こんにちは!札幌ホンダ 南郷店です。
人気の高いホンダの「Nシリーズ」の第4弾として登場した、使い勝手の良さが特徴の軽ハイトワゴン「N-WGN(Nワゴン)」。
ファミリー向けで、普段乗りにも最適な軽自動車規格のミニバンです。
今回は、そんなN-WGNを購入する前に知っておきたい維持費について。
型式やグレードなどの基本情報とともに、燃費や車検費用の目安などをもとに、駆動方式ごとの維持費の比較も交えて紹介していきます。
※情報は2021年2月24日時点のものです。
N-WGN(Nワゴン)の基本情報
N-WGN(Nワゴン)は、2013年にNシリーズの第4弾となる高い基本性能を備えた軽ハイトワゴンとして発売されました。
全高はFF車で1,675mm、4WD車で1,695mmと、快適な居住性・積載性にこだわった室内が特徴。
高性能の直列3気筒DOHCエンジンを採用しており、ストップ&ゴーの多い街中で、軽自動車のイメージを超えるようなスムーズな走りを実現しています。
N-WGN(Nワゴン)の型式とグレード、スペック
初代 JH1/2型(2013年-2019年)
型式はそれぞれ排気量や駆動方式によって区分されています。
JH1は排気量658CC/駆動方式2WD、JH2は排気量658CC/駆動方式4WDとなります。
グレード展開は、ベーシックタイプの「C」、スタンダードタイプの「G」、ターボ仕様の「G・ターボパッケージ」、IRカット/スーパーUVカットフロントドアガラスやオートリトラミラーなどの快適装備を備えた「G・Lパッケージ」。
全タイプにFFと4WDを設定しています。
パワープラントは、S07A型エンジンとCVTを搭載。
軽量性と高剛性を両立したボディと専用サスペンションを採用し、普段乗りはもちろん高速道路でも安定した走行性能を発揮します。
ホンダの軽自動車では初となる「ツインインジェクションシステム」や「金属ナトリウム封入中空排気バルブ」を新たに採用し、高出力・高トルク性能でありながら低燃費を実現しています。
2代目 JH3/4型(2019年-)
型式はそれぞれ排気量や駆動方式によって区分されています。
JH3は排気量658CC/駆動方式2WD、JH4は排気量658CC/駆動方式4WDとなります。
グレード展開は、「G・Honda SENSING」、「L・Honda SENSING」、「L・ターボ Honda SENSING」の3タイプで、すべてにFFと4WDを設定。
エンジンは、S07A型からS07B型に変更。
全タイプで「平成30年排出ガス基準75%低減レベル」をクリアし、ターボ車を除くすべてのFF車でも「2020年度燃費基準+10%」を達成しています。
外観においては、ヘッドライトが丸型、カスタムは四角とシンプルへと変化。
初代モデルよりも全高が20mm高く(FF車:1,675mm、4WD車:1,695mm)なるなど大きさやデザインが一新しています。
また、衝突軽減ブレーキや誤発進抑制機能など10種類の機能から成る安全運転支援システム「ホンダセンシング」が標準搭載され、安全性能が飛躍的に強化されています。
N-WGN(Nワゴン)の年式についてのさらに詳しい情報は「N-WGN(Nワゴン)の年式は?モデルごとのグレードやスペック、装備を解説!」を参考にしてみてくださいね。
N-WGN(Nワゴン)の年間の維持費はどれくらいかかる?
