こんにちは!札幌ホンダ 南インター店です。
軽自動車の中でも人気の高いホンダのNシリーズ「N-BOX」と「N-ONE」。
「N-BOX」は使い勝手の良いファミリー向け、「N-ONE」はスタイリッシュにこだわった個人向けと、商品としての立ち位置的な違いはハッキリしています。
クルマのデザインや走行性能などの基本的なスペックは、具体的にどう違うのかも気になるところですよね。
今回は乗り換えでどちらかのクルマの購入を検討されている方のために、その注目ポイントと魅力を比較しながら紹介したいと思います。
「N-BOX」と「N-ONE」、それぞれの基本スペックの比較
実用性に優れた軽トールワゴンという共通点のある「N-BOX」と「N-ONE」。
まずは外見の特徴や走行性能など、それぞれのスペックの違いを比較してみましょう。
「N-BOX」と「N-ONE」外見の違いを比較!
まずは「N-BOX」と「N-ONE」の基本として、ボディデザインやサイズからご紹介します。
N-BOXの外見やサイズは?
初代「N-BOX」は2011年に発売し、2017年9月にはフルモデルチェンジの2代目が登場しました。
Nシリーズの中でも常に変わらぬ人気を維持続けている理由は、軽自動車のボディサイズからは想像できない広々とした室内空間にあります。
子供を連れてのドライブを想定した室内は、エンジンルームのコンパクト化によって、大人4人が乗ってもくつろぐことのできる広さを実現。
また、シンプルなデザインながら、ひと目で「N-BOX」とわかるポップで洗練された外観も愛され続けている理由です。
「N-BOX(新型)のボディサイズ」
- 全長×全幅×全高(mm) 3,395×1,475×FF:1,790、4WD:1,815
- ホイールベース(mm) 2,520
N-ONEの外見やサイズは?
「N-ONE」は、Nシリーズ第3弾として2012年11月に初登場しました。
1967年に発売された軽自動車ホンダN360のデザインをルーツとした “どこか懐かしさを感じる外観” で、丸い目が印象的なフロントビューが特徴的。
スタンダード、セレクト、プレミアムといったラインナップのほか、2017年のマイナーモデルチェンジではスポーティーモデルの「RS」が追加されています。
大きさは「N-BOX」と比べて全高が低くなったハッチバック風スタイル。
室内のインテリアも、タイプごとに全体の色調やトーン、素材や質感までをこだわりぬいた個性あふれる心地よい空間となっています。
「N-ONEのボディサイズ」
- 全長×全幅×全高(mm) 3,395×1,475×FF:1,610、4WD:1,630
- ホイールベース(m) 2,520
「N-BOX」と「N-ONE」の走行性能や燃費の違いも比較!
N-BOX
- 最高出力:43KW(58PS)/7,300rpm
- 最大トルク:65N・m (6.6kgf・m)/4,800rpm
- JC08モード燃費:27.0㎞/L
N-ONE
- 最高出力:43kW(58PS)/7,300rpm
- 最大トルク:65N・m (6.6kgf・m)/4,700rpm
- JC08モード燃費:28.4km/L
「N-BOX」と「N-ONE」どちらにも、力強い走りと伸びやかな加速、そして低燃費がバランス良く融合した高性能DOHCエンジンを採用しています。
街中や坂道での加速性能や高速道路での快適さは折り紙付き。
さらに、高効率CVTが状況に応じてエンジンの回転数を抑えるなどの制御をしてくれるので、低燃費に大きく貢献してくれます。
どちらも動力性能に大きな差は見られませんが、「N-BOX」は車高があるにも関わらずセンタータンクレイアウトがもたらす重心の低さにより、見た目よりも穏やかな乗り心地が実現。
対して「N-ONE」は、扱いやすい低全高に加え、特徴的なヘッドライトの出っ張りが目視できることで車両感覚がつかみやすいのが便利。
狭い路地や駐車場などでの取り回しがしやすいというメリットがあります。
また、それぞれに4WD車もラインアップされているので、寒冷地や降雪地帯での雪道でも安心して運転できます。
雪道走行の実力については、さらに詳しくこちらでもご紹介しています!
ホンダN-ONEは雪道でも快適?冬道での乗り心地について解説
「N-BOX」と「N-ONE」の乗り心地と安全面の比較も
「N-BOX」と「N-ONE」のスペックの違いを紹介しましたが、乗り心地や安全面の違いはどうでしょうか。
運転のしやすさや乗車中の快適さ、安全運転をサポートしてくれる機能についても比較していきます。
乗り心地にこだわる「N」シリーズそれぞれの魅力
「N-BOX」と「N-ONE」、共にこだわっているのは広い室内が生み出す快適な居住性です。
燃料タンクを前席下に収めることで、ゆとりある空間を確保した特許技術「センタータンクレイアウト」が、コンパクトなボディと広い居住空間を両立させています。
どちらも大人4人が余裕をもって座れる広さに加えて、長時間のドライブでも疲れにくいよう安定した姿勢を維持してくれる座席シートが魅力。
そのほか「N-BOX」は、防音材や防音効果の高いカーペットも採用したことでエンジンのノイズ音が抑えられ、軽自動車であることを忘れるほどの静けさを実現しています。
2.0Lミニバン並みの前後のシート間隔で、後席にも足元・ヒザまわりに余裕のある開放的な空間が広がります。
また、運転席の目線はミニバン並みの高さに設定されており、前方を見通しやすくゆとりを持った運転ができるのも安心です。
「N-ONE」も視界の広さと安定感のある乗り心地が魅力。
最新モデルには、フロントウインドウガラスに遮音機能が追加されて、より快適なドライブが満喫できるようになりました。
「N-BOX」と「N-ONE」それぞれの安全性能
「N-BOX」には、衝突軽減ブレーキや誤発進抑制機能など10種類の機能から成る安全運転支援システム「ホンダセンシング」を標準搭載。
たとえば、風の強い日での高速道路の走行中に万が一ふらつきやすくなっても、車線維持支援システムによりクルマが車線を維持するサポートをしてくれるので安心。
対象の位置や速度の測定に強いミリ波レーダーと、対象の形や大きさの識別をしてくれる単眼カメラなどを駆使した融合した検知機能で、安心・快適な運転をサポートします。
「N-ONE」には「ホンダセンシング」が搭載されていませんが、旋回時の横すべり防止機能をはじめ走行安定性を向上させるVSAを装備。
走行中に急ブレーキを感知すると、ブレーキランプ&ハザードランプが自動で点灯し、後続車に注意を促すエマージェンシーストップシグナルも装備しています。
オプション装備には、約30km/h以下での前方車両との衝突の回避・軽減を、自動(衝突軽減)ブレーキで支援してくれるシティーブレーキアクティブシステム(低速域衝突軽減ブレーキ+誤発進抑制機能)もあります。
まとめ
軽自動車のトールワゴンとして人気の「N-BOX」と「N-ONE」を比較してきました。
ボディサイズはほぼ同じですがデザイン性や全高に違いがあり、「N-BOX」は実用性に特化された普段使いに便利なクルマ、「N-ONE」は個性に特化したスタイリッシュなクルマとなっています。
走行性能や燃費性能にはほとんど違いがなく、それぞれFFと4WDで選べるのも共通点。
札幌ホンダでは「N-BOX」の中古車と「N-ONE」の中古車も取り扱っております。
今回の比較を参考にして、使い勝手やライフスタイルに合わせて検討して、最適な1台を選んでくださいね。