こんにちは!札幌ホンダ 西店です。
1989年(平成元年)に誕生し、アッパー・ミドルクラスの高級セダンとして長年愛され続けているホンダ「インスパイア」。
大型車でありながらスポーティなデザインとパワフルでスムーズな走り、ゆとりある車内空間と実用性の高さが売りのインスパイアですが、乗り換えで購入を検討されている方にとって気になるのは、雪道での走りの実力ではないでしょうか。
そこで今回はインスパイアの基本性能を参考に、北国の雪道でも快適に走行ができるかどうかをお話します!
インスパイアの雪道走行が安心な3つの性能
北海道に長く住んでいても、心配が絶えない冬の雪道。
インスパイアは全長が4940mm、全幅が1845mmという大きめの車体で、さらにFF車のみの仕様なので雪道に弱い印象を持つ方もいるでしょう。
ここでは雪道走行でも安心できる、インスパイアの3つの性能についてご紹介します。
1.雪道でもパワフルな動力性能
インスパイアはレギュラーガソリン仕様でありながら280PSという高出力を生み出すV6 3.5L i-VTECエンジンを搭載。
そのパワフルで伸びやかな加速性能は、雪道や雨で滑りやすい路面でも頼もしい走破性を発揮してくれるでしょう。
また、走行状況に応じて6気筒から4気筒、3気筒と燃焼気筒数を切り換える可変シリンダーシステムが、必要に応じて排気量を効率的にコントロールして低燃費とハイパワーを両立。
発進時の6気筒燃焼からクルージング時には3気筒燃焼、ゆるやかにスピードを加える際には4気筒と、ドライバーがその変化に気付かないほどスムーズに切り替わり、なおかつ力強い走りを維持してくれます。
北国の冬であろうと、そのパワーと加速性能の高さで、日常程度の雪なら問題なく走ることができます。
さらに、性能の高いスタッドレスタイヤを装着していれば、凍結した道路はもちろん、わだちなどが少ない高速道路中心の移動であれば長距離でも快適に運転できます。
2.ハイパワーなブレーキ性能
インスパイアは、車両重量1.610kgの大き目なボディと3.5Lエンジンのハイパワーを受け止めるブレーキ性能も優れています。
また、雪道などの滑りやすい路面での急制動時に車輪ロックを防止する4輪アンチロックブレーキシステム「ABS」や、ブレーキ操作時に前輪と後輪の制動力配分をコントロールして制動ポテンシャルを引き出す「EBD」といった安全性能が、運転をサポートしてくれるので安心です。
ただし、スピードの出し過ぎには要注意。
路面がツルツルの雪道では早めの減速を心がけて、できるだけ急ブレーキを避けることが大切です。
3.積雪のある街中でも安心な操作性能
低重心化にこだわったインスパイアの強みは、操縦安定性です。
低くマウントされたフロントエンジンには旋回時の傾きを制御する技術を採用し、リアには薄型化した燃料タンクをシート下へ設置。
積雪のある路面でも、安定感のある操作性を発揮します。
また、最小回転半径は5.5mmで、車庫入れやUターンといった低速走行での快適な取り回しが可能!
大きなボディを感じさせない小回りの良さも、街中を走る際に魅力です。
インスパイアの安全システムは、雪道ドライブをさらに安心に!
雪道の場合に安心な3つの性能をご紹介しましたが、さらに長距離ドライブでも快適な、安全システムについてもお話します。
雪道の高速道路で活躍する安全システム
インスパイアは特に、高速道路を走るロングドライブでこそポテンシャルを発揮します。
スポーティな走りをアシストする「電子制御5速オートマチックトランスミッション」は、不要な変則を抑えるシフト制御によってコーナリングでの立ち上がり加速がスムーズになり、ワインディングなどで爽快なドライビングが楽しめます。
また、オプション装備の安全性能、高速クルージング時のドライバーの負担を軽減するシステム「ACC」は、フロントグリル内のレーダーからミリ波を送信し前走車を検知。
設定車速内で走行速度に応じた車間距離を保持してくれます。
FF車で雪道を走る場合は特に、いつもよりも前の車との車間距離を開けることが大切。
その際にこのシステムがあれば、とても安心です。
滑りやすい路面で働く安全システム
雪道や凍結した路面でも安定性を維持するアシストシステムが完備されているインスパイア。
急制動時の車輪ロックを防止するABS(4輪アンチロックブレーキシステム)と加速時などの車輪空転を防ぐTCS(トラクションコントロールシステム)に加え、コーナーリングでの旋回時の横すべりを抑制する機能の3つをトータルでコントロールし、クルマの急激な挙動変化を抑制する「VSA」が標準装備。
路面状況に合わせて発進性や安定性を向上させてくれる、北国の冬に最適な安全性能になっています。
ただし、どんなに安全な車でも雪道や凍った道での無茶な運転を完全に制御するのは難しいもの。
雪道でのドライブでは、急ブレーキや急発進を避けて、早めの減速を心がけて運転しましょう。
札幌ホンダでもインスパイアをお取り扱いしています。
まとめ
パワフルなエンジンの走破性とスタッドレスタイヤとの組み合わせであれば、FF車ながらも雪道での走行性能も問題なし。
たとえ滑りやすい路面でも、クルマの安定化をサポートするVSAとの連携で、横すべりを制御してくれるのも安心ポイントです。
安定性に優れた足回りと充実した安全性能、排気量を効果的にコントロールする可変シリンダーシステムによって実現した低燃費の経済性まで、魅力がいっぱいのインスパイア。
生産はすでに終わっていますが、いまだ人気の衰えない車種なので、もし状態の良い中古車を見つけたらチェックしてみてくださいね!