こんにちは!札幌ホンダ南郷店です。
ホンダ「シャトル」は、小型のステーションワゴンとして人気の高い一台。
ステーションワゴン全体の販売台数が減少傾向にある中でも、高い人気を誇る車です。
そんなシャトルですが、年式ごとにマイナーチェンジが行われており、それぞれに異なる特徴があります。
また、グレードによってもその違いはさまざま。
そのため、どのような部分を求めているかによって選び方も変わってきます。
そこで今回は、シャトルを中古で購入したいという場合の方のために、年式・グレードごとの特徴やおすすめポイントを紹介します。
ホンダ「シャトル」とは?魅力をご紹介
ホンダ「シャトル」は、2011年6月から2015年3月まで販売されていた「フィットシャトル」の後継モデル。
ワゴンの新たな価値を追求した結果、フィットとは異なる外観の小型ステーションワゴンとして、2015年5月から販売が開始されました。
そんなシャトルには、次のような魅力があります。
居住空間の広さ
シャトルの魅力の一つは、なんと言っても居住空間の広さです。
小型のステーションワゴンでありながら、ホンダの特許技術である「センタータンクレイアウト」(前席下に薄型の燃料タンクを配置し、居住空間や荷室をより広く確保するための技術)を採用し、ゆとりのある居住空間や荷室を実現。
リアシートを倒さなくても、ゴルフバッグ4つが十分に収納できるほどの空間は魅力的です。
高い走行性能と優れた燃費性能
もう一つの魅力は、走行性能や燃費性能が優れているところです。
シャトルのパワートレインは、ハイブリッド仕様とガソリン仕様の2種類。
それぞれ、FF車と4WD車が用意されています。
ハイブリッド仕様の『SPORT HYBRID i -DCDハイブリッドシステム』は、1.5L i-VTECエンジンと高出力モーターを組み合わせ、低燃費とパワフルさの両立を実現しました。
その燃費性能は、JC08モードで33.2km/L、WLTCモードでは25.2/km(FF車の場合)。
国内のさまざまな車種の中でも、高い燃費性能を持っています。
一方、ガソリン仕様の『1.5L 直噴 DOHC i-VTECエンジン』は、シリンダーに直接ガソリンを噴射する「直噴ターボエンジン」を採用。
少ない燃料による効率的なエンジンの始動と、スムーズな加速が可能です。
燃費性能は、JC08モードで22.0km/L、WLTCモードだと19.4km/L(FF車の場合)。
ハイブリッドよりは劣るものの、こちらの燃費性能もかなり優れています。
シャトルの燃費性能についてさらに詳しく知りたい方は、こちらのコラムも参考にしてみてください。
シャトルの維持費はいくら?燃費やハイブリッド車との違いも解説!
ホンダ「シャトル」の中古車はどれがおすすめ?
フィットシャトルの後継車として2015年に発売されたシャトルには、3つの年式と4つのグレードが存在します。
そして、年式がグレードによって異なる特徴と、シャトル全体に共通する特徴があります。
どのような車を求めるかによって、選ぶべき年式やグレードは変わってくるもの。
そこで、シャトルの中古車をお買い求めの際にどの年式やグレードがおすすめか、それぞれの違いを踏まえてご紹介します。
年式やグレードによる特徴とおすすめポイント
シャトルには2015年式・2017年式・2019年式の3つのモデルがあり、これまでに2回のマイナーチェンジが行われてきました。
また、グレードには『G・Honda SENSING』『HYBRID・Honda SENSING』『HYBRID X・Honda SENSING』『HYBRID Z・Honda SENSING』の4種類(2019年式から名称にHonda SENSINGが追加)があり、それぞれ異なる特徴を持ちます。
年式やグレードのよる特徴の違いは次の通りです。
年式ごとの特徴
前提として、シャトルはこれまでフルモデルチェンジは行われていません。
