こんにちは!札幌ホンダ西店です。
5ナンバー規格のコンパクトさと、アッパーミドルサイズセダンの室内空間をあわせ持つホンダ「グレイス」。
全ての乗員が車内で心地よく過ごせることから、生産が終了した今でも人気のある車です。
そんなグレイスには4つのグレードが存在し、それぞれに異なる特徴があります。
今回は、グレイスのグレードごとの特徴をご紹介!
グレード選びに迷った時の参考となるよう、選び方のポイントについても解説します。
ホンダ「グレイス」のグレードごとの違いをチェック!
グレイスのグレードは4種類。
SPORT HYBRID i-DCDを搭載したハイブリッド車のグレード3種と、ガソリン車のグレード1種で構成されています。
【ハイブリッド車】
- HYBRID DX
- HYBRID LX・Honda SENSING
- HYBRID EX・Honda SENSING
【ガソリン車】
- LX
全てのグレードで、FF車と4WD車から選択可能です。
なお、5ナンバーのハイブリッドセダンで4WDが設定されたのは、グレイスが初めてとなります(※Honda調べ、2014年10月)。
カラー展開は全車共通で、次の7色が展開されています。
- プラチナホワイト・パール
- ルナシルバー・メタリック
- クリスタルブラック・パール
- ルーセブラック・メタリック
- ミッドナイトブルービーム・メタリック
- ブリリアントスポーティブルー・メタリック
- プレミアムクリスタルレッド・メタリック
それでは、各グレードごとの特徴をみていきましょう。
HYBRID DX
グレイスのベーシックモデルとなるグレードで、装備内容は全グレードの中で最もシンプルです。
しかし、必要最低限の装備はそろっているので、日常の使用場面では十分に活躍するでしょう。
また、パワーユニットの性能をフル活用する「Sモードスイッチ」が標準搭載されています。
スイッチを押すだけで、スポーティな走りを楽しむことも可能です。
主な装備内容は次の通りです。
- マルチリフレクターハロゲンヘッドライト(マニュアルレベリング機構付き)
- 車両接近通報装置
- 運転席用i-SRSエアバッグシステム&助手席用SRSエアバッグシステム
- エコアシスト(ECONモード、コーチング機能&ティーチング機能付き)
- アクセサリーソケット(DC12V、フロント1個)
- マルチインフォメーション・ディスプレイ(ECOドライブディスプレイ/エネルギーフロー/経過時間/燃費履歴/平均車速表示機能など)
- コンフォートビューパッケージ(親水/ヒーテッドドアミラー+フロントドア撥水ガラス+熱線入りフロントウィンドウ)(※4WD車のみ)
- UVカット機能付きフロントウィンドウガラス
- 防眩ルームミラー(手動)
- フラットアンダーカバー+リアサスペンションアンダーカバー
- 15インチスチールホイール+スチールラジアルタイヤ+フルホイールキャップ
HYBRID LX・Honda SENSING
ハイブリッドモデルの中間グレードに位置するモデルです。
このグレードから、予防安全システム「Honda SENSING」が標準装備となります。
また、ヘッドライトもLED仕様(インラインタイプ、ハイ/ロービーム、オートレベリング機構付き)となり、夜間の視認性が向上。
上位グレードらしく、安全性能はHYBRID DXよりも優れています。
さらに、ETC車載器も標準搭載となり、利便性が高まっているところもポイントです。
その他、HYBRID DXにはない装備内容として次のようなものがあります。
- Honda SENSING
- LEDヘッドライト(インラインタイプ、ハイ/ロービーム、オートレベリング機構付き)
- 車両接近通報装置
- 運転席&助手席シートヒーター(4WD車のみ)
- 本革巻きステアリングホイール
- ソフトパッドパネル(助手席インストルメントパネル部)
- メタル調ドアスイッチパネル
- クロームメッキパネル(インナードアハンドル、フロント&リアエアコンアウトレットノブ、パーキングブレーキノブ)
- LEDランプ(マップランプ、ルームランプ)
- 防眩ルームミラー(自動)
- IRカット(遮熱)&UVカット機能付きフロントウィンドウガラス
- リアインナーフェンダー(吸音タイプ)
- 15インチアルミホイール+スチールラジアルタイヤ
HYBRID EX・Honda SENSING
グレイスの最上級グレードとなるモデルです。
このグレードの最大の特徴は、パドルシフトが搭載されていること。
マニュアル感覚のシフトチェンジが可能なので、走りを追求したい人にはおすすめです。
アルミホイールも16インチにサイズアップしているので、より安定感のあるドライブが楽しめます。
また、このグレードのみLEDフォグライトが追加されており、夜間や悪天候時の視認性がさらに向上しています。
シートの素材はプライムスムースとファブリックを組み合わせたもので、最上級モデルらしい上質な座り心地です。
運転席&助手席シートヒーターがFF車でも標準装備となっている点も、最上級グレードならではと言えるでしょう。
