こんにちは! 札幌ホンダ 西店です。
新車と比べるとお手頃価格で、憧れの車種にも手が届きやすいのが魅力の中古車。
気になる車をネットで検索して、手軽に問い合わせることができるようになりました。
中古車は過去に誰かが使用していたため、どうしても新車より車両のコンディションは劣ります。
大事に長く乗るためには、購入後のメンテナンスは必須です。
でも「具体的にどんなことをすればいいんだろう?それって自分でもできるのかな?」と思いますよね。
今回は中古車に必要なメンテナンスの概要を ①プロに任せた方がいいもの ②自分でできるもの に分けてお伝えします。
中古車のコンディション維持のためにはメンテナンスが重要!
中古車の場合、同じ車種、年式、走行距離であっても、前の持ち主の車の扱いかたによって状態が異なります。
大切に乗っていた車かもしれないし、点検をあまり受けていない車だったかもしれません。
一定のクオリティで販売されている新車と比較し、中古車は「その車の状態に合ったメンテナンスを適切に行うこと」で車両の寿命を延ばすことができます。
特に点検やメンテナンスがおろそかになっていた中古車は、思わぬ所に不具合の元が潜んでいることがあります。
中古車は新車以上に定期メンテナンスを行うよう意識しましょう。
では、車の状態を把握し、必要なメンテナンスを選ぶにはどうしたら良いのでしょうか?
そこで大事になるのが「定期点検整備記録簿」です。
この記録簿を確認することで、車検の履歴、どんな点検を受けたか、エンジンオイルなど定期的な交換をしていたか、どんな不具合が生じたのかがわかります。車の履歴書のような書類です。
中古車の点検や一部のメンテナンスは専門の知識や技術が必要ですので、購入時には記録簿を基に販売店の担当者としっかり状態を確認してください。
また、中古車でも購入後に保証がつく場合がありますので契約書のチェックも忘れずに!
長く車に乗るために、まずはプロの中古車メンテナンスを
自動車に安全に長く乗るためにはメンテナンスを継続することが必要です。長期的にみるとメンテナンスが行き届いた車は故障が少なく、コストを抑えることができます。
プロのメンテナンスを受けておけば、愛車の状態を定期的にチェックできるので、自分でできるメンテナンスと併用すると安心です。
札幌ホンダは自社工場を保有している中古車ディーラーです。専門のスタッフが丁寧にメンテナンスいたします。
納車前の点検だけでなく、購入後のアフターサービスもスピーディーに対応しており、万一の修理や事故にも全力で取り組みます。
点検時期が近づくと札幌ホンダスタッフからご連絡しますので、うっかり忘れることもありませんよ。
プロに任せたほうがいい中古車メンテナンス
実際にプロに任せた方がいいