こんにちは!札幌ホンダ 南郷店です。
ホンダの軽自動車「Nシリーズ」の一つ、「N-BOX」。
2011年に初代モデルが登場後、2度のフルモデルチェンジを経て2023年10月に3代目となる新型モデルが誕生しました。
広い室内空間や使い勝手の良さでたくさんの方からの人気を得ているN-BOXですが、何人まで乗車可能なのか気になるという方もいらっしゃるかと思います。
また、荷室の使いやすさも知っておきたいという方もいるでしょう。
そこで今回は、N-BOXの乗車定員数や荷室の使い勝手についてご紹介します。
ホンダ「N-BOX」はどんな車?
N-BOXは、ホンダの軽自動車シリーズ「Nシリーズ」の第1号として、2011年にリリースされました。
その後、2度のフルモデルチェンジを経て2023年10月に3代目となる新型N-BOXが誕生。
従来からの魅力である室内空間の広さやアイポイントの高さはそのままに、次のような工夫を加えることで居心地の良さがさらに向上しています。
- メーター類をステアリングホイールの内側で視認できるように配置する「インホイールメーター」を採用し、ダッシュボードをフラット化
- 窓ガラスを水平基調にすることで視線や姿勢の乱れを減らし、乗り物酔い防止につなげる
- サイドアンダーミラーを左側フロントピラー内側からドアミラーに移し、左前方の視界や後退駐車時の視認性を向上
また、車載通信モジュール「Honda CONNECT(ホンダコネクト)」がホンダの軽自動車で初めて搭載されました。
先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダセンシング)」も全車標準装備となっており、快適性や安全性が向上しています。
ホンダ「N-BOX」は何人乗り?
広い室内空間が魅力のN-BOXですが、実際に何人まで乗ることができるのか気になりますよね。
ここでは、乗車可能な人数やボディ・室内空間のサイズについてご紹介します。
N-BOXの乗車定員数
N-BOXの乗車定員数は、4人までとなっています。
これは軽自動車の規格(全長3.4m以下、全幅1.48m以下、全高2.0m以下、排気量660cc以下)が関わっており、この条件で設計すると4人が乗車できるぎりぎりのサイズとなってしまうためです。
N-BOXは室内空間の広さが売りの車両ですが、ボディサイズは全長3.395m/全幅1.475m/全高1.790m(※4WD車は1.815m)と軽自動車の規格内におさまっています。
なお、この乗車定員数は12歳以上の人が乗車することを前提に設定されています。
体のサイズだけでいうと12歳を超えると大人とほぼ変わらないという観点により、12歳以上の子ども1人は大人1人とカウントされてるためです。
ただし、12歳未満の子どもの場合は事情が変わります。
国土交通省によると、「12歳以上の者1人は、12歳未満の小児または幼児1.5人に相当する」と定義されています。
このことから、大人2人と12歳未満の子ども3名であれば5名まで乗車可能となります。
しかしながら、軽自動車の場合、シートベルトは乗車定員の4つしかありませんので、運転には注意が必要です。
2024年8月時点では「幼児用補助装置(チャイルドシートなど)を使用していない6歳未満の幼児を乗せて運転してはならない」と法律で定められています(道路交通法第71条の3第3項)。
また、標準のシートベルトは身長140cm以上の体格にあわせて設計されています。
6歳以上であっても、身長が140cmに達するまではシートベルトの使用ができないため、シートベルトが使える身長になるまではチャイルドシートの使用が推奨されていることも知っておきましょう。
室内空間のサイズ
N-BOXの室内空間のサイズは、長さ2.125m(※スロープ仕様車は1.830m)/幅1.350m/高さ1.400mとなっています。
N-BOXは乗車定員4人のコンパクトな車ですが、広々と心地良く過ごすための工夫が凝らされているのでご安心ください。
N-BOXでは、ホンダ独自の低床化技術「センタータンクレイアウト」が採用されています。
これは、後席や荷室の下に配置されることの多い燃料タンクを、形状を薄くして前席の下に配置するというもの。
この設計によって頭上のスペースにゆとりができ、さらに後席の足元にも足を組めるほどのスペースを作り出すことに成功しました。
そのため、N-BOXの室内空間は大人4人が乗車しても十分にくつろげるほどの広さとなっています。
室内の高さがあるので、小さなお子さまの着替えは立ったままできるのもうれしいポイント。
後席にチャイルドシートやジュニアシートを設置していなければ、シートを跳ね上げて広々としたスペースをつくるのも可能です。
スライドドアなので狭い場所での乗り降りも安全。
また、スライドドアの開口部はミニバン並みに広くとっているため、お子さんを抱っこしたままでも、ゆとりをもって乗せ降ろしできます。
お子さんを抱っこしたままのチャイルドシートへの乗せ降ろしでも、腰を変に曲げたり、頭をぶつけたりすることが少ないですよ。
ほかにも、子育て世代やファミリーにN-BOXがおすすめな理由を、下記のコラムでご紹介しています!
