こんにちは!札幌ホンダ 南インター店です。
2015年に登場したホンダのオープン・2シーター「S660(エスロクロクゼロ)」。
軽自動車規格でありながら「ミッドシップエンジン・リアドライブ(MR)」レイアウトが採用された、解放感あふれるデザインとパワフルな走りで高い人気を得ているスポーツカーです。
今回は、そんな「S660」を購入する前に知っておきたい維持費について。
その特徴や基本情報と共に、燃料費や税金の目安など維持費の内訳、年間維持費の合計を紹介していきます。
※情報は2021年4月16日時点のものです。
ホンダ「S660」はどんなクルマ?
まずは、ホンダ「S660」の特徴と現行モデルのグレードを紹介します。
ホンダ「S660」の特徴
2015年に登場したホンダのミッドシップ2シーターオープン軽自動車「S660」。
コンパクトで開放感あふれるボディフォルムと機能性に優れたデザイン、快適なドライビングにこだわり無駄を排除した室内空間が魅力です。
衝突安全性能の向上のため、直線+なめらかな曲線で構成したボディ骨格で高剛性、高強度化と軽量化を両立を実現しています。
パワートレインは、専用設計ターボチャージャーを採用した高回転型660cc DOHCエンジンを搭載。専用設計ターボチャージャーにより、優れたアクセルレスポンスを実現。
軽自動車でありながらMRがもたらす運動性能をオープンボディで最大限に引き出しているのはもちろん、オートマ免許で乗れるCVTと3ペダル式6速MTを選択可能です。
「S660」は今も初代モデルが販売活躍中ですが、先日その生産が2022年3月に終了することが発表されています。
その他の特徴やグレードなどの詳しい情報は「ホンダ「S660」の年式は?特徴や魅力を解説!」を参考にしてみてくださいね。
ホンダ「S660」(JW5型)のスペック
現行型「S660」の基本グレード「β」(CVT車・JW5型)のスペックも参考にご紹介します。
β【JW5型】
- 全長×全幅×全高(mm) 3,395×1,475×1,180
- 車両重量(kg) 850
- 総排気量(L) 0.658
ホンダ「S660」の維持費の内訳は?
「S660」にかかる年間の維持費を、車検や自動車税・自動車保険料の目安を考慮しながら算出していきます。
「S660」の1年にかかる税金額
自動車を所有する場合にかかる税金は自動車税と重量税の2つ。
まず自動車税の金額は、普通車の場合は排気量ごとに決められており、軽自動車は一律の金額になります。
「S660」は軽自動車規格なので、軽自動車税の年間10,800円(平成27年4月1日以後に最初の新規検査をした車両)になります。
自動車にかかる税金のもうひとつ重量税は、車両重量によって決定しますが、軽自動車の場合は6,600円です。
※新車新規登録等時、2年自家用の場合
※エコカー減税の適用がない場合
自賠責保険料と任意保険料
自賠責保険は、車を所有するなら必ず加入しなければならない保険で、正式には「自動車損害賠償責任保険」と言います。
保険期間は一般的に、次の車検までの期間分の加入となり、「S660」(軽自動車)で車検を受ける場合は24カ月契約の19,730円となります。
また、自賠責保険は万が一の交通事故の場合、対人にのみ損害を補償する保険なので、「対物」や「運転者自身の怪我」についての補償は対象外。
その場合は任意保険で補う必要があるので、強制加入ではありませんが、加入しておく必要があります。
こちらの保険は、年齢や走行距離などで保険料や補償内容が変化しますので、ご自身に適した保険を選ばなくてはいけません。
「S660」の車検費用
車検とは、正式には自動車検査登録制度のことで、車検費用は「法定費用」「車検基本費用」「部品交換費用」の3つの金額の合計になります。
法定費用は自動車重量税・自賠責保険・印紙代の合計金額で、車種ごとに法律で決めらています。
S660の場合、法定費用は先ほどご紹介した自動車重量税 6,600円、自賠責保険(24ヶ月)19,730円に印紙代の1,100円を加え、合計が27,430円となります。
車検基本費用は、点検整備費用・測定検査料・車検代行手数料の合計金額で、自動車ディーラーや車検専門店など、どこで車検を受けるかによって金額が変化します。
※名称も各ディーラー・車検専門店によって異なります。
軽自動車だと、24カ月定期点検整備費用として約15,000円〜25,000円、測定検査料約10,000円、車検代行手数料約12,000円が目安で、合計で37,000円〜47,000円ほどになります。
今回は、車検基本費用を37,000円〜47,000円を相場として計算します。
「部品交換費用」は、車検の際に整備が必要となった場合、パーツの劣化や損傷などを修理交換する際にかかります。
※情報は2021年4月16日時点のものです。
ホンダ「S660」の燃費や燃料費は?年間維持費の合計も
「S660」の燃費や燃料費、税金や保険などを合計した年間維持費を算出してみましょう。
あわせて、維持費を抑える方法についてもご紹介します!
