こんにちは!札幌ホンダ 南インター店です。
ホンダのNシリーズ「N-ONE」は、広い室内で使い勝手が良く普段乗りに最適な「Nシリーズ」。
軽トールワゴンでありながら、個性と先進性を表現したハッチバック風スタイルが特徴で、ファミリー層にも人気のクルマです。
今回はそんな「N-ONE」を購入する前に知っておきたい維持費について。
型式やグレードなどの基本情報と共に、燃費や車検費用の目安などをもとに、駆動方式ごとの維持費の比較も交えてご紹介していきます。
※情報は2021年2月19日時点のものです。
ホンダ「N-ONE」はどんなクルマ?基本スペックを紹介
1967年に発売されたホンダ初の軽自動車「ホンダN360」のデザインをルーツとしたNシリーズ。
「N-ONE」は、その第3弾として2012年11月に初登場しました。
“どこか懐かしさを感じる外観” を意識した、丸い目が印象的なフロントビューが親しみやすく、室内のインテリアも、タイプごとに全体の色調やトーン、素材や質感までをこだわりぬいた個性あふれる心地よい空間となっています。
「N-ONE」の型式とグレード、スペック
初代 JG1/2型(2012年-2020年)
型式はそれぞれ排気量や駆動方式によって区分されています。
JG1は排気量658CC/駆動方式2WD、JG2は排気量658CC/駆動方式4WD。車両重量は830~920kgです。
グレード展開は、スタンダードモデルの「G」、エクステリアとインテリアにこだわった上級仕様の「プレミアム」、ターボ仕様車の「ツアラー」と、そのそれぞれのタイプに、装備が充実した「Lパッケージ」を追加。
2015年のマイナーモデルチェンジでは、低全高モデルの「ローダウン」やコンプリートカーの「モデューロ X」も登場しました。
2017年のマイナーモデルチェンジで「G」と「Tourer」が「Standard」に改名されています。
搭載エンジンは、新開発されたS07A型エンジンとCVTを採用。力強い走りと伸びやかな加速、そして低燃費がバランス良く融合。
車高があるにも関わらずセンタータンクレイアウトがもたらす重心の低さにより、見た目よりも穏やか乗り心地となっています。
2代目 JG3/4型(2020年-)
型式はそれぞれ排気量や駆動方式によって区分されています。
JG3は排気量658CC/駆動方式2WD、JG3は排気量658CC/駆動方式4WDで、車両重量は840~910kgです。
グレード展開は、「オリジナル」、「プレミアム」、「プレミアムツアラー」、「RS」(FFのみ)を設定。
初代モデルの低全高「ローダウン」仕様の外観を継承したことから全高が1,540mmに統一され、2代目からは軽セミトールワゴンにカテゴライズされています。
エンジンはS07B型で、走りと低燃費の両立、街中や坂道での加速性能や高速道路での快適さは折り紙付き。
トランスミッションはCVTに加え、6MTを設定しています。
また、衝突軽減ブレーキや誤発進抑制機能など10種類の機能から成る安全運転支援システム「ホンダセンシング」が標準搭載され、安全性能が飛躍的に強化されています。
「N-ONE」の年式についてのさらに詳しい情報は「ホンダ「N-ONE」の年式は?モデルごとの特徴を解説!」を参考にしてみてくださいね。
「N-ONE」の年間の維持費はどれくらい?
