こんにちは!札幌ホンダ 南郷店です。
ホンダの5人乗り4ドアセダン「インサイト」は、1999年の初登場以来、世代ごとにボディや車格、コンセプトなどを変化させながら、現在は2018年に登場した3代目が現行型として活躍。
高い機能性とスタイリッシュなデザインを両立させたハイブリッドカーとして根強い人気を誇っているクルマです。
今回は、そんな「インサイト」を購入する前に知っておきたい維持費について。
型式やグレードなどの基本情報と共に、燃費や車検費用の目安、軽自動車との比較などを紹介していきます。
※情報は2021年4月26日時点のものです。
「インサイト」はどんなクルマ? 特徴やモデル・グレードを紹介
初代インサイトは、1999年に登場し2006年に販売を終了。
2代目は2009年に登場し2014年に生産・販売を終了しました。
そして、数年の時を経て2018年6月に現行型となる3代目が登場し今に至ります。
まずは世代ごとの特徴やモデル・グレードなどを簡単に説明します。
「インサイト」の基本情報
初代はコンパクトなファストバッククーペ型の2人乗り、2代目はハッチバックボディを採用した5ドアハッチバック、そして3代目は4ドアセダンへと変化しました。
シンプルなプロポーションながら、細部にこだわったボディラインやホイールデザインなどのディティールの造形、高品質な内装といった、車内外の美しさと高級感が大きな特徴です。
「インサイト」のスペック
初代ZE1型(1999年-2006年)
- 全長×全幅×全高(mm) 3,940×1,695×1,355
- ホイールベース(mm) 2,400
- 車両重量(kg) 0.820~0.850
2人乗り3ドアのコンパクトなファストバッククーペとして登場。
ハイブリッドシステムは、1.0LのECA型エンジンにアシスト用薄型直流ブラシレスモーターを組み合わせたHonda IMAシステムを採用しています。
型式はそれぞれ排気量や駆動方式によって区分されており、ZE1は排気量995CC/駆動方式2WDとなります。
グレード展開は、ベーシックグレードの1タイプのみ。
2代目 ZE2/3型(2009年-2014年)
- 全長×全幅×全高(mm) 4,390×1,695×1,425
- ホイールベース(mm) 2,550
- 車両重量(kg) 1,190~1,200
先代の販売終了から時を経た2009年に2代目へとフルモデルチェンジ。
初代モデルのファストバックスタイルのハッチバックボディを継続しつつ、5人乗りの5ドアハッチバックながらコンパクトで使い勝手の良い5ナンバーサイズのクルマになっています。
ZE2は排気量1339CC/駆動方式2WD。
グレードはベーシックグレード「G」、上級グレードの「L」、クルーズコントロールが標準装備されたスポーティな「LS」が設定されています。
ZE3は、2011年のマイナーチェンジと共に登場した1.5L i-VTECエンジン搭載の「エクスクルーシブ」。
排気量1496CC/駆動方式2WDとなっており、グレードは「XG」、「XL」、「XL インターナビセレクト」の3タイプです。
3代目 ZE4型(2018年~ )
- 全長×全幅×全高(mm) 4,675×1,820×1,410
- ホイールベース(mm) 2,700
- 車両重量(kg) 1,370~1,400
2代目までの5ドアハッチバックから、トランクリッドを持った4ドアセダンに変更された3代目。
1.5L DOHC i‐VTECエンジンとHonda独創の2モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i‐MMD」を組み合わたパワートレインとなっています。
排気量は1496CC/駆動方式2WD。
グレードは、スタンダードモデルの「LX」、充実した装備で快適性に優れた「EX」、最上級モデル「EX・ブラックスタイル」が設定されています。
「インサイト」の年式についてのさらに詳しい情報は「ホンダ「インサイト」の年式は?モデルごとの特徴を解説!」を参考にしてみてくださいね。
「インサイト」の維持費はどれくらい?