さらに、スピーカーは8基搭載されており、ドライブ中にクリアなサウンドを楽しむことができます。
また、フロントウィンドウには遮音機能も追加され、静粛性も抜群。
操作性・安全性・快適性のどれもが、最上級ならではといった内容になっています。
LX
グレイスの中で唯一存在するガソリン車モデルで、2015年6月よりラインナップに追加されました。
パワートレインとして、1.5L 直噴DOHC i-VTECエンジンを搭載。
トランスミッションに採用されたのは、スムーズな加速と低燃費を両立させるCVTです。
グレイスのCVTは専用のチューニングが施されており、アクセルを踏み込んだ直後からパワフルな加速が続きます。
ハイブリッド車との違いは、モーター稼働用の大きなバッテリーが搭載されないこと。
そのため車体が軽く、軽快な走り心地を楽しむことができます。
なお、基本的な装備内容はHYBRID LX・Honda SENSINGと同等です。
ただし、Honda SENSINGや車両接近通報装置は標準搭載されていません。
また、ヘッドライトはハロゲン仕様となりLEDフォグライトも搭載されていないので、他と比べると安全性能に関しては劣る部分もあります。
そのほか、LXの主な装備内容は次の通りです。
- エコアシスト(ECONモード、コーチング機能)
- 運転席&助手席シートヒーター(※4WD車のみ)
- インフォメーションディスプレイ(外気温/時計表示機能など)
- 本革巻きステアリングホイール
グレイスの年式ごとの特徴はこちらでご紹介しているので、ぜひご覧ください。
ホンダ「グレイス」のグレードはどう選ぶべき?
グレイスが、グレードごとに異なる特徴を持っていることはお分かりいただけたかと思います。
では、グレードを選ぶ時はどこに注目すれば良いのでしょうか。
ここでは、グレイスのグレード選びのポイントをご紹介します。
走り心地の良さで選ぶ場合
車選びのポイントの1つとして、走り心地の良さを挙げる人は多いはず。
グレイスはグレードごとに走行性能が異なるので、それぞれの特徴をしっかり把握しておくと良いでしょう。
まずは、グレードごとのパワートレインの性能を比べてみます。
【HYBRID DX/LX・Honda SENSING/EX・Honda SENSING】
- エンジン
最高出力(kW[PS]/rpm):81[110]/6,000
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm):134[13.7]/5,000
- モーター
最高出力(kW[PS]/rpm):22[29.5]/1,313-2,000
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm):160[16.3]/0-1,313
【LX】
- 最高出力(kW[PS]/rpm):97[132]/6,600
- 最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm):155[15.8]/4,600
エンジンの性能は、LXのほうが優れています。
モーターやそれを稼働するためのバッテリーが無く車体も軽いので、軽快な走りを体験することができるのです。
ガソリン車独特のトルク感も味わえるので、そのような点にこだわりたい方はLXを選ぶと良いでしょう。
ただし、モーターの性能が加わるとハイブリッド車もかなり優れていることがわかります。
Sモードスイッチでスポーティな走り心地を味わえるお手軽さも、ハイブリッド車ならではの魅力だと言えるでしょう。
ガソリン車とハイブリッド車それぞれの味があるので、試乗して違いを体験するのもおすすめです。
コストパフォーマンスで選ぶ場合
車選びでは、コストパフォーマンスも重要となります。
比較するポイントとして、ここでは「価格」「燃費」「安全性」を取り上げてみました。
価格
車を購入する決め手となりやすいのが、価格です。
車体の価格で比較すると、ガソリン車のLXが最も低くなります。
その次に低いのが、HYBRID DX。
初期費用をなるべく抑えたいという観点で選ぶなら、LXを選ぶのが妥当だと言えます。
予算の範囲内で購入できるかどうか、じっくり検討するのが良いでしょう。
燃費
燃費性能の良し悪しも、車選びのポイントとして重要です。
グレード間での燃費性能(JC08モード)の違いは、次の通り。
- HYBRID DX/LX・Honda SENSING:FF車 34.8km/L、4WD車29.6km/L
- HYBRID EX・Honda SENSING:FF車32.4km/L、4WD車26.6km/L
- LX:FF車22.0km/L、4WD車19.6km/L
燃費性能は、ハイブリッド車のほうが圧倒的に優れていることがわかります。
ただし、HYBRID EX・Honda SENSINGは装備が充実している分、車体が重くなっています。
そのため、他のハイブリッド車2種に比べると燃費性能は少しだけ劣ります。
グレイスの燃費や維持費については、こちらのコラムもあわせてご覧ください。
ホンダ「グレイス」の維持費はいくら? 燃費やモデルごとの違いも解説!
