こんにちは!札幌ホンダ南郷店です。
2015年に誕生したホンダ「S660(エスロクロクマル)」は、日常に興奮と驚き、開放感を与えてくれる「走る喜び」にこだわったオープンスポーツカー。
心地よい加速感と高い旋回性能を誇り、快適なドライビング空間を演出する軽自動車規格のスポーツカーとして、多くのドライバーの心を掴んでいます。
今回はそんなホンダの人気車種「S660」について、現役モデルの特徴や魅力を紹介していきます。
ホンダ「S660」は2015年式が現行モデル!その魅力とは
1991~1996年に販売されていたホンダの軽規格オープンカー「ビート」の販売終了から、約19年ぶりに復活した軽規格の2シーターオープンスポーツカー「S660」。
2015年4月に発売を開始し、2015年式が現行モデルとなっています。
ボディーフォルムは開放感あふれるオープン・2シーター。
機能性に優れたデザインは、ホンダ車共通のデザインモチーフ「ソリッドウイング・フェイス 」を採用したフロントビュー。
ボディサイドのシャープなキャラクターラインが、その高い運動性能をイメージさせてくれる一台です。
風の巻き込みを抑えてオープンエアの爽快さを磨いたフロントウインドウ、コンパクトなボディでありながら高密度なフォルムが、スポーティさを演出しています。
高い旋回性能にこだわり、駆動方式に「ミッドシップエンジン・リアドライブ(MR)」レイアウトを採用。
フロントフェンダーにはエアアウトレット、リアフェンダーにはエアインレットが設けられています。
軽自動車でありながら、MRがもたらす運動性能をオープンボディで最大限に引き出しているのが特徴です。
パワートレインは、専用設計ターボチャージャーを採用した高回転型660cc DOHCエンジンを搭載。
「N-BOX」をはじめとしたNシリーズに搭載されている「S07A」型をベースとした改良型となっており、低・中速域での力強さを誇るターボと優れたアクセルレスポンスを実現しています。
トランスミッションは、加速の良さと高速巡航時の快適性にこだわった新開発の6速MTを採用。
スポーツモードへ切り替えが可能な7速パドルシフト付CVTを設定し、MT感覚のシフトチェンジを楽しめます。
WLTCモード走行の燃料消費率は、6MT車が20.6km/Lになっており、アイドリングストップ機構が装備されたCVT車は20.0km/Lいう数値を実現。
走りを存分に楽しめるよう極力抑えられた燃費の良さも魅力のひとつです。
安全性能は、衝突安全設計ボディとして、直線となめらかな曲線で構成したボディ骨格「一線入魂ボディ」を採用。
全体の60%以上にハイテン材(高張力鋼板)を使用し、オープンボディにおける強さと軽さを徹底的に磨き上げています。
また、渋滞中などで、前のクルマとの追突回避を支援する「シティブレーキアクティブシステム(低速域衝突軽減ブレーキ+誤発進抑制機能)」をメーカーオプション設定され、衝突の際もさまざまな衝撃に対応する4つのエアバッグを標準装備しているなど安全装備も万全となっています。
ホンダ「S660」2015年式の現在までの変遷を詳しく!
2015年4月に発売を開始したホンダ「S660」(JW5型)のラインナップは、ベーシックタイプの「β」とクルーズコントロール、ステンレス製スポーツペダルなどの専用装備のほか、インテリアパーツにクロームメッキが採用された上級タイプの「α」との2タイプ構成。
また、660台限定で同時発売された特別限定車「S660 CONCEPT EDITION」は、第43回東京モーターショー2013で公開した「Honda S660 CONCEPT」をモチーフとしたモデルとなっており、こちらも専用装備が施されています。
2017年5月には、特別仕様車「Bruno Leather Edition(ブルーノ レザー エディション)」、10月に特別仕様車「#komorebi edition(コモレビ エディション)」が、どちらも期間限定受注で登場。
2018年5月にボディカラーの設定が変更され、さらに「α」のみ、S660専用Gathers スカイサウンド インターナビの装着を可能とするナビ装着用スペシャルパッケージが標準装備されました。
また、新たに追加されたコンプリートモデル「Modulo X」が登場しています。
2018年12月には特別仕様車「Trad Leather Edition」が登場し、「α」をベースにエクステリアではブラウンロールトップと専用アルミホイールを採用。
安全装備・ボディカラーの変更などがありました。
2020年1月10日のマイナーモデルチェンジでは、ボディカラーの設定やフェンダー、ヘッドライト、フロントグリル、アルミホイールのデザインが変更され、2021年3月12日には特別仕様車「Modulo X Version Z」が設定。
デザインの変化や安全性能の向上などを経て、今も初代モデルが現役で活躍しています。
ホンダ「S660」主要モデルのスペックを紹介
ホンダ「S660」の基本モデル「β」(CVT車)と上級モデル「α」(6速MT)のそれぞれのスペックを紹介します。
「β」(CVT車)【JW5】
- 全長×全幅×全高(mm) 3,395×1,475×1,180
- 車両重量(kg) 850
- ホイールベース(mm) 2,285
- エンジン 水冷直列3気筒横置
- 総排気量(L) 0.658
- 最高出力(kW[PS]/rpm) 47[64]/6,000
- 最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 104[10.6]/2,600
- 燃料タンク容量(L) 25
- WLTCモード走行燃費(km/L) 20.0
- 最小回転半径(m) 4.8
「α」(6速MT)【JW5】
- 全長×全幅×全高(mm) 3,395×1,475×1,180
- 車両重量(kg) 830
- ホイールベース(mm) 2,285
- エンジン 水冷直列3気筒横置
- 総排気量(L) 0.658
- 最高出力(kW[PS]/rpm) 47[64]/6,000
- 最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 104[10.6]/2,600
- 燃料タンク容量(L) 25
- WLTCモード走行燃費(km/L) 20.6
- 最小回転半径(m) 4.8
ホンダ「S660」の変遷や魅力を知って自分に合った車を選ぼう
「走る喜び」にこだわった本格スポーツカーとして2015年に登場したホンダ「S660」。
2015年式が現行モデルとなっています。
全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,180mmという、コンパクトでありながらクルマとの一体感が味わえる快適なドライビング環境。
ホンダ独自の技術とアイデアで、オープンエアの爽快さにこだわったデザインが特徴です。
また、高い旋回性の低重心・低慣性のMRレイアウトで、曲がる・操るなどのハンドリングにおける安定感も魅力。
スポーツカーでありながら軽自動車規格なのもありランニングコストも経済的です。
札幌ホンダでは「S660」の中古車を扱っています(完売している場合もございます)。
今回の年式紹介を参考に、ライフスタイルに合わせたベストな1台を選んでくださいね。