ホンダ「ライフ」の年式は?モデルごとの特徴や変遷を解説!

札幌ホンダ 南インター店

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青空と道

こんにちは!札幌ホンダ 南インター店です。

 

「NIIIシリーズ」の後継モデルとして1971年6月に誕生した、ホンダ「ライフ」。

 

初代ライフから広々とした利便性の高い室内空間と、走行性能の高さが特徴で、発売当初から人気を誇っていました。

2014年に5代目ライフが販売終了し、「N」シリーズへ完全に移行となり長い歴史に幕を閉じましたが、高い人気を博したベストセラーカーです。

 

今回はそんなホンダの人気車種「ライフ」の、歴代モデルごとの特徴や変遷を年式とともに紹介!

それぞれのスペックの違いや魅力をお伝えしたいと思います。

 

 

ホンダ「ライフ」とはどんなクルマ?まず魅力をまとめると

「ライフ」は、ホンダ初の4ドア軽自動車として1971年6月に誕生。

 

車名は「新しい時代のライフスタイルにピッタリ合ったクルマ」を目指すというところから命名されました。

 

横置きの水冷並列2気筒4サイクルエンジンとFF駆動のレイアウトで、広々とした室内空間を実現。

さらに高い走行性能と快適な乗り心地で、発売と同時に高い人気を得ました。

 

初代モデル生産終了後、2代目以降はフルモデルチェンジが行われ、2014年の5代目で販売終了。

新世代の価値観を持つ軽乗用車「N」シリーズへ完全に移行しました。

 

ホンダ「ライフ」は、見た目も上品なボディデザインのものが多く、室内空間は全方向に余裕のある広々としたスペースが魅力。

お買い物やお出かけの際に使い勝手が良い一台です。

 

ホンダ「ライフ」の年式は5代目まで!各特徴や代表スペックをご紹介

「ライフ」の年式は5代目まであります。

それぞれの変遷や特徴、ピックアップした代表スペックを比較していきましょう。

 

 

初代モデルの特徴や変遷、代表車種スペック

初代ライフ SA/WA/VA型(1971年~1974年)は、1971年6月に「NIII」シリーズの後継モデルとして登場。

ホンダ初の軽自動車4ドアを採用し、大人4人がゆっくりとくつろげる室内空間を実現して発売当初より高い人気を博しました。

 

エンジンは、8,000回転で最高出力を発揮する水冷並列2気筒4サイクルエンジンを横置きに搭載し、スペース効率に優れるFF駆動方式を採用。

エンジンにタイミングベルトを採用した日本で最初の自動車です。

 

1971〜1972年にはライトバンモデルと3ドアハッチバックタイプの「ワゴン」、ツインキャブ仕様エンジンを搭載した「ツーリング」も新たに追加。

ライフステップバンを発売し、現在の軽トールワゴンと同様のパッケージングを具現化しました。

 

1973年にはライフピックアップを発売し、1974年に初代ライフは生産を終了しています。

 

初代ライフの基本スペック

初代「ライフ」の「DELUXE」モデルのスペックを参考に紹介します。

 

【DELUXE】

  • 全長×全幅×全高(mm) 2,995×1,295×1,340
  • 車両重量(kg) 510
  • エンジン 水冷並列2気筒OHC(前輪駆動方式)
  • 総排気量(cc) 356
  • 最高出力(PS/rpm) 30/8,000
  • 最大トルク(kgm/rpm) 2.9/6,000
  • 燃料消費率(L) 28(60km/h)
  • 燃料タンク容量(L) 26
  • 最小回転半径(m) 4.4
  • 制動距離(m) 13.0(50km/h)

 

 

2代目ライフの特徴や変遷、代表車種スペック

2代目ライフ JA4型(1997年~1998年)は、初代ライフの販売終了後に約23年のブランクを経て、軽トールワゴンタイプとして1997年4月に登場。

 

エンジンは、直列3気筒SOHCハイパー12バルブを搭載し、トランスミッションは5MTか3ATの組み合わせで後にスタビライザーを備え、軽快な走行性能と揺れの少ない快適な乗り心地に。

 

室内空間をより快適にするために、熱線吸収UVカットガラス、抗菌ステアリングホイールなどを採用。

 