N-WGN(Nワゴン)にかかる年間の維持費を、車検や自動車税・自動車保険料の目安を考慮しながら算出していきます。
N-WGN(Nワゴン)の1年にかかる税金額
自動車を所有する場合にかかる税金は自動車税と重量税の2つ。
まず自動車税の金額は、排気量ごとに決められています。
軽自動車は一律の金額になり、「N-WGN」は軽自動車規格なので、軽自動車税の年間10,800円(平成27年4月1日以後に最初の新規検査をした車両)になります。
自動車にかかる税金のもうひとつ重量税は、車両重量によって決定します。
軽自動車の場合、税額は6,600円です。
※新車新規登録等時、2年自家用の場合
※エコカー減税の適用がない場合
自賠責保険料と任意保険料
自賠責保険は、車を所有するなら必ず加入しなければならない保険で、正式には「自動車損害賠償責任保険」と言います。
保険期間は一般的に、次の車検までの期間分の加入となり、N-WGN(軽自動車)で車検を受ける場合は2WD・4WD共に24カ月契約の19,730円となります。
また、自賠責保険は万が一の交通事故の場合、対人にのみ損害を補償する保険なので、「対物」や「運転者自身の怪我」についての補償は対象外。
その場合は任意保険で補う必要があるので、強制加入ではありませんが、加入しておく必要があります。
こちらの保険は、年齢や走行距離などで保険料や補償内容が変化しますので、ご自身に適した保険を選ばなくてはいけません。
N-WGN(Nワゴン)の車検費用
車検とは、正式には自動車検査登録制度のことで、車検費用は「法定費用」「車検基本費用」「部品交換費用」の3つの金額の合計になります。
法定費用は自動車重量税・自賠責保険・印紙代の合計金額で、車種ごとに法律で決めらています。
N-WGNの場合、法定費用は先ほどご紹介した自動車重量税 6,600円、自賠責保険(24ヶ月)19,730円に印紙代の1,100円を加え、合計が27,430円となります。
車検基本費用は、点検整備費用・測定検査料・車検代行手数料の合計金額で、自動車ディーラーや車検専門店など、どこで車検を受けるかによって金額が変化します。
※名称も各ディーラー・車検専門店によって異なります。
軽自動車だと、24カ月定期点検整備費用として約15,000円〜25,000円、測定検査料約10,000円、車検代行手数料約12,000円が目安で、合計で37,000円〜47,000円ほど。
今回は、車検基本費用を37,000円〜47,000円を相場として計算します。
「部品交換費用」は、車検の際に整備が必要となった場合、パーツの劣化や損傷などを修理交換する際にかかります。
※情報は2021年2月24日時点のものです。
N-WGN(Nワゴン)の燃費は? 2WDと4WDの維持費の比較
ガソリン代は、年間の維持費にもっとも差が出る費用です。
現行型N-WGNのJC08モード燃費を参考にすると、2WD車(JH3) /燃費29.0km/L、4WD車(JH4)/燃費25.4km/Lとして年間10,000km走行で計算した場合、2WD車44,828円、4WD車51,181円となります。
※ガソリン代はレギュラー130円/Lで計算
やはり燃料代は、2WD車と4WD車で差が出るので、日常的な走行距離によっては2DWの維持費は安くなります。
N-WGN(Nワゴン)の維持費を2WDと4WDで比較!
N-WGNの一年間の維持費は、2WD車と4WD車で比べるとどのくらいの差があるのでしょうか?
N-WGN(2WD車)の維持費
- 自動車税 10,800円(軽自動車)
- 重量税 6,600円(軽自動車、エコカー減税適用なし)
- 印紙代 1,100円
- 車検基本費用 37,000円〜47,000円
- 自賠責保険 19,730円(24カ月契約)
- 燃費 44,828円(29.0km/Lとして計算)
- 合計 120,058円〜130,058円
N-WGN(4WD車)の維持費
- 自動車税 10,800円(軽自動車)
- 重量税 6,600円(軽自動車、エコカー減税適用なし)
- 印紙代 1,100円
- 車検基本費用 37,000円〜47,000円
- 自賠責保険 19,730円(24カ月契約)
- 燃費 51,181円(25.4km/Lとして計算)
- 合計 126,411円〜136,411円
※2021年2月24日時点での概算
1年あたりの維持費は、燃費の差で2WDのほうが4WDに比べて多少安くなるようですが、寒冷地や降雪地帯での雪道の運転では4WDのほうが安心して運転できます。
N-WGN(Nワゴン)のモデルごとに維持費の違いはある?
N-WGN(Nワゴン)初代と2代目、それぞれのモデルの維持費の違いはあるのでしょうか?
N-WGNは年式やグレードごとの排気量や重量は変わらず、燃費の面で2WD車か4WD車かで差が出ます。
また、燃費性能に関しては新しいモデルのほうが各段に良いので、そこでも年間の維持費に大きな差がつくでしょう。
ちなみに、N-WGNにはドレスアップモデルの「N-WGN Custom(エヌ ワゴン カスタム)」もあります。
デザインやインテリアの違いに加え、カスタムモデルには一部のグレードでパドルシフト装備なども追加されていますが、年間の維持費に特別な差はないといえます。
エンジンオイル・エレメント交換代など細かい面も見ると、そういったメンテナンス費は若干N-WGN Customのほうが上回るでしょう。
N-WGN(Nワゴン)の維持費を知って購入の参考に!
ホンダの人気車種であるN-WGN(Nワゴン)の年間の維持費について調べてきました。
自動車税+重量税+車検費用+自賠責保険+燃費で、2WD車・4WD車共に12万円台〜13万円台ほどかかり、それに加え任意保険料がプラスされると考えておきましょう。
モデルによっては燃費性能やメンテナンス面で差が出るので、維持費の違いなどを考慮して購入を決めると良いかもしれません。
札幌ホンダでは「N-WGN(Nワゴン)」の中古車を取り扱っております(完売している場合もございます)。
ぜひ今回の年間維持費の例を、購入の際の参考にしてみてくださいね!