先代までのモデルに関する情報となりますが、あわせてご覧ください。
ホンダ「N-BOX」は子育て世帯やファミリー向け!その理由や魅力とは
ホンダ「N-BOX」の荷室もチェック!
室内空間の広さが魅力のN-BOXですが、荷室の使いやすさも大きな魅力の一つ。
シートアレンジを活用すれば、さまざまな特徴の荷物を運ぶことが可能です。
そんなN-BOXの荷室の特徴についてご紹介します。
荷室のサイズ
N-BOXの荷室のサイズは、開口部高120.5cm/荷室長153.5cm(※後席収納時)/地上からの高さ47cm(※スロープ仕様を除くFF車)となっています。
開口部の高さと低床設計が合わさったことでウォークインが可能となっており、自転車のような大きな荷物や、重さのある荷物も積み込みやすくなっています。
また、4名乗車の場合でも、後席シートを前方にスライドさせれば最大19cmまで荷室長を広げることができます。
普段のお買い物であれば、後席を収納しなくてもスライドさせるだけで十分なスペースを確保できて便利ですよ。
先代モデルの情報となりますが、N-BOXのサイズに関する情報を下記のコラムでもご紹介しております。
参考までにご覧ください。
ホンダ「N-BOX」のサイズは?ボディ・室内・荷室など詳しく解説
シートアレンジ
長さや高さのある荷物を運ぶ時は、後席シートの収納や座面の跳ね上げによるシートアレンジを活用すると良いでしょう。
N-BOXでは、次のようなシートアレンジが可能です。
ユーティリティー・モード
後席を床面に収納するシートアレンジです。
後席はダイブダウン機構が採用されており、背もたれの片口にある操作レバーを引くだけて床面に収納できるようになっています。
この操作だけで広い空間が作れるので、自転車など長さのある荷物を運びたいときにとても便利です。
片側だけの収納が可能で、このシートアレンジを活用する場合の乗車可能人数は2〜3人までとなります。
ロング・モード
後席を床面に収納し、助手席シートの背もたれを後ろに倒すシートアレンジです。
後席の収納だけでは荷物の長さが足りない場合、このアレンジで対応することができます。
ただし、助手席側を全て荷室として使用することになるため、乗車可能人数は2人までとなる点には注意してください。
トール・モード
後席の座面を跳ね上げるシートアレンジで、鉢植えやベビーカーのような高さのある荷物を運びたいときに活用できるシートアレンジです。
こちらも片側ずつの跳ね上げが可能なので、乗車可能人数は2〜3人までとなります。
なお、N-BOXのシートアレンジを活用すれば車中泊でも十分に活躍します。
こちらのコラムは先代モデルの情報となりますが、参考までにご覧ください。
ホンダ「N-BOX」はキャンプ・車中泊向き?快適に過ごすコツも紹介
ホンダのN-BOXは4人乗りで、荷室が使いやすくてとても便利!
ホンダ「N-BOX」は軽自動車シリーズ「Nシリーズ」の一つで、乗車定員数は4人までとなっています。
しかし、ホンダ独自の低床化技術「センタータンクレイアウト」によって室内はゆとりのある空間となっており、大人4人が乗っていても窮屈さを感じさせることはありません。
また、荷室は荷物が運び込みやすい設計となっており、シートアレンジを活用すれば高さや長さのある荷物も気兼ねなく運ぶことが可能です。
シートアレンジによって乗車できる人数が制限される点には注意が必要ですが、それでもかなり便利な車だと言えるでしょう。
札幌ホンダでは、N-BOXの中古車を取り扱っております(※ただし、完売の場合もございます)。
N-BOXの購入をご検討の際は、ぜひ札幌ホンダへご相談ください!