こんにちは!札幌ホンダ 西店です。
コンパクトカーが持つ燃費性能と広く、快適な室内を併せ持つ4ドアセダンタイプのハイブリッドカー「グレイス」。
2014年に販売が開始され、2015年にはガソリン車も追加されるなどマイナーモデルチェンジをしつつ進化を重ね、2020年7月で生産が終了しましたが中古市場ではいまだ人気の高いクルマです。
今回は、そんなホンダ「グレイス」について、発売からの改良の歴史なども含め、スペックの違いや魅力を説明します。
ホンダ「グレイス」の特徴や魅力は?
2014年に販売が開始された、5ナンバーサイズセダンのハイブリッドカー「グレイス」。
「コンパクトセダンの刷新」というコンセプトのもと、コンパクトカーの扱いやすさと燃費性能に、ミドルセダン並の広々とした室内空間を兼ね備えたクルマとして初登場しました。
見た目の特徴は、低く滑らかなフォルムにボディの横に流れる深いラインとスポーティなスタイル。
ボディ底面への空気の流入を抑えるフロントロアスポイラーや、気流をスムーズにボディ後方へと受け流すトランクスポイラーなど、空力性能に優れたボディデザインになっています。
ハイブリッド車のエンジンは1.5LアトキンソンサイクルDOHC i‐VTECエンジンに高出力モーターを内蔵した7速DCTと、リチウムイオンバッテリー内蔵のIPUを組み合わせたSPORT HYBRID i‐DCDを採用。
ガソリン車は、1.5L直噴DOHC i‐VTECエンジンに無段変速オートマチックを組み合わせています。
ハイブリッドセダンの中でも特に優れた燃費性能で、34.8km/L(JC08モード)の低燃費を実現しています。
グレードは、ベーシックな「ハイブリッドDX」、LEDヘッドライトやクルーズコントロールなどの装備が充実した「ハイブリッドLX」、あんしんパッケージなどを搭載した「ハイブリッドEX」、ガソリン車の「LX」の4タイプで、5ナンバーハイブリッドセダンとして初めての4WD車もラインアップされました。
ホンダ「グレイス」の年式や歴史を詳しく!
「グレイス」は2014年式が初代(GM4/5型)で、現行モデルとなります。
2014年式はハイブリッド専用車として販売されましたが、2015年にはガソリン車(GM6/9型)が2WDタイプと4WDタイプで登場しています。
2015年には、さらに装備面での一部改良が行われ、ボディカラー設定の変更のほか、「HYBRID LX」と「HYBRID EX」に、リアワイドカメラ、オーディオリモートコントロールスイッチなどの「ナビ装着用スペシャルパッケージ」を標準装備。
2016年には「HYBRID LX」と「HYBRID EX」をベースとした特別仕様車「STYLE EDITION」が登場しました。
2017年7月のマイナーモデルチェンジでは、新たなカラーの追加や装備の改良などが行われています。
さらに、「HYBRID LX」と「HYBRID EX」に、対象の位置や速度の測定に強いミリ波レーダーと対象の形や大きさの識別に強い単眼カメラを融合した高精度な検知機能で、安心・快適な運転を支援する安全運転支援システム「ホンダセンシング」も標準装備。
タイプ名称も「HYBRID LX・Honda SENSING」と「HYBRID EX・Honda SENSING」に変更されました。
2018年12月に、「HYBRID LX・Honda SENSING」と「HYBRID EX・Honda SENSING」をベースとした特別仕様車「BLACK STYLE」が発売。
2020年7月に惜しまれつつ販売が終了しています。
「グレイス」基本モデルのスペック
「グレイス」のベーシックモデルである「HYBRID LX」のスペックを紹介します。
【HYBRID LX/DAA‐GM4】
- 全長×全幅×全高(mm) 4,450×1,695×1,475
- 車両重量(kg) FF:1,170、4WD:1,240
- ホイールベース(mm) 2,600
- エンジン 1.5L i-VTEC+i-DCD LEB型:水冷直列4気筒横置
- 総排気量(L) 1.496
- 最高出力(kW[PS]/rpm) エンジン:81[110]/6,000 モーター:22[29.5]/1,313-2,000
- 最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) エンジン:134[13.7]/5,000 モーター:160[16.3]/0-1,313
- 燃料タンク容量(L) 40
- JC08モード燃費(km/L) FF:34.8 4WD:29.6
- 最小回転半径(m) FF:5.1、4WD:5.3
ホンダ「グレイス」の変遷を知って自分に合った車を選ぼう
低燃費とスポーティな走りを追求したハイブリッドセダン「グレイス」。
2014年式が初代(GM4/5型)で、現行モデル。
2014年式はハイブリッド専用車として販売されましたが、2015年にはガソリン車が2WDタイプと4WDタイプで登場しました。
低く流れるようなデザインながら、室内の高さもしっかり確保した快適さなので幅広い層からも人気。
1.5L i-VTECエンジンと高出力モーターを組み合わせたパワーと燃費性能がとても魅力的なクルマです。
さらに、マイナーチェンジ以降は、「Honda SENSING」の標準装備で安全性も飛躍的に向上しました。
札幌ホンダでは「グレイス」の中古車を扱っています(完売している場合もございます)。
今回の紹介を参考に、ライフスタイルに合わせたベストな1台を選んでくださいね。