中古車の修復歴、参考の仕方を知ってお得なチャンスに変えよう!

札幌ホンダ 西店

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購入を検討している中古車に修復歴がある場合、購入をためらってしまいがちですよね。

 

しかし「修復歴」があってもその内容を理解していれば、お得に車を購入できるチャンスに変わるかもしれません。

今回は、修復歴がある中古車のメリットやデメリット、購入の際に注意すべきポイントについてご紹介します。

 

 

中古車の修復歴とは?

修復歴がある車は修復歴車と呼び、その定義は過去に交通事故やその他の災害等により、車両の基本骨格(フレーム)を損傷し「修正」または「交換」により修復した車のことをいいます。

 

基本骨格である9箇所とは、フロントクロスメンバー、ラジエーターコアサポート、フロントインサイドパネル、フレーム、ダッシュパネル、フロアパネル、ピラー、ルーフパネル、トランクフロアパネルのことをいいます。

 

つまり上記であげた部分以外の場所を修理していても「修復歴あり」とはなりません。
また、修理や損傷の大小は関係なく、小さな修理でも骨格部分の修理であれば「修復歴あり」と見なされます。

 

 

中古車が修復歴車かどうかを見分けるポイント

中古車販売店で、買いたい車が修復歴ありかどうか見分けるポイントは次の通りです。

 

修復歴を検査表で確認するときのポイント

中古車を購入する場合は、検査表の有無を確認しましょう。
検査表には、以下のことが記載されています。

 

・車両の名前やグレード、走行距離や車検など
・総合評価の項目は6段階評価(0.5点刻み)
・外装・内装の評価はA〜E評価
・検査コメント欄

 

基本的に検査表を見るには4つのポイントがあり、総合評価が【R】(リペアの略)と表記があるものが修復歴車になります。また、外装・内装はアルファベットがAに近い方が綺麗ということになります。
検査コメント欄に、【XX】と記載があれば事故歴(修復歴)があり、【W】は塗装歴があるということになります。

 

もちろん修復歴はないに越したことはありませんが、修復歴の有無だけでなく「どのパーツにどのような修理をしたか」が重要になります。

 

例えば、近年の車両では事故からのショックを吸収するために、フレーム部分が凹みやすい傾向にあります。そのため、走行自体には問題がなくてもリアバンパーなどの傷跡は特に目立ちやすいかもしれません。

 

検査表からどのような故障・傷があり修理が行われたか推測できますので、修理内容もしっかり確認しましょう。

 

修復歴のある中古車を外観からチェックする方法

修復歴を前オーナーが偽っている場合や、修復度合いが甘いことも残念ながらゼロではありません。

「修復歴なし」となっていても、気になる点がないか、忘れずに目視でも確認しておきましょう。

 

外観から修復歴車、または事故車の可能性をチェックするときには「ボディパーツにズレがないか」がポイントとなります。

通常、車の各パーツは生産時には隙間がないよう均一になっています。
隙間にズレがある場合は車両の骨格が歪んでいるので修復歴がある車の可能性があります。

 

車両確認の際は、以下4つのチェックポイントで各部位の隙間の均一さや修理痕などをしっかりと確認しましょう。

 

①車両前方からのチェックポイント
・ボンネットとフェンダーの隙間
・ヘッドライトとボンネットの隙間

 

②車両横側からのチェックポイント
・前後のドアとドアの隙間
・ドアとフロントフェンダーの隙間
・ドアとリアフェンダーの隙間

 

③車両後方からのチェックポイント
・テールライトとトランクの隙間
・トランクとバンパーの隙間
・テールゲート(ワゴンタイプなど)とフェンダーやバンパーの隙間

 

④車両内部からのチェックポイント
・ボンネットやトランクのシーラーに修理の痕がないか
・ボンネット、フェンダーの取り付けベルトの塗料が剥がれていないか
・ドアの取り付けボルトの塗料が剥がれていないか

 

修理や修復の履歴がなければ、車両の骨格部分も均一でその他の部分も綺麗に塗装されています。

もし剥がれていたり均一でなければ修復歴がある可能性が高いので、修理内容を販売店に確認することをおすすめします。

 

 

修復歴のある中古車のメリットとデメリット

修復歴がある中古車のメリットとデメリットには次のようなものがあります。

 

修復歴のある中古車のメリット

修復歴のある中古車の一番のメリットは価格です。
修復歴のあるなしで車種等にもよりますが、数十万単位の差額が出ることもあります。人気の車両や希少価値のある車両をお得に購入できるチャンスといえます。

 

修復歴のある中古車のデメリット

大きく分けて、次の2点のデメリットがあげられます。

 

・自分が下取りや買取に出すとき、修復歴車としてみられ、査定額が減額する
(故障へのリスクや状態が良くても縁起が悪いなど敬遠されがちなため)
・修復箇所によっては、故障のリスクが上がる

 

特に中古車として一定期間使用した車両を「再販するときの価値(リセールバリュー)」はレアな車両や人気車種を除き、期待できないと思っておいた方が良いでしょう。

 

お気に入りの中古車に修復歴があった場合は、メリットとデメリットを踏まえてしっかりとその内容を問い合わせてみましょう。

 

 

きちんと修理されていれば修復歴があっても大丈夫

 

中古車に修復歴があっても、

・どこをどの程度修理しているのかを把握する
・書類だけでなく、修復箇所がないか自分自身で確かめる
・どんな事故や災害で修理歴があるのかによって車の状態を判断する

 

というポイントさえ押さえておけば安心して購入することが出来ます。

信頼できるディーラーや販売店であればしっかり修理を行っていますので、まず心配はありません。

 

ただし、オークション代行業者や個人から購入する場合は修復歴を隠して売っている場合があるので、必ず査定表を見せてもらうよう注意が必要です。

車両の不具合について記載のある書類や、中古車の品質保証や修理保証についてもきちんと内容を確認しましょう。

 

また、まっすぐ走るのか(車軸にブレはないか)、変な音や振動はないかなどを注意して、できる限り試乗してみましょう。

 

書類上問題がなさそうな修復歴車でも、試乗してみてプラットフォームや足回りにダメージがある場合や水没車は購入を避けた方が良いかもしれません。

見た目では分からないので、購入後いざ走行してみると安定性がなく問題が起きることが多くあります。

 

 

修復歴があっても、安全な中古車を購入しよう

事故や災害で修理した中古車であったとしても修復歴もさまざまで、損傷具合もそれぞれ度合いがあります。

 

お気に入りの中古車を見つけるためには、チラシやインターネットからわかる情報だけでなく、実際にお店で修理の状態を見極め、試乗して自分に合う程度の故障なのかどうかを感じとることが大切です。

 

修理箇所によっては、小さな修理でも修復歴ありと見なされるので「どこを」「どのように」修理したかに注目することを忘れなければ、修復歴車でも思わぬ掘り出し物に出会えるかもしれませんよ!

 

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