安全性
車のコストパフォーマンスの良し悪しは、安全性能の充実具合にも左右されます。
安全性能においては、Honda SENSING標準搭載のHYBRID LX・Honda SENSINGとHYBRID EX・Honda SENSINGが優れていると言えるでしょう。
いつでも安心してドライブを楽しみたいのであれば、この2つから選択することをおすすめします。
ホンダ「グレイス」の魅力も確認!
これまでは、グレイスのグレードごとの特徴についてご紹介してきました。
しかし、グレイス全体に共通する魅力もたくさんあります。
ここからは、グレイス全体における魅力についてご紹介します。
快適な室内空間
グレイス全体に共通する魅力の1つは、その室内空間の快適性にあります。
グレイスの室内空間の特徴は、次の通りです。
ゆとりのある空間
室内空間の広さは、長さ2.040m/幅1.430m/高さ1.230m。
5ナンバー規格のコンパクトなボディの中に、アッパーミドルセダンに近い広々とした空間が広がっています。
その広さをはっきりと体感できるのは、後席の足元。
シートを限界まで後ろに寄せて配置したことで、足元にゆとりのあるスペースを確保しました。
上質な座り心地のシート
シートの座り心地にも、徹底したこだわりがみられます。
柔らかさの中にコシを感じるシートは、移動中の体のずれや疲労感を低減させるために開発されたもの。
このシートのおかげで、長時間のドライブ中も快適なまま過ごすことが可能です。
また、表面の素材も触り心地の良さが徹底的に追求されています。
このようなこだわりが組み合わさった結果、上質な座り心地を実現しました。
快適性にこだわり抜いた空調設備
グレイスでは、空調設備の快適性にも徹底的なこだわりがみられます。
センターコンソールの背面に設置されたリアエアコンアウトレットは、人が快適だと感じる風向きを研究して作られました。
最適な角度で設置されたことで、後席に座る人も快適に過ごすことができます。
空力性能にこだわったエクステリアデザイン
グレイスのもう1つの魅力は、空力性能にこだわったエクステリアデザインです。
グレイスのボディは、ワンモーションデザインのフォルムがベースとなっています。
この空力性能に特化したフォルムに、空力を向上させるフロントスポイラーやトランクスポイラーが追加されました。
このような徹底した空力性能へのこだわりが、スポーティで心地よい走りに大きく貢献しています。
グレイスの特徴はこちらでもご紹介していますので、ぜひご覧ください。
グレイスは、グレードごとの違いを知ってから選ぼう!
グレイスには、「HYBRID DX」「HYBRID LX・Honda SENSING」「HYBRID EX・Honda SENSING」「LX」の4つのグレードが存在します。
グレードごとに走行性能や安全性能などが異なるため、購入する場合は特徴の違いを知っておくことが重要。
試乗などを通してそれぞれの特徴を知り、自分にとってぴったりだと思う1台を見つけてくださいね。
札幌ホンダでは、グレイスの中古車も取り扱っております(※ただし、売り切れの場合もございます)。
グレイスの購入をご検討の際は、ぜひ札幌ホンダへご相談ください!