こんにちは!札幌ホンダ白石店です。
軽自動車規格のミニバンとも言える使い勝手の良さが特徴の軽ハイトワゴン「N-WGN」と、優れた基本性能はもちろん、個性とデザイン性にこだわった「N-BOX SLASH(スラッシュ)」。
どちらも人気の高いホンダの「Nシリーズ」であり、ファミリー向けで、かつ普段乗りにも最適な車種なので買い替えの際に悩んでしまう方も多いと思います。
そこで今回は「N-WGN」と「N-BOX SLASH(スラッシュ)」のデザインや走行性能、燃費などの基本的なスペックを参考に、その注目ポイントと魅力を比較しながら紹介したいと思います。
「N-WGN」と「N-BOX SLASH(スラッシュ)」、まずは基本スペックを比較!
「N-WGN」と「N-BOX SLASH(スラッシュ)」の外見の特徴や走行性能など、まずは基本のスペックから!
N-WGNは2019年7月よりモデルチェンジが実施され、新型が発売されています。
新型は中古車として出回っている数が少ないため、2016年6月発表〜2019年6月販売の「旧モデルのN-WGN」と「N-ONE」のスペックを比較してみましょう!
「N-WGN」「N-BOX SLASH(スラッシュ)」外見や大きさを比較!
まずは「N-WGN」と「N-BOX SLASH(スラッシュ)」の基本として、ボディデザインやサイズからご紹介します。
「N-WGN」の外見やサイズは?
【N-WGN(旧モデル)】
全長×全幅×全高(mm) 3,395×1,475×1,655(FF)、1,675(4WD)
車両重量(kg) 830~920
ホイールベース(m) 2,520
「N-WGN」は、2013年にNシリーズの愛4弾となる高い基本性能を備えた軽ハイトワゴンとして発売されました。
外観・内装のインテリア共に、上質な落ち着きのあるデザインになっており、Nシリーズならではの室内空間の広さも充実。
フルモデルチェンジした2代目は、外観において新型はヘッドライトが丸型、カスタムは四角と顔つきがシンプルかつ親しみやすい表情へと変化しており、旧モデルより全高が20mm高く(FF車:1,675mm、4WD車:1,695mm)なるなど大きさやデザインが一新されています。
「N-BOX SLASH(スラッシュ)」の外見やサイズは?
【N-BOX SLASH(スラッシュ)】
全長×全幅×全高(mm) 3,395×1,475×1,670(FF)、1,685(4WD)
車両重量(kg) 920~1,000
ホイールベース(mm) 2,520
「N-BOX SLASH(スラッシュ)」は、2014年に「N-BOX」の基本性能をベースに誕生したNシリーズの第5弾車種です。
外観は「N-BOX」の屋根部分をバッサリとカットしたチョップドルーフが大きな特徴で、リアドアはヒンジ式のドアでまるでクーペを思わせるような個性的なデザイン。
さらに、2018年のマイナーチェンジではインテリアカラーとボディカラーの追加もあり、まさに個性と遊び心、スタイリッシュなデザインを重視したクルマとなっています。
「N-WGN」と「N-BOX SLASH(スラッシュ)」の大きさを比べてみると、それほどの差は見られませんが、デザインという面ではそれぞれのコンセプトの違いが大きく出ていることがわかります。
「N-WGN」「N-BOX SLASH(スラッシュ)」の走行性能や燃費を比較!