ホンダ「S660」の一年間の燃費と燃料費
ガソリン代は、年間の維持費でもっとも金額に差が出る費用です。
「S660」はCVT車でWLTCモード燃費20.0km/Lとなっており、これを参考にして年間10,000km走行で計算した場合70,000円となります。
※ガソリン代はレギュラー140円/Lで計算
ホンダ「S660」の年間維持費合計は?
「S660」の一年間の維持費の合計は、どのくらいになるのでしょうか?
「S660」(JW5型)の年間維持費
- 自動車税 10,800円(軽自動車)
- 重量税 6,600円(軽自動車)
- 印紙税 1,100円
- 車検基本費用 37,000円〜47,000円
- 自賠責保険 19,730円(24カ月契約)
- 燃費 70,000円(20.0km/Lとして計算)
- 合計 145,230円〜155,230円
※2021年4月16日時点での概算
「S660」の1年あたりの維持費は全部で145,000円〜155,000円ほどが目安になるようです。
S660の維持費を節約する方法もある?
クルマのある暮らしを楽しむうえで、なるべく1年間の維持費は節約したいもの。
「S660」にかかる年間維持費の中で、税金や自賠責保険以外の部分で出費を抑えられるところもあります。
「S660」は、スポーツカーでありながら、実用性に優れたホンダの軽自動車「N-ONE」や「N-BOX」のエンジンをベースとしているので、燃費性能が良いのが魅力です。
燃費を抑える手段として、「S660」はCVT車ではWLTCモード燃費20.0km/L、6速MT車でWLTCモード燃費20.6km/Lと多少の差があるため、長距離運転が頻繁にある場合は燃費性能を重視した方を選ぶと良いでしょう。
また、車検の費用についても節約は可能で、ディーラーやカー用品店、車検代行業者と、基本料や手数料を比較してお得な方法を選ぶのがオススメ。
最近は点検・整備費用がかからない「ユーザー車検」なども注目されており、全国の運輸支局で受けることができます。
「ユーザー車検」は、ユーザー自身に車の点検・整備に関する知識が必要ですが、近年はインターネットで情報収集ができる環境が整ってきていることもあり、その敷居も下がっています。
ホンダ「S660」の維持費を知って購入の参考に
ホンダの軽自動車規格の2シーターオープンスポーツカー「S660」。
スポーティな走りとオープンドライビングの開放感、「走る喜び」にこだわったそのスタイルが、多くのドライバーの心を掴んでいます。
維持費の内訳としては自動車税+重量税+車検費用+自賠責保険+燃費でとなっており、1年間の合計では145,000円〜155,000円ほどが目安となります。
スポーツカーでありながら軽自動車規格である分、かなりお得になっています。
燃費や車検費用など、予め節約法なども考慮して購入を決めると良いかもしれません。
札幌ホンダでは「S660」の中古車を取り扱っております(完売している場合もございます)。
ぜひ今回の年間維持費の例を、購入の際の参考にしてみてくださいね。