こんにちは!札幌ホンダ 南郷店です。
ホンダを代表するミニバンとして長年愛され続けている「オデッセイ」。
低重心による安定した走りと上質な室内空間で、多くのファミリー層から支持を集めています。
中古車市場でも依然として高い人気を誇り、その魅力は色褪せていません。
今回は、オデッセイの特徴やグレード構成、乗り心地、サイズなど、総合的な魅力をわかりやすくご紹介します。
中古車選びの参考にぜひお役立てください。
※リンク先のコラムは作成時点の情報に基づいています。
※2025年6月時点の情報です。
ホンダ「オデッセイ」はこんなクルマ!
ホンダ「オデッセイ」は、1994年の初代登場以来、ミニバンの新しい価値を創造し続けてきました。
超低床プラットフォームによる広い室内空間と、セダンのような安定した走行性能を両立した独創的な設計が最大の特徴です。
年式ごとの特徴・グレード(タイプ)を見ていきましょう。
初代モデル(1994年10月〜1999年11月)
初代オデッセイは、多人数乗車の利便性とセダンの上質な走りを融合させた、革新的なコンセプトで登場しました。
画期的な低床・低全高設計により、広い室内空間と優れた走行安定性を同時に実現。
全席をつなぐウォークスルー機能やフラットな床面など、従来のミニバンにはない使い勝手の良さで話題となりました。
4枚のヒンジドアを採用することで、幅広い年齢層の方が快適に乗り降りできる親しみやすさも備えていました。
1994年10月の登場時点では、3タイプをラインナップ。
- B(7人乗りのみ)
- S(6人乗り/7人乗り)
- L(6人乗り/7人乗り)
1998年11月にはタイプの追加があり、下記のラインナップとなりました。
オデッセイ
- S
- M
- ファインスピリット
- エアロスピリット
- L
オデッセイ・プレステージ
- VG
- VGツーリング
- VZ
1999年8月、Sタイプ特別仕様車「スマートスピリット」も登場しています。
2代目モデル(1999年12月〜2003年9月)
2代目では、初代の基本コンセプトを継承しながら、さらなる上質感と使い勝手の向上を実現。
スペアタイヤの床下収納や3列目シートの一体格納機能など、より実用的になりました。
7インチワイドディスプレイを採用した「ホンダ・ナビゲーションシステム」の搭載で先進性も向上し、使い勝手がさらにアップしました。
1999年12月のフルモデルチェンジでは、下記のタイプのラインナップとなりました。
- S
- M
- L
- VG
- VZ
※駆動方式別(FF、4WD)でそれぞれラインナップ
2000年08月には、新タイプ「MQ」を追加設定。
さらに、2002年10月のマイナーモデルチェンジ後のラインナップは下記のとおりです。
- S
- M
- MQ
- L
- アブソルート
- VG
- VZ
3代目モデル(2003年10月〜2008年9月)
3代目は、立体駐車場にも入庫可能な低全高(1,550mm)を実現しながら、室内高は従来モデルより5mm向上。
新開発の2.4L DOHC i-VTECエンジンとCVT+7スピードモードの組み合わせで、高い走行性能と優れた燃費性能を両立しました。
2003年10月のフルモデルチェンジ後のラインナップをご紹介します。
- S
- M
- L
- アブソルート
2007年2月のマイナーモデルチェンジで、下記のラインナップとなりました。
- B
- S
- Sエアロパッケージ
- M
- Mエアロパッケージ
- M助手席リフトアップシート車
- L
- アブソルート
4代目モデル(2008年10月〜2013年9月)
4代目では、「感性クオリティ」をコンセプトに、人とクルマの一体感、全席の爽快感、独自の存在感を追求。
フロントピラーをスリム化し、クラストップレベルの最小回転半径5.4mを実現するなど、運転のしやすさも大幅に向上しました。
2008年10月時点のラインナップは下記のとおりです。
- M
- L
- Li
- アブソルート
2012年07月の一部改良で、下記ラインナップとなりました。
- M・S
- M
- M・エアロパッケージ
- MX
- MX・エアロパッケージ
- Li
- アブソルート
※福祉車両(助手席リフトアップシート車)のラインナップもあります。
現行5代目モデル(2013年10月~)
