ホンダ「インスパイア」の維持費は?燃費やモデルごとの違いも解説!

札幌ホンダ 西店

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海辺をドライブする車の運転席

こんにちは!札幌ホンダ西店です。

 

ホンダのフラッグシップセダン「レジェンド」と、ミドルクラスモデルの「アコード」の間に位置する上級セダンとして、1989年に初代が誕生したホンダ「インスパイア」。

 

2007年に発売した5代目を最後に2012年で日本での発売は終了しましたが、V6エンジンによるパワフルな走りと快適なドライビング、高級感と重厚感のあるクールなシルエットで、現在も中古車市場で人気のクルマです。

 

今回は、そんな「インスパイア」を購入する前に知っておきたい維持費について。

型式やグレードなどの基本情報と共に、燃費や車検費用の目安など維持費の内訳、年間維持費の合計を紹介していきます。

※情報は2021年4月23日時点のものです。

 

 

ホンダ「インスパイア」はどんなクルマ?

維持費の前に、まずは「インスパイア」の特徴と現行モデルについて紹介します。

 

「インスパイア」の特徴は?

「インスパイア」は排気量3,000ccクラスのパワフルかつ快適な走り、大型セダンならではの室内の居住性の高さ、そして高級感あふれるシルエットと、格式と実用性を併せ持つクルマとして多くのファンに愛されてきました。

 

搭載されているV型6気筒 3.5L i-VTECエンジンは、力強く伸びやかで快適な走りを生む全域トルクフルエンジンです。

 

走行状況に応じて必要な排気量を効率的にコントロールする可変シリンダーシステムは、気筒数の切り換え時の違和感も抑えられており、力強さと低燃費を両立させた高次元の走りを実現しています。

 

室内は低床化構造で左右席の間を広くとった前席、リアリーディングライトの採用や前席との距離を大きくとった後席で、快適さにこだわったゆとり空間となっています。

 

安全性能は、滑りやすい路面やコーナーでの急激な挙動変化を抑制するVSA(ビークルスタビリティアシスト)を標準装備。

ABS(4輪アンチロックブレーキシステム)、加速時などの車輪空転を防ぐTCS(トラクションコントロールシステム)、旋回時の横すべり抑制といった3つの機能をトータルでコントロールしてクルマの安全性を高めてくれます。

 

インスパイアの年式については、初代から5代目まであります。

年式ごとの特徴やモデル・グレードなどの詳しい情報は「ホンダ「インスパイア」の年式は?モデルごとの特徴を解説!」も参考にしてみてくださいね。

 

 

「インスパイア」のスペック

スペックは4代目・5代目をピックアップしてご紹介していきます。

ホンダ「インスパイア」4代目2003年式モデル(UC1型 2003-2007年)

UC1は排気量2,997㏄/駆動方式2WDで、車両重量は1,530~1,540kgとなっています。

 

グレードは、「アバンツァーレ」,「30TL」及び「30TE」の3種類。

最上グレードの「アバンツァーレ」に搭載された、エンジンの「可変シリンダーシステム(VCM)」や「ドライバー支援装置(HiDS)」などの新機構が搭載されています。

 

ホンダ「インスパイア」5代目2007年式モデル(CP3型 2007-2012年)

CP3は排気量3,471㏄/駆動方式2WDで、車両重量は1,600~1,610kgとなっています。

 

エンジンの排気量は500cc拡大されたJ35A型。

グレードはベーシックな「35TL」、安全装備が充実した「35iL」の2種類です。

 

ホンダ「インスパイア」の維持費の内訳は?

ミニカーとCOSTと電卓

 

「インスパイア」は初代~3代目は中古車の数が限られるため、今回の維持費は4代目・5代目で比較していきます。

 

では、年間の維持費の内訳を車検や自動車税・自動車保険料の目安を考慮しながら算出していきましょう。

 

「インスパイア」の1年にかかる税金額

自動車を所有する場合にかかる税金は自動車税と重量税の2つ。

 

まず自動車税の金額は、排気量ごとに決められています。

「インスパイア」は、4代目の排気量が2,997㏄なので、2,500cc~3,000ccのランクに当たり、新車登録時期が2019年9月30日以前の場合は年間51,000円になります。

「インスパイア」5代目の場合は、排気量が3,471ccなので、3,000cc~3,500ccのランクに当たり、新車登録時期が2019年9月30日以前の場合で年間58,000円になります。

 

自動車にかかる税金のもうひとつ重量税は、車両重量によって決定します。

「インスパイア」の車両重量は、4代目・5代目と共に1,500~2,000kgのランクとなるので、重量税は32,800円になります。

※新車新規登録等時、2年自家用の場合

 

 