運転席SRSエアバッグが標準装備になり、4輪アンチロックブレーキシステムが全車にオプション設定にしたことで、高い安全性能を実現した人気モデルです。

 

1998年1月には特別仕様車「スーパーセレクト」を発売。

その後、軽自動車法改正の直前に発売された影響も伴い、2代目ライフは1998年10月に販売終了となりました。

 

2代目ライフの基本スペック

2代目「ライフ」の「Bタイプ E-JA4」モデルのスペックを参考に紹介します。

 

【Bタイプ E-JA4】

  • 全長×全幅×全高(mm)3,295×1,395×1,575
  • 車両重量(kg) 750、ABS装着車は760
  • エンジン  水冷直列3気筒横置
  • 総排気量(cm3) 656
  • 最高出力(PS/rpm)  48/6,300
  • 最大トルク(kgm/rpm)5.8/5,500
  • 燃料消費率(L) 27.6(60km/h)
  • 燃料タンク容量(L)30
  • 最小回転半径(m) 4.5

 

 

3代目ライフの特徴や変遷、代表車種スペック

3代目ライフ JB1〜4型(1998年~2003年)は、1998年10月改正された軽自動車規格に伴い、フルモデルチェンジが行われ登場。

ボディサイズは全長3,395mm、全幅1,475mmに拡大されました。

 

車体の拡大により、エンジンはE07Zに変更。

AT車には、新たにFFとデュアルポンプ式4WDの駆動方式も全車に設定され、G-コントロール技術を採用。

運転席&助手席にSRSエアバッグシステムなどを標準装備し、安全性能と環境性能ともに向上しました。

 

1999年には、特別仕様車「メヌエット」を発売。

2000年にターボエンジンを搭載した「ダンク(Dunk)」を新たに追加したことで、トランスミッションのハイギヤ化、透過式メーターの搭載など、様々な標準装備やデザインの変更が行われました。

 

2001年のマイナーチェンジでは、ヘッドライトは2灯式マルチリフレクターになり、全タイプで「優‐低排出ガス」認定を取得したことで、燃費性能も向上。

その後、特別仕様車「トピック」「スーパートピック」「スーパートピックCD」を発売し、2003年の9月に販売終了となりました。

 

3代目ライフの基本スペック

3代目「ライフ」の「 Bタイプ GF-JB1」モデルのスペックを参考に紹介します。

 

【 Bタイプ GF-JB1】

  • 全長×全幅×全高(mm)3,395×1,475×1,605
  • 車両重量(kg) 5MTの場合790、3ATの場合800
  • エンジン  水冷直列3気筒横置(無鉛ガソリン仕様)
  • 総排気量(cm3) 656
  • 最高出力(PS/rpm) 50/7,000
  • 最大トルク(kgm/rpm)6.2/4,500
  • 燃料消費率(L)       5MTの場合26.5 、3ATの場合20.4(60km/h)
  • 燃料タンク容量(L)31
  • 最小回転半径(m) 4.5

 

 

4代目ライフの特徴や変遷、代表車種スペック

4代目 ライフ JB5~8型(2003年~2008年)は、主に女性をターゲットに開発され、先々代とは印象の異なる丸みを帯びたスタイルで2003年9月に登場。

 

前モデルよりも低い全高ながら、軽自動車初の前後・サイドのウォークスルーを実現したチップアップ&スライド助手席や、分割可倒式リヤシートの採用により、機能性が高く使い勝手の良い室内空間を提供しています。

 

エンジンは新開発となる高知能化i-DSIエンジンを搭載。

トランスミッションはMTが廃止され、変速数4速のATのみに変更。

ボディには車同士の衝突時に、衝突エネルギーを効率よく分散・吸収するという「コンパビリティ対応ボディ」など高い安全性能を採用し、低燃費・低排出ガスの両立を実現した人気モデルです。

 

2004年には「第19回カーセンサー Uカー・オブ・ザ・イヤー」軽自動車部門特別賞を受賞し、特別仕様車「F・エアロプレミアム」や「ディーバ(DIVA)」を発売。

翌年には「F・スタイル」を発売しました。

 

