車高の低い車は雪国では圧倒的に不利です。

一般的には最低地上高150mm以上が雪道に適した車の目安だと言われており、フィットならFFが130mm、4WDなら150mmの地上高が確保されています。

雪道を走行するのに適した車のポイントといえば、やはり駆動方式が「4WD（四輪駆動）」であるかどうかです。

滑りやすい雪道でも4つすべてのタイヤが路面に動力を伝えることで、安定した走行を実現出来る4WDはオススメ！

しかもコンパクトカーの4WDは車のサイズも小さいので、除雪された雪が路肩にたまった狭い道路でも安心して運転できるというメリットもあります。

フィットはガソリン車とハイブリッド車の両モデルで2WDか4WDの2タイプがあるので、4WDモデルであればより快適なドライブを可能にします。

街中では小回りが利いてとても運転がしやすいフィット。

特に4WDモデルは、雪道などの悪路に強いだけでなく、加速力にも優れていて高速道路でも快適に走行できます。

雪の積もった坂道でも、2WDではスリップして上り切れないような急勾配で、スタッドレスを履いた4WDなら上りきることができるので安心です。

２WDは急勾配では４WDより劣る部分はあるものの、高速道路などの走行は十分に対応できるのでこちらも安心ですよ。

冬場は燃費が下がりやすい季節。

車内を暖めるためのエアコンでの燃料消費だけでなく、冷えたエンジンを暖めるために回転数を上げることでさらなる消費をしてしまいます。

さらに、極寒の北海道ではどうしても運転開始時のアイドリングが発生してしまいますよね。

それに加えて、フィットもそうですが、どの車種も4WDは2WDより燃費が悪いと言われているのも心配の種。

ただし、車の走行状況によっては4WDのほうが2WDより燃費が良くなるケースもあります。

たとえば冬道の路面が滑りやすい状況では、4WDが路面の状態を探知して最適な走行をしてくれるので、スリップしやすくなる2WDよりも燃費性能がアップするのです。

さらにフィットにはハイブリッドタイプがあり、ハイブリッド4WDモデルは、基本2WDでの走行で、凍結した路面などの道路状況に応じて自動的に4WDに切り替わる仕組みになっているため、4WDモデルでも低燃費と安全性を実現しているのです。

2019年現在多く中古車市場に出ている2代目モデルでも、信号が多く頻繁に車両を停止してしまう都心や、信号が少ない郊外によっても異なりますが、JC08モード燃費で19～36km/Lの低燃費走行ができます。