「インサイト」にかかる年間の維持費を、車検や自動車税・自動車保険料の目安を考慮しながら算出していきます。
維持費にも関係する燃費についても、ご紹介しますね。
「インサイト」の1年にかかる税金額
自動車を所有する場合にかかる税金は自動車税と重量税の2つ。
まず自動車税の金額は、排気量ごとに決められています。
「インサイト」の自動車税は、年式ごとに違いがあります。
初代(ZE1)は1000cc以下となるので、新車登録時期が2019年9月30日以前の場合は年間29,500円、2019年10月1日以降の場合は年間25,000円、2代目以降は1000~1500ccとなるので、新車登録時期が2019年9月30日以前の場合は年間34,500円、2019年10月1日以降の場合は年間30,500円になります。
自動車にかかる税金のもうひとつ重量税は、車両重量によって決定します。
現行型「インサイト」の重量税の場合は、車両重量1,500kg以下に該当するため、重量税は24,600円になります。
※新車新規登録等時、2年自家用の場合
※エコカー減税の適用がない場合
自賠責保険料と任意保険料
自賠責保険は、車を所有するなら必ず加入しなければならない保険で、正式には「自動車損害賠償責任保険」と言います。
保険期間は一般的に、次の車検までの期間分の加入となり、インサイト(普通車)で車検を受ける場合は24カ月契約の20,010円となります。
また、自賠責保険は万が一の交通事故の場合、対人にのみ損害を補償する保険なので、「対物」や「運転者自身の怪我」についての補償は対象外。
その場合は任意保険で補う必要があるので、強制加入ではありませんが、加入しておく必要があります。
こちらの保険は、年齢や走行距離などで保険料や補償内容が変化しますので、ご自身に適した保険を選ばなくてはいけません。
「インサイト」の車検費用
車検とは、正式には自動車検査登録制度のことで、車検費用は「法定費用」「車検基本費用」「部品交換費用」の3つの金額の合計になります。
法定費用は自動車重量税・自賠責保険・印紙代の合計金額で、車種ごとに法律で決めらているので、どこで車検を受けても同額です。
インサイトの場合、法定費用は先ほどご紹介した自動車重量税 24,600円、自賠責保険(24ヶ月)20,010円に印紙代の1,000円〜1,200円を加え、合計が45,610円〜45,810円となります。
車検基本費用は、点検整備費用・測定検査料・車検代行手数料の合計金額で、自動車ディーラーや車検専門店など、どこで車検を受けるかによって金額が変化します。
※名称も各ディーラー・車検専門店によって異なります。
現行型「インサイト」のような普通乗用車の場合は、24カ月定期点検料として約23,000円〜33,000円、測定検査料10,000円、車両代行手数料12,000円が目安です。
今回は、車検基本費用 45,000円~55,000円を相場として計算します。
「部品交換費用」は、車検の際に整備が必要となった場合、パーツの劣化や損傷などを修理交換する際にかかります。
※情報は2021年4月26日時点のものです。
「インサイト」の燃費、年間維持費の合計は?
ガソリン代は、年間の維持費でもっとも金額に差が出る費用です。
参考に「インサイト」のJC08モードを参考として、現行型(ZE4)/燃費34.2km/L、2代目(ZE2)/燃費27.2km/Lとして年間10,000km走行で計算した場合、現行型「インサイト」40,936円、2代目「インサイト」51,471円となります。
※ガソリン代はレギュラー140円/Lで計算
年式の新しいタイプのほうが燃費性能がアップしており維持費が比較的安くなります。
「インサイト」の年間の維持費は?
「インサイト」の一年間の維持費の合計は、どのくらいになるのでしょうか?
【「インサイト」(現行型)の維持費】
- 自動車税 34,500円(2019年9月30日以前の新車登録)
- 重量税 24,600円(1,500kg以下)
- 印紙税 1,000円〜1,200円
- 車検基本費用 45,000円~55,000円
- 自賠責保険 20,010円(24カ月契約)
- 燃費 40,936円(34.2km/Lとして計算)
- 合計 166,046円〜176,246円
※2021年4月26日時点での概算
1年あたりの維持費は17万円前後となるようです。
「インサイト」の維持費を知って購入の参考に
「インサイト」は高い機能性とスタイリッシュなデザインを両立させ、根強い人気を誇っているハイブリッドカー。
インサイト(現行型)の維持費は、自動車税+重量税+車検費用+自賠責保険+燃費で、17万円台ほどかかり、それに加えて任意保険料がプラスされると考えておきましょう。
年型やグレードの維持費の違いなどを考慮して購入を決めると良いかもしれません。
札幌ホンダでは「インサイト」の中古車を取り扱っております。(完売している場合もございます)
ぜひ今回の年間維持費の例を、購入の際の参考にしてみてくださいね。