2006年の マイナーチェンジの際に「Fタイプ」と「ディーバ」にはセキュリティアラームなど標準装備が追加され、「ディーバ」に統合される形で「Dタイプ」は廃止。

 

2007年には、フルオートエアコンなどの装備が充実した特別仕様車が続々と発売され、2008年の11月に販売終了となりました。

 

4代目ライフの基本スペック

4代目「ライフ」の「Dタイプ CBA-JB5」モデルのスペックを参考に紹介します。

 

【Dタイプ CBA-JB5】

  • 全長×全幅×全高(mm)3,395×1,475×1,580
  • 車両重量(kg) 860
  • エンジン  水冷直列3気筒横置(無鉛ガソリン仕様)
  • 総排気量(cm3) 658
  • 最高出力(PS/rpm) 52/6,700
  • 最大トルク(kgm/rpm) 6.2/3,800
  • 燃料消費率(L)      19.0
  • 燃料タンク容量(L)35
  • 最小回転半径(m) 4.7

 

 

5代目ライフの特徴や変遷、代表車種スペック

5代目ライフ JC1・2型(2008年~2014年)は、シンプルで機能性も実用的な「G」、軽快でシャープなスタイルのスポーティ「DIVA(ディーバ)」、上品・上質でおしゃれな見た目の「PASTEL(パステル)」の3つのグレード構成で、2008年11月に登場。

 

運転席には、世界初の運転席用i-SRSエアバックシステムを搭載。

先代からの高知能化i-DSIエンジンの特性の見直しも行われ、軽快な走行性能と安全性能も高い、低燃費性能を両立したベストセラーモデルです。

 

室内空間は左右分割式のフロントベンチシートを採用し、下げられたサイドガラス下端、大きなリアウインドウ、フロントワイパー位置の見直しなど、全方向において視界の良さと広々とした居住性と快適性を向上しました。

 

2009年に「2009年度グッドデザイン賞」を受賞し、2010年の5月に特別仕様車「コンフォートスペシャル」「スペシャル」を発売。

 

11月のマイナーチェンジにより「PASTEL」は廃止。

ターボ車は「DIVA・ターボ スマートスタイル」のみになり、全車にリアカメラや照明付きオーディオリモートコントロールスイッチなどを追加装備しました。

 

その後2年間で、さらに装備を充実させた特別仕様車「HIDスマートスペシャル」「スマートスペシャル」「コンフォートスペシャル」を販売。

2012年には一部改良が行われ、グレード体系を「C」・「G」・「DIVA」・「DIVA・ターボパッケージ」にの4つに変更。

 

2014年に販売を終了し、ライフは2代目モデルが1997年に復活してから17年(初代モデルからだと43年)の歴史に幕を閉じて、軽乗用車「N」シリーズへ完全移行しました。

 

5代目ライフの基本スペック

5代目「ライフ」の「Cタイプ DBA-JC1」モデルのスペックを参考に紹介します。

 

【 Cタイプ DBA-JC1】

  • 全長×全幅×全高(mm)3,395×1,475×1,610
  • 車両重量(kg) 810
  • エンジン  水冷直列3気筒横置(無鉛ガソリン仕様)
  • 総排気量(cm3) 658
  • 最高出力(PS/rpm) 52/7,100
  • 最大トルク(kgm/rpm) 6.1/3,600
  • 燃料消費率(L)      19.4
  • 燃料タンク容量(L)30
  • 最小回転半径(m) 4.5

 

 

ホンダ「ライフ」の年式ごとの変遷を知って自分に合った車を選ぼう

1997年登場の初代モデルの登場後、2代目以降のフルモデルチェンジから5代目ライフまで17年と長い歴史のある「ライフ」。

 

「ライフ」の特徴でもある広々とした空間はもちろん、室内の居住性も向上。

3代目でフルモデルチェンジが行われてボディサイズが拡大し、燃費性能や安全性能も高い軽自動車となりました。

 

歴代モデルの年式ごとに充実した装備を備え、実用性・機能性を併せ持つ車として、2014年販売終了まで活躍した人気のベストセラーカーです。

 

札幌ホンダでは「ライフ」の中古車を扱っています(完売している場合もございます)。

今回の年式と変遷の紹介を参考に、自分にあったベストな1台を選んでくださいね。

 

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