販売されているのは2015年式の初代モデルで、年式によって基本的な走行性能に大きな変化はないということは押さえておいた方が良いでしょう。
その後、2017年に初回のマイナーチェンジが行われました。
大きな特徴は、ホンダ独自の安全装備である『Honda SENSING(ホンダセンシング)』を搭載したこと。
このマイナーチェンジで、安全性能が大きく強化されました。
2019年に行われた2回目のマイナーチェンジでは、次のような変更が行われました。
- 前後バンパー・テールゲート・リアコンビネーションランプのデザイン変更
- リアシートのセンターにドリンクホルダーを設置
- シートデザインの変更
以上を踏まえると、年式ごとの特徴で大きく異なるのは2017年以降の安全装備。
より安全に、安心して運転を楽しみたいという方は、2017年以降の年式を選択することをおすすめします。
グレードごとの特徴
シャトルは、各グレードごとに装備が異なります。
自分にとって良い車を選べるように、どのような装備の違いがあるのかを知っておきましょう。
【G・Honda SENSING】
シャトル唯一のガソリン仕様車であるこのグレードは、最もシンプルな装備となっています。
主な装備は、Honda SENSINGと足回りの15インチスチールホイールおよびフルホイールキャップ。
シンプルであるがゆえに、車両価格も他のグレードと比べると低価格。
コストパフォーマンスを重視したい方にはおすすめです。
【HYBRID・Honda SENSING】
ハイブリッドシステムが搭載されたこちらのグレードから、燃費向上のためのエコドライブサポートシステム『エコアシスト』を搭載。
また、キーを身につけているだけでドアのロックが操作でき、エンジンもスイッチひとつで指導できるスマートキーシステムが採用されました。
エアコンは左右独立温度コントロール式で、プラズマクラスター技術も採用。
さらに、フロントウィンドウやドアのガラスにはUVカット+赤外線カットによる温度上昇防止機能も追加されています。
より高い燃費性能や乗り心地の快適性をお求めの方には、こちらのグレードがおすすめです。
【HYBRID X・Honda SENSING】
こちらのグレードの特徴は、ヘッドライトとフォグライトにLEDが採用されていること。
夜間の視認性向上と電力の消費量節約が図られています。
さらに、Honda SENSINGにオートハイビームが追加され、サイドエアバッグやカーテンエアバッグも標準装備されているなど、安全性能がさらに強化されている点が見どころです。
また、ナビゲーションと連動したETC車載器の搭載や運転席・助手席のシートヒーターの追加など、更なる快適性の充実化が図られていることも特徴のひとつ。
乗り心地や走行性能の向上のために、振幅感応型ダンパーもフロントとリアに搭載されています。
安全性能とともに快適な乗り心地や走行性をお求めの方には、こちらのグレードがおすすめです。
【HYBRID Z・Honda SENSING】
最上級となるこちらのグレードは、HYBRID X・Honda SENSINGに更なる高級感を加えたデザインが特徴です。
足回りには、他のグレードよりひとまわり大きい16インチアルミホールを採用。
さらに、ヘアライン加工のアルミ製ルーフレールや、クロームメッキのサイドシルモールにアウタードアハンドルなど、他のグレードにはない迫力と高級感のあるエクステリアデザインとなっています。
インテリアにはピアノブラック加飾や木目調の素材を使用。
車内もラグジュアリーな空間が演出されています。
コンパクトカーにも高級感を求めたいという方には、こちらのグレードがおすすめです。
その他、年式やグレードごとの特徴を細かく知りたいという方はこちらのコラムもどうぞ!
シャトルの年式は?モデルごとのグレードやスペック、装備を解説!
また、こちらのコラムでもシャトルのおすすめポイントについて紹介しています。
ぜひ参考にしてください!