2025年6月時点の現行5代目モデルは、3列すべてが広く快適で、上質な室内空間と走行性能を今までにない高い次元で両立。
リアにスライドドアを採用しながら、超低床プラットフォームで歴代オデッセイの走りの良さを継承しています。
圧倒的に低いステップ高(約30cm)と大開口のスライドドアで、優れた乗降性を実現しました。
2013年10月のラインナップをご紹介します。
オデッセイ
- B
- G
- G・EX
オデッセイ アブソルート
- ABSOLUTE
- ABSOLUTE・EX
- G <サイドリフトアップシート車>
- G <助手席リフトアップシート車>
2014年5月、「G・エアロパッケージ」が新たに追加されました。
2023年12月のマイナーモデルチェンジ
2023年12月には一部改良が実施され、3つの「e:HEV」グレードで復活。
新デザインのフロントグリル採用により高級感がさらに向上し、2列目に4ウェイパワーシートを標準装備するなど、快適性も大幅に進化しました。
ラインナップは、下記のとおりです。
- e:HEV ABSOLUTE
- e:HEV ABSOLUTE・EX
- e:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITION
オデッセイの年式やグレードに関する詳しい情報については、下記もあわせてご覧ください。
オデッセイの年式は?モデルごとのグレードやスペック、装備を解説!
ホンダ「オデッセイ」の乗り心地は?
オデッセイの乗り心地は、ミニバンとは思えないほど洗練されており、低重心設計で安定感が高く、セダンのような上質な走行フィールを体感できます。
居住性
2列目には、最大170度のリクライニング機能を持つ両側アームレスト付4ウェイパワーシートを採用。
オットマンとリクライニングの電動操作により、きめ細やかな調節が可能で、包み込まれるような座り心地を実現しています。
折りたたみ式のセンターテーブルやミニテーブル付きアームレスト、USBチャージャー(Type-C)も標準装備され、快適な移動空間を提供。
3列目シートは3分割リクライニング機構により、中央席と左右席の角度を変えることで、3名が快適に座れる設計となっています。
また、快適性にも優れており、IRカット〈遮熱〉ガラスとスーパーUVカットガラスにより、ジリジリ感を生む赤外線を抑制し、紫外線を約99%カットします。
運転席と助手席にはシートヒーター(2段階調節)を装備し、寒い日のドライブも快適です。
静粛性
遮音機能付ガラスをフロントウインドウ、フロントドア、リアドア、リアクォーターに採用し、優れた静粛性を実現。
2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」を搭載したモデルでは、電気モーターによる静かで滑らかな走行も楽しめます。
詳しい乗り心地の特徴については、こちらのコラムもご参照ください。
ホンダ「オデッセイ」のサイズもチェック!車中泊は可能?

オデッセイのサイズは、実用性と取り回しの良さを両立した絶妙なバランスが魅力です。
サイズ
現行モデルのボディ・室内空間・荷室のサイズは次のようになっています。
- ボディサイズ:全長4,860mm/全幅1,820mm/全高:1,695mm
- 室内空間のサイズ:長さ2,915mm/幅1,560mm/高さ:1,285mm
- 荷室のサイズ:開口部高1,030mm/奥行き1,370mm/最大幅1,160mm
荷室は3列目シートを格納することで奥行きの広いスペースを確保可能。
開口部の高さや荷室内の幅の大きさや低床設計による地上高の低さ(525mm)は、重い荷物のスムーズな積み降ろしを可能にしました。
ホンダ「オデッセイ」は車中泊も可能!
オデッセイは車中泊にも適した設計で、多彩なシートアレンジが可能です。
特に1列目と2列目を組み合わせると、車中泊に最適な広いベッドスペース(約208cm)を確保できます。
シートを最大まで倒してスライドさせれば足を伸ばして寝られるほどの空間ができるところもポイント。
厚めのマットレスを用意すれば、大人でも快適に車中泊を楽しめるでしょう。
オデッセイのサイズや車中泊に関する詳細情報については、下記もあわせてご覧ください。
ホンダ「オデッセイ」は何人乗り?荷室の使い勝手もチェック!
