こんにちは!札幌ホンダ 西店です。
広い室内空間と安定した走行性能が自慢のミニバン「ステップワゴン」と普段使いに最適なコンパクトミニバン「フリード」。
どちらもホンダの人気ミニバン、しかも価格帯もほぼ同じということで、買い替えの際に迷う方も多いと思います。
そこで今回は、「ステップワゴン」と「フリード」のデザインや走行性能、燃費などの基本的なスペックを参考に、その注目ポイントと魅力を比較しながら紹介したいと思います。
「ステップワゴン」と「フリード」、それぞれの基本スペック比較
ミニバン人気の先駆けとも言えるステップワゴンに、取り回しがしやすいコンパクトサイズが好評なフリード。
ファミリー向けの普段使いに最適な、ミニバンという部分で近い存在であるこの2台。
まずは外見の特徴や走行性能など、それぞれのスペックの違いを比較してみましょう。
「ステップワゴン」と「フリード」外見や大きさを比較!
2015年4月に、現行型となる5代目が登場した「ステップワゴン」。
前後左右、頭上空間に至るまでゆとりのある室内はもちろん、後方にスペースのない駐車場で荷物の積み下ろしに便利な、横開きするバックゲート「わくわくゲート」を搭載しています。
さらに、キッズもスムーズに乗り降りしやすい低いステップ高と開け閉めのラクなパワースライドドア。
各クルマ会社が力を入れている5ナンバークラスのミニバンの中でも、ユーティリティ性能と使い勝手の良さがファミリー層に人気の車種です。
「ステップワゴン」※FF
- 全長×全幅×全高(mm) 4,690×1,695×1,840
- 客室内(mm)長さ/幅/高さ 3,220×1,500×1,425
2008年に登場したコンパクトミニバン「フリード」は、2016年に現行型の2代目となりました。
室内空間は、1列目から3列目まで大人が快適にくつろげるスペースが確保され、シート間が広いので車内をスムーズに移動できるのもポイント。
2019年には一部マイナーチェンジで、ラジエーターグリル周囲の見た目が変わり、安全支援機能であるホンダセンシングが標準装備されました。
「フリード」※FF
- 全長×全幅×全高(mm) 4,265×1,695×1,710
- 客室内(mm)長さ/幅/高さ 3,045×1,455×1,285
それぞれの見た目の違いの特徴としては、やはり大きさがひと回りほど違いますね。
全幅は同じですが、全高がある「ステップワゴン」のほうが室内の天井が高く開放感があり、小さなお子様がいるファミリーには使い勝手がいいでしょう。
一方「フリード」は、頭上の高さでは「ステップワゴン」に比べて低いですが、前後方向のスペースにはゆとりがあり、車体がコンパクトだからこその運転のしやすさがメリットとなっています。
「ステップワゴン」と「フリード」の走行性能や燃費の違いを比較!
現行モデルの「ステップワゴン」「フリード」は、どちらのエンジンもハイパワーと低燃費を実現した直列4気筒DOHCが採用されています。
エンジン性能と燃費は以下の数値です。
ステップワゴン
- 最高出力 110KW(150PS)/5,500rpm
- 最大トルク 203N・m (20.7kgf・m)/1,600-5,000rpm
- JC08モード燃費 15.8㎞/L(ハイブリット25.0km/L)
フリード
- 最高出力 95kW(129PS)/6,600rpm
- 最大トルク 153N・m (15.6kgf・m)/4,600rpm
- JC08モード燃費 19.0km/L(ハイブリット28.0km/L)
車体が大きい分「ステップワゴン」には、走行性と静粛性を兼ね備えた1.5Lダウンサイジングターボエンジンが付いており、発進時や上り坂などでそのパワーを実感できるのが特徴。
「フリード」はパワーでは「ステップワゴン」に及ばないものの、最小回転半径が5.2mでUターン時などに使いやすさを実感できる小回りの良さなので、街中での運転には最適です。
それぞれ4WD車もラインアップされているので、寒冷地や降雪地帯など雪道も安心して運転できます。
どちらにも「リアルタイム4WD」というシステムを採用しており、アクセル開度やタイヤの切れ角、道路の勾配やタイヤのスリップ状態を検知して、適切なトルクをコントロールしてくれます。
北国の雪道での運転も安心ですね。
雪道走行の安定感については、こちらでもさらに詳しくご紹介しています。
燃費に関しては「ステップワゴン」も「フリード」もミニバントップクラスの低燃費!
JC08モードでは「フリード」が「ステップワゴン」を上回る数値となっていますが、車体の大きさやパワーを考えるとバランスは良いです。
「ステップワゴン」のFFタイプは、エンジンを小さくし、ターボでパワーをプラスすることで、燃費性能とパワフルさを両立。
ハイブリッドモデルは、軽量でコンパクトな2モーター式ハイブリッドシステムがガソリンを使わずにモーター走行させることで燃費性能を上げています。
燃費の面ではどちらも大きな差はなく快適な走行ができるでしょう。
「ステップワゴン」と「フリード」の乗り心地と安全面での比較も!
「ステップワゴン」と「フリード」、乗り心地や安全面での比較もしてみましょう。
どちらも室内空間の広さで快適!比較点は?
ミニバンがこだわるのは、広い室内が生み出す快適な居住性と積載性。
「ステップワゴン」は、1列目から3列目まで、どこに座っても心地よい時間が過ごせるよう、ゆとりあるスペースと充実の装備を実現。
天井が高く、頭まわりに余裕があるので、3列目からの視界も開けて開放感にあふれています。
しかも、3列目は床下格納シートになっており、ラクラクな操作でシートを床に押し込めばフラットなラゲッジスペースとして使えるので、大容量の収納が可能です。
「フリード」もまた「人のためのスペースは最大に、メカスペースは最小に」という思想のもと、大人が快適に座れる室内空間を確保。
「ステップワゴン」が大人数で乗ることを想定した広さであるなら、「フリード」は4人家族でたまに祖父母や友達を乗せることがあるタイプの方にとって十分な広さだと言っていいでしょう。
それぞれに搭載された安全性能「ホンダセンシング」
「ステップワゴン」「フリード」共に、対象の位置や速度の測定に強いミリ波レーダーと、対象の形や大きさの識別に強い単眼カメラを融合した高精度な検知機能で、安心・快適な運転を支援する安全運転支援システム「ホンダセンシング」を装備。
シティーブレーキアクティブシステム(低速域衝突軽減ブレーキ+誤発進抑制機能)や適切な車間距離を保つためのサポートアダプティブ・クルーズ・コントロールなど、大事な家族を乗せてのドライブに欠かせない安全性能を搭載しています。
安全面に関してはどちらも差がなく、安心で快適な運転が叶います。
まとめ
ホンダの人気ミニバン「ステップワゴン」と「フリード」を比較してきました。
ゆとりある車内空間や走行性能、安全性能などはほとんど共通していますが、ボディサイズと収納、燃費性能などで違いがあるので、使用の用途や乗車人数などを想定して選択のポイントにするのがベストです。
どちらもファミリーにはおすすめの車種なので、今回比較したポイントを参考に、ぜひ自分のご家族に合った1台を選んでくださいね。