ホンダ「シャトル」は子育て世帯や家族向け!おすすめな理由を紹介
ホンダ「シャトル」の中古車を選ぶ際のポイント
年式やグレード以外にも、シャトルのどの中古車を選べば良いかというポイントはさまざま。
そこで、「デザイン」「走行性能」「安全装備」「価格」の4つのポイントを軸に、中古車の選び方を紹介します。
デザイン
スタイリッシュなワゴンがデザインコンセプトとなっているシャトル。
コンパクトでありながら、高性能な走りや高級感を感じさせるようなデザインが特徴です。
フルモデルチェンジは行われていないため、2015年式と2017年式ではエクステリアににさほど大きな変化はありません。
しかし、2019年式モデルではエクステリアのマイナーチェンジを実施。
さらに、最上級グレードのHYBRID Z・Honda SENSINGはさらに高級感を漂わせるようなマイナーチェンジが施されています。
そしてカラー展開も、2017年式までは7色展開(白・紫・青・赤・シルバー・グレー・黒)だったのに対し、2019年式からは緑が追加され8色展開に。
デザインで選ぶ場合は、見た目の変化や好みのカラーによって2017年式以前のモデルか2019年式かを検討すると良いでしょう。
走行性能
シャトルは低重心に設計されているため、発進・停車時やカーブを曲がるときの揺れが少なく安定した走行性が特徴です。
HYBRID X・Honda SENSINGからは振幅感応型ダンパーが標準装備となっているので、より安定した走りが実感できます。
ガソリン仕様・ハイブリッド仕様ともに力強い走りとスムーズな加速が特徴ですが、静粛性や燃費性能を考慮するならハイブリッド仕様車がおすすめ。
より力強い走りを求めるのであれば、ガソリン仕様のG・Honda SENSINGを選ぶことをおすすめします。
シャトルの乗り心地や走行性能については、下記のコラムも参考にしてみてくださいね!
ホンダ「シャトル」の乗り心地についてご紹介!魅力や走行性能も
安全装備
安全装備を重視する場合は、やはりHonda SENSINGが標準装備となった2017年式以降のモデルがおすすめ。
グレードが上がるごとに安全装備も追加されていくので、より高い安全性を求めるのであれば高いグレードを検討するのが良いでしょう。
価格帯
価格相場については後ほど詳しくお話ししますが、シャトルの中古車の価格帯は、54万〜261万円が実勢価格となっています。
※2021年11月29日時点
在庫の状況やモデルの人気で変動することはありますが、古い年式や走行距離の長いものほど価格は安くなる傾向にあります。
長く乗り続ける予定であれば多少高くても年式が新しく状態の良いものを、ある一定の期間だけと限定して乗るのなら年式が古く安いものをという具合に選択すると良いでしょう。
中古車を選ぶときにお困りの際は、こちらのコラムも参考にしてみてくださいね。
ホンダ「シャトル」の中古車価格の相場は?
シャトルの中古車市場でのの平均価格は145.2万円。
最も多く市場に出回っているのは、2015年式モデル(2015〜2016年販売)です。
年式別の中古車価格の相場は次の通り。
- 2015年式 50万円台〜190万円台
- 2016年式 50万円台〜180万円台
- 2017年式 100万円台〜190万円台
- 2018年式 100万円台〜250万円台
- 2019年式 100万円台〜230万円台
- 2020年式 120万円台〜250万円台
- 2021年以降 150万円台〜260万円台
※上記は2021年11月時点における本体価格の相場であり、購入時はこれに加え初期費用や税金がかかります。
※ハイブリッド・FF・4WDなどの詳細条件を区別しない相場であり、査定額にはオプションやエアロなどのカスタマイズ内容が影響することもあります。
ちなみに、走行距離で見ると5万〜7万kmのものが中古車市場には多く出回っています。
比較的近距離〜中距離走行のものが多く、4万Km未満の好条件の車も見つかりやすいです。
ホンダ「シャトル」の中古車は2017年以降のモデルがおすすめ!
ホンダ「シャトル」の走行性能や乗り心地は、どの年式やグレードでも大きな差はありません。
しかし、あえて選ぶならばHonda SENSINGが標準装備となった2017年以降のモデルが安全性能の面でもおすすめです。
特に、サイドエアバッグやカーテンエアバッグの搭載など、安全性能が強化されたHYBRID X・Honda SENSINGがおすすめ!
ただし、装備が充実するぶん価格も上がるので、予算も考慮しながら自分に合いそうな一台を見つけてくださいね。
札幌ホンダではシャトルの中古車も取り扱っておりますので、ぜひご確認ください。
(※完売している場合もございます。)