「N-ONE」にかかる年間の維持費を、車検や自動車税・自動車保険料の目安を考慮しながら算出していきます。
「N-ONE」の1年にかかる税金額
自動車を所有する場合にかかる税金は自動車税と重量税の2つ。
まず自動車税の金額は、排気量ごとに決められています。
軽自動車は一律の金額になり、「N-ONE」は軽自動車規格なので、軽自動車税の年間10,800円(平成27年4月1日以後に最初の新規検査をした車両)になります。
自動車にかかるもうひとつの税金「重量税」も車両重量によって決定しますが、軽自動車の場合は6,600円です。
※エコカー減税の適用なし
※新車新規登録等時、2年自家用の場合
自賠責保険料と任意保険料
自賠責保険は、車を所有するなら必ず加入しなければならない保険で、正式には「自動車損害賠償責任保険」と言います。
保険期間は一般的に、次の車検までの期間分の加入となり、「N-ONE」(軽自動車)で車検を受ける場合は2WD・4WD共に24カ月契約の19,730円となります。
また、自賠責保険は万が一の交通事故の場合、対人にのみ損害を補償する保険なので「対物」や「運転者自身の怪我」についての補償は対象外。
その場合は任意保険で補う必要があるので、強制加入ではありませんが、加入しておく必要があります。
こちらの保険は、年齢や走行距離などで保険料や補償内容が変化しますので、ご自身に適した保険を選ばなくてはいけません。
「N-ONE」の車検費用
車検とは、正式には自動車検査登録制度のことで、車検費用は「法定費用」「車検基本費用」「部品交換費用」の3つの金額の合計になります。
法定費用は自動車重量税・自賠責保険・印紙代の合計金額で、車種ごとに法律で決めらています。
N-ONEの場合、法定費用は先ほどご紹介した自動車重量税 6,600円、自賠責保険(24ヶ月)19,730円に印紙代の1,100円を加え、合計が27,430円となります。
車検基本費用は、点検整備費用・測定検査料・車検代行手数料の合計金額で、自動車ディーラーや車検専門店など、どこで車検を受けるかによって金額が変化します。
※名称も各ディーラー・車検専門店によって異なります。
軽自動車だと24カ月定期点検整備費用として約15,000円〜25,000円、測定検査料約10,000円、車検代行手数料約12,000円が目安で、合計で37,000円〜47,000円ほどになります。
今回は、車検基本費用を37,000円〜47,000円を相場として計算します。
「部品交換費用」は、車検の際に整備が必要となった場合、パーツの劣化や損傷などを修理交換する際にかかります。
※情報は2021年2月19日時点のものです。
「N-ONE」の燃費と維持費の合計を2WDと4WDで比較
では、「N-ONE」の燃費と年間の燃料費、維持費の合計を2WD車・4WD車それぞれでみていきましょう。
「N-ONE」の燃費と年間の燃料費は?
ガソリン代は、年間の維持費にもっとも差が出る費用です。
現行型「N-ONE」のJC08モード燃費を参考にすると、2WD車(JG3) /燃費28.8km/L、4WD車(JG4)/燃費25.4km/Lとして年間10,000km走行で計算した場合、2WD車45,139円、4WD車51,181円となります。
※ガソリン代はレギュラー130円/Lで計算
やはり燃料代は2WD車と4WD車で差が出るので、日常的な走行距離によっては2WDの維持費は安くなります。
「N-ONE」の維持費を2WDと4WDを比較!
「N-ONE」の年間の維持費は、2WD車と4WD車で比べるとどのくらいの差があるのでしょうか?
【「N-ONE」(2WD車)の維持費】
- 自動車税 10,800円(軽自動車)
- 重量税 6,600円(軽自動車、エコカー減税適用なし)
- 印紙代 1,100円
- 車検基本費用 37,000円〜47,000円
- 自賠責保険 19,730円(24カ月契約)
- 燃費 45,139円(28.8km/L、レギュラー130円/Lとして計算)
- 合計 120,369円〜130,369円
【「N-ONE」(4WD車)の維持費】
- 自動車税 10,800円(軽自動車)
- 重量税 6,600円(軽自動車、エコカー減税適用なし)
- 印紙代 1,100円
- 車検基本費用 37,000円〜47,000円
- 自賠責保険 19,730円(24カ月契約)
- 燃費 51,181円(25.4km/L、レギュラー130円/Lとして計算)
- 合計 126,411円〜136,411円
※2021年2月19日時点での概算
1年あたりの維持費は、燃費の差で2WDのほうが4WDに比べて多少安くなるようですが、寒冷地や降雪地帯での雪道の運転では4WDのほうが安心して運転できるのでおすすめです。
ホンダ「N-ONE」の維持費を知って購入の参考に
ホンダの人気車種である「N-ONE」の年間の維持費について調べてきました。
自動車税+重量税+車検費用+自賠責保険+燃費で、2WD車・4WD車ともに12万円台〜13万円台ほどとなり、それに加え任意保険料がプラスされると考えておきましょう。
モデルによって燃費性能やメンテナンス面で差が出るので、維持費の違いなどを考慮して購入を決めると良いかもしれません。
札幌ホンダでは「N-ONE」の中古車を取り扱っております(完売している場合もございます)。
ぜひ今回の年間維持費の例を、購入の際の参考にしてみてくださいね。