自賠責保険料と任意保険料

自賠責保険は、車を所有するなら必ず加入しなければならない保険で、正式には「自動車損害賠償責任保険」と言います。

保険期間は一般的に、次の車検までの期間分の加入となり、「グレイス」(普通車)で車検を受ける場合は24カ月契約の20,010円となります。

 

また、自賠責保険は万が一の交通事故の場合、対人にのみ損害を補償する保険なので、「対物」や「運転者自身の怪我」についての補償は対象外。

その場合は任意保険で補う必要があるので、強制加入ではありませんが、加入しておく必要があります。

こちらの保険は、年齢や走行距離などで保険料や補償内容が変化しますので、ご自身に適した保険を選ばなくてはいけません。

 

 

車検費用

車検とは、正式には自動車検査登録制度のことで、車検費用は「法定費用」「車検基本費用」「部品交換費用」の3つの金額の合計になります。

 

法定費用は自動車重量税・自賠責保険・印紙代の合計金額で、車種ごとに法律で決めらているので、どこで車検を受けても同額です。

インスパイアの場合、法定費用は先ほどご紹介した自動車重量税 32,800円、自賠責保険(24ヶ月)20,010円に印紙代の1,000円〜1,200円を加え、合計が53,810円〜54,010円となります。

 

車検基本費用は、点検整備費用・測定検査料・車検代行手数料の合計金額で、自動車ディーラーや車検専門店など、どこで車検を受けるかによって金額が変化します。

※名称も各ディーラー・車検専門店によって異なります。

 

インスパイアのような普通乗用車の場合は、24カ月定期点検料として約23,000円〜33,000円、測定検査料 約10,000円、車検代行手数料 約12,000円が目安です。

今回は、車検基本費用 45,000円〜55,000円を相場として計算します。

 

「部品交換費用」は、車検の際に整備が必要となった場合、パーツの劣化や損傷などを修理交換する際にかかります。

 

※情報は2021年4月23日時点のものです。

 

 

ホンダ「インスパイア」の燃費や燃料費、年間維持費の合計は?

「インスパイア」の4代目と5代目それぞれの燃費や燃料費、税金や保険などを合計した年間維持費を算出してみましょう。

 

ホンダ「インスパイア」の燃費と燃料費

ガソリン代は、年間の維持費でもっとも金額に差が出る費用です。

こちらも4代目(UC1)・5代目(CP3)でピックアップしてご紹介します。

 

4代目「インスパイア」の10・15モード燃費11.6km/Lを参考として、年間10,000km走行で計算した場合120,690円となります。

 

5代目「インスパイア」の10・15モード燃費9.8km/Lを参考として、年間10,000km走行で計算した場合142,857円となります。

 

※ガソリン代はレギュラー140円/Lで計算

 

 

「インスパイア」の年間維持費合計は?

「インスパイア」の一年間の維持費の合計は、どのくらいになるのでしょうか?

こちらも同じく、4代目(UC1)・5代目(CP3)で比較します。

 

「インスパイア」4代目(UC1)の維持費

  • 自動車税 51,000円(新車登録時期2019年9月30日以前、3,000cc以下)
  • 重量税 32,800円(2,000kg以下)
  • 印紙税 1,000円〜1,200円
  • 車検基本費用 45,000円〜55,000円
  • 自賠責保険 20,010円(24カ月契約)
  • 燃料費 120,690円(11.6km/Lとして計算)
  • 合計 270,500円〜280,700円

 

「インスパイア」5代目(CP3)の維持費

  • 自動車税 58,000円(新車登録時期2019年9月30日以前、3,500cc以下)
  • 重量税 32,800円(2,000kg以下)
  • 印紙税 1,000円〜1,200円
  • 車検基本費用 45,000円〜55,000円
  • 自賠責保険 20,010円(24カ月契約)
  • 燃料費 142,857円(9.8km/Lとして計算)
  • 合計 299,667円〜309,867円

※2021年4月23日時点での概算

 

「インスパイア」の1年あたりの維持費は、4代目と5代目では排気量による税金の差と燃料費で約2.9万円ほど差がつくようです。

 

 

ホンダ「インスパイア」の維持費を知って購入の参考に

高級感と実用性を兼ね備えた高級セダンとして、1989年に誕生したホンダ「インスパイア」。

 

大型セダンとしての広々とした居住空間、走りだしからパワフルな走行性能、シャープでスタイリッシュな外観と、販売を終了した現在もその魅力は健在です。

 

1年間の維持費の内訳としては、自動車税+重量税+車検費用+自賠責保険+燃費となっており、やはり大排気量モデルの分、税金と燃料費で維持費が割高となりそうです。

 

年式によっても維持費の違いがあるので、しっかりと考慮して購入を決めると良いかもしれません。

 

札幌ホンダでは「インスパイア」の中古車を取り扱っております(完売している場合もございます)。

ぜひ今回の年間維持費の例を、購入の際の参考にしてみてくださいね。

 

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