ホンダ「オデッセイ」のサイズは?ボディ・室内・荷室など詳しく解説
ホンダのオデッセイでキャンプや車中泊を楽しむ!積み方&車中泊のコツ
ホンダ「オデッセイ」を中古車で選ぶなら!
オデッセイを中古車で選ぶ際は、価格帯や装備などさまざまな観点から検討することが重要です。
価格帯
初代モデル(1994年10月~1999年12月)・2代目モデル(1999年12月~2003年10月)は、発売から年数が経っており、市場在庫が少ない状況です。
そのため、3代目モデル(2003年10月~2008年10月)から現行5代目モデルをピックアップしてご紹介します。※2025年6月時点
- 3代目モデル(2003年10月~2008年10月):30万円台~150万円台
- 4代目モデル(2008年10月~2013年10月):30万円台~300万円台
- 5代目モデル(2013年10月~):200万円台~500万円以上
※2025年6月時点での本体の相場価格であり、初期費用や諸税金が別途加算されます。
中古車の価格は、年式、走行距離、グレード、車両の状態などで変動します。
また、新しい年式のモデルほど装備や機能が充実しているため、価格は上がる傾向にあります。
装備・グレード構成
2025年6月時点の現行モデルでは、「e:HEV ABSOLUTE」「e:HEV ABSOLUTE・EX」「e:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITION」の3グレードを展開。
上位グレードになるほど、本革シートやワイヤレス充電器、ハンズフリーアクセスパワーテールゲートなどの快適装備が充実します。
先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」は全グレードに標準装備され、安心・安全な運転をサポートします。
オデッセイのグレードの違いは、下記コラムでもご紹介しています。
ホンダ「オデッセイ」のグレードの違いを詳しく解説!どれを選ぶべき?
ファミリーでの使いやすさ
現行5代目モデルは7人乗りの設定で、2列目プレミアムクレードルシートによる快適性と3列目の実用性を両立。
低いステップ高(約30cm)により、小さなお子様からご高齢の方まで楽に乗り降りできます。
両側パワースライドドアとジェスチャーコントロール機能により、荷物で両手が塞がっていても開閉操作が可能です。
走行性能
超低床プラットフォームによる低重心設計で、安定した走りを実現。
現行モデルの2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」搭載モデルでは、走行状況に応じて最適なモードを自動選択し、優れた燃費性能と力強い走りを両立します。
最小回転半径5.4mにより、狭い道や駐車場でも取り回しが良好です。
オデッセイの走行性能については、下記コラムもあわせてご覧ください。
維持費
車の維持費の種類には「燃費」「税金」「保険料」「車検費用」があります。
この中でも燃費性能は、日々のランニングコストに大きく影響するため、特に注目したいポイントです。
現行モデルの「e:HEV」システムは、WLTCモードで優れた燃費性能を実現。
従来のガソリン車と比較して、燃料費を抑えられるのが特徴です。
5代目オデッセイの「e:HEV ABSOLUTE」は、WLTCモードで19.9km/Lという優れた燃費性能を誇り、街乗りから高速道路まで幅広いシーンで経済的な走りが期待できます。
オデッセイの中古車選びに関する情報については、下記もあわせてご覧ください。
ホンダ「オデッセイ」の中古車でおすすめは?選び方のポイントや相場も
オデッセイの維持費はいくら?燃費は?軽自動車との比較も紹介!
オデッセイは長距離ドライブ向き?気になる燃費は?
ホンダ「オデッセイ」は上質で使い勝手の良いミニバン
ホンダ「オデッセイ」は、独創的な超低床プラットフォームにより、ミニバンの広い室内空間と優れた走行性能を高次元で両立した魅力的な一台です。
1994年の初代登場から現在まで、常に革新的な技術と設計で新しい価値を創造し続けてきました。
2025年6月時点の現行5代目モデルでは、2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」搭載モデルをラインナップしており、優れた燃費性能と上質な走りを実現。
中古車市場でも高い人気を維持しており、ファミリーカーとしての実用性と走りの楽しさを求める方に最適な選択肢といえるでしょう。
札幌ホンダでは、オデッセイの中古車を取り扱っております(※ただし、完売の場合もございます)。
オデッセイの購入をご検討の際は、ぜひ札幌ホンダへご相談ください!
※リンク先のコラムは作成時点の情報に基づいています。