「N-WGN」と「N-BOX SLASH(スラッシュ)」のエンジン性能と燃費は以下の数値です。
【N-WGN(旧モデル)】
■最高出力
43kW(58PS)/7,300rpm
ターボ車:47kW(64PS)/6,000rpm
■最大トルク
65N・m (6.6kgf・m)/4,700rpm
ターボ車:104N・m (10.6kgf・m)/2,600
■JC08モード燃費
29.4km/L(FF):26.2km/L(4WD)
ターボ車:26.0km/L(FF):24.2km/L(4WD)
【N-BOX SLASH(スラッシュ)】
■最大出力
43kW(58PS)/7,300rpm
ターボ車:47kW(64PS)/6,000rpm
■最大トルク
65N・m (6.6kgf・m)/4,700rpm
ターボ車:104N・m (10.6kgf・m)/2,600
■JC08モード燃費
25.8km/L(FF):24.8km/L(4WD)
ターボ車:24.0km/L(FF):21.8km/L(4WD)
「N-WGN」と「N-BOX SLASH(スラッシュ)」共に、高性能の直列3気筒DOHCエンジンを採用。
日常でよく使う50km/hまでの加速が快適で、ストップ&ゴーの多い街中などで、軽のイメージを超えるようなスムーズさで走ってくれます。
動力性能に大きな差は見られませんが、「N-WGN」は軽量な車両重量がもたらす燃費の良さと、操作の安定感を含めたハンドリング性能が特徴。
モデルチェンジした新型「N-WGN」には、ボア×ストロークが変更された新型エンジンS07Bのほか、さまざまなエンジンの改良要素が搭載されており、さらなる動力性能のレベルアップが期待できます。
「N-BOX SLASH(スラッシュ)」は、車高があるにも関わらずセンタータンクレイアウトがもたらす重心の低さにより、見た目よりも穏やか乗り心地が実現。
組み合わされるミッションはCVTで、駆動方式が全グレードでFFと4WDをラインナップしているところは両車種とも共通。
高い走破性とスムーズな旋回性能、パワフルな登坂性能で、北国の雪道での運転も安心です。
雪道走行の安定感については「N-WGNでの雪道走行。冬道でも快適にドライブできる?」「N-BOXと雪道の相性は良い?冬道でのドライブについて」で詳しくご紹介しています。
「N-WGN」「N-BOX SLASH(スラッシュ)」の乗り心地も比較!
「N-WGN」と「N-BOX SLASH(スラッシュ)」のスペックや走行性能の違いを紹介しましたが、乗り心地や安全面の違いはどうでしょうか。
運転のしやすさや乗車中の快適さ、安全運転をサポートしてくれる機能についても比較していきます。
快適な乗り心地にこだわる「N」シリーズ
「N-WGN」と「N-BOX SLASH(スラッシュ)」共に、広い室内が生み出す快適な居住性と積載性にこだわっています。
どちらも大人4人が余裕をもって座れる広さに加えて、長時間のドライブでも疲れにくいよう、安定した姿勢を維持してくれる座席シートで乗り心地抜群です。
「N-WGN」のリアシートは空間を自在にアレンジできる前後200mmのスライド式になっており、優れた積載性も魅力。
運転のしやすさにこだわったハンドルは、ステアリング舵角センサーの制御により交差点などでハンドルをスムーズに回せて、高速道路ではしっかりとした安心感を確保しています。
新型「N-WGN」は軽自動車にはめずらしく、より快適なドライビングポジションが取れるように、前後にステアリグが動くテレスコピック機能をプラスしています。
「N-BOX SLASH(スラッシュ)」は防音材や防音効果の高いカーペットも採用したことでエンジンのノイズ音が抑えられ、軽自動車であることを忘れるほどの静けさを実現。
「プライベートブース」というキーワードを掲げた室内空間は、センタータンクレイアウトだからこそのリクライニング機構で、よりゆったりとくつろげる後席空間となっています。
充実の予防安全性能
「N-WGN」と「N-BOX SLASH(スラッシュ)」共に、シティーブレーキアクティブシステム(低速域衝突軽減ブレーキ+誤発進抑制機能)が装備されており、約30km/h以下での前方車両との衝突の回避・軽減を、自動(衝突軽減)ブレーキで支援してくれます。
そのほか、坂道発進時にペダルを踏み替える瞬間のクルマの後退を抑制(約1秒間)するヒルスタートアシスト機能など、安全装備はばっちりです。
新型「N-WGN」からは、衝突軽減ブレーキや誤発進抑制機能など10種類の機能から成る安全運転支援システム「ホンダセンシング」が標準搭載され、安全性能が飛躍的に強化されています。
まとめ
ホンダの人気車種である「N-WGN」と「N-BOX SLASH(スラッシュ)」を比較してきました。
ゆとりある車内空間や実用性、動力性能や運転のしやすさなどはほとんど共通していますが、ファミリー向けのユーティリティを重視するか、個人が乗るパーソナルな使い勝手を重視するか、用途の違いが選択のポイントになりそうです。
燃費性能はどちらも高いので、使い勝手やライフスタイルに合わせて検討してみましょう。
札幌ホンダでは「N-WGN」の中古車と「N-BOX SLASH(スラッシュ)」の中古車も取り扱っております。
今回の比較を参考にして、ぜひ自分の納得する1台を見つけてみてくださいね。