こんにちは!札幌ホンダ 南郷店です。
利便性の高い広々とした室内と高い安全性、運転のしやすさなどに定評のある、ホンダのコンパクトカー「フィット」と「シャトル」。
どちらの普段使いに最適な人気の車種なので、買い替えの際に悩んでしまう方も多いと思います。
そこで今回は、シャトルとフィットのデザインや走行性能、燃費などの基本的なスペックを参考に、その注目ポイントと魅力を比較しながら紹介したいと思います。
「シャトル」と「フィット」、まずは基本スペックの比較から
コンパクトカーと言えば、走行性能や安全性、使い勝手の良い利便性などのバランスの良さが特徴。
一般的に、フィットをベースにサイズをアップさせたのがシャトルだと思われている方もいるかもしれませんが、実際はどんな違いがあるのでしょうか?
まずはこの2台の外見の特徴や走行性能など、それぞれのスペックの違いを比較してみましょう。
「シャトル」と「フィット」外見や大きさを比較!
2015年に発売された「シャトル」は、もともと「フィット」をベースに設計・開発されたクルマで、最初は「フィット・シャトル」という車名でした。
「フィット」よりもひと回り大きなサイズで、スタイリッシュさと落ち着いた雰囲気を意識したデザインが特徴。
高級感にこだわった内装と余裕のある広い居住空間や収納スペースで、使い勝手の良い快適な室内です。
広いラゲッジスペースは買い物の荷物を乗せる上で利便性抜群で、荷室床下にはアンダーボックスも装備されており、ファミリー層のユーザーにも好評を得ています。
「シャトル」
- 全長×全幅×全高(mm) 4,400×1,695×1,54
- 客室内(mm)長さ/幅/高さ 1,925×1,450×1,290
2001年に販売が開始され、2020年には新型となる4代目が登場したばかりの「フィット」。
コンパクトな外観からは想像することができない車内空間の広さとシートアレンジの豊富さが特徴です。
外観はシンプルで、親しみやすさを最優先に考えたスタイル。
もちろん個性的な外観にこだわるユーザーのために、異なる外観のグレードを用意してあります。
ちなみに最新型の「フィット」は、ライフステージに合わせた5タイプのデザインがラインナップされていることも話題です。
「フィット」
- 全長×全幅×全高(mm) 3,990×1,695×1,525(4WDは1,550)
- 客室内(mm)長さ/幅/高さ 1,935×1,450×1,280
それぞれグレードによるデザインの違いもありますが、フロントマスクなどの見た目には違いがなく、パッと見での大きな違いはやはりサイズでしょうか。
またカラーリングの雰囲気としては外装・内装と共に「フィット」よりも「シャトル」のほうが落ち着いた印象となっています。
「シャトル」と「フィット」の走行性能や燃費の違いを比較!
「シャトル」と「フィット」のエンジン性能と燃費は以下の数値です。
「シャトル」
- 最高出力 97KW(132PS)/6,600rpm
- 最大トルク 153N・m (15.6kgf・m)/4,600rpm
- JC08モード燃費 22.0㎞/L(ハイブリット33.2km/L)
シャトルが搭載している1.5L直列4気筒エンジンは、最高出力も132馬力で街乗りには十分のパワー。
さらに、このエンジンにEV発進が可能な1モーターシステム「SPORT HYBRID i-DCD」を組み合わせたハイブリッドモデルも設定されています。
燃費はJC08モード燃費で33.2km/L、ガソリン車では同22.0Km/L。
また、5ナンバーハイブリッドタイプのステーションワゴンで初の4WD車も設定。
軽量・コンパクト設計のビスカスカップリング式4WDシステムを採用しています。
「フィット」(旧型)
- 最高出力 L13B型:73kW(100PS)/6,000rpm L15B型:97kW(132PS)/6,600rpm
- 最大トルク L13B型:119N・m (12.1kgf・m)/5,000rpm L15B型:155N・m (15.8kgf・m)/4,600rpm
- JC08モード燃費 24.6km/L(ハイブリット37.2km/L)
1.3L直列4気筒エンジンと1.5L直列4気筒エンジンの2種類が、異なるグレードに設定されている「フィット」。
車両重量の軽いコンパクトカーの割にエンジンが高出力なため、抜群の走行性能を実現しています。
このうち、1.5L直列4気筒エンジンにはi-DCDがエンジンの働きをサポートするハイブリッドモデルもあります。
小回りで効果を発揮する小回りの良さはもちろん、低重心のセンタータンクレイアウトによって高速道路の走行や60km/L以下でのコーナリング時の安定感も折り紙付きです。
ちなみに、「シャトル」と「フィット」が搭載している1.5L直列4気筒エンジンは同型のエンジン。
よって、車体が大きい分「シャトル」ではパワー不足なのではないかという疑問もあると思いますが、「シャトル」は車両重量の増加を最低限に抑えているため、ボディサイズによるパワー不足の心配はいらないでしょう。
また、小回りの良さも「フィット」には及ばないものの、最小回転半径が4.9mでUターン時などに使いやすさを実感できるので街中での運転には最適です。
「シャトル」と「フィット」それぞれ4WD車もラインアップされているので、寒冷地や降雪地帯など雪道を安心して運転したいのであれば4WD車もおすすめ!
雪道走行の安定感については、さらに詳しくこちらでもご紹介しています。
フィットで雪道は快適に走れるの?北海道の冬を乗り越えるポイント
「シャトル」と「フィット」の乗り心地と安全面の違いは?
使い勝手の良さが売りの「シャトル」と「フィット」、乗り心地や安全面での比較もしてみましょう。
室内空間の広さで乗り心地は快適に
扱いやすさを重視したコンパクトカーがこだわるのは、広い室内が生み出す快適な居住性と静粛性。
「シャトル」は、運転席と助手席がハイデッキセンターコンソールで仕切られており、それぞれ独立した空間として快適な乗り心地を実現させています。
また、リアシートは余裕があり、大人でも足を組んでゆったりとリラックスできる広さ。
高性能な防音材で静粛性にも優れており、特にハイブリッドモデルには遮音ガラスを採用し、さらなる静粛性の向上が図られています。
「フィット」もまた、心地よいリラックス空間の創造を掲げ、大人が快適に座れる室内空間を確保しています。
燃料タンクを車両中央に配置するセンタータンクレイアウトを採用し、コンパクトなボディサイズとは思えないゆったりとした室内空間を実現。
後部座席や助手席をアレンジすることで広々としたスペースを確保でき、足を伸ばして休憩することもできます。
また、自転車を乗せることも可能な積載性の良さでファミリーカーとしても十分活躍してくれますね。
2017年のマイナーモデルチェンジで、ボディー剛性の強化や吸音材の追加などが行われて静粛性も向上しました。
それぞれに搭載された「ホンダセンシング」
「シャトル」「フィット」共に、対象の位置や速度の測定に強いミリ波レーダーと対象の形や大きさの識別に強い単眼カメラを融合した高精度な検知機能で、安心・快適な運転を支援する安全運転支援システム「ホンダセンシング」を装備。
シティーブレーキアクティブシステム(低速域衝突軽減ブレーキ+誤発進抑制機能)や適切な車間距離を保つためのサポートアダプティブ・クルーズ・コントロールなど、大事な家族を乗せてのドライブに欠かせない安全性能を搭載しています。
安全面に関してはどちらも差がなく、安心で快適な運転が叶います。
まとめ
ホンダの人気コンパクトカー「シャトルと「フィット」を比較してきました。
走行性能や安全性、ゆとりある車内空間とほとんどは共通していますが、ボディサイズやデザインなどで違いがあります。
「シャトル」は大きめな車体と落ち着いた雰囲気、「フィット」はコンパクトで実用性の高さが特徴となっているので、自身のライフスタイルに合わせて検討してみるのがポイント!
札幌ホンダではシャトルの中古車とフィットの中古車も取り扱っております。
どちらもファミリーにもおすすめの車種なので、今回の比較を参考に最適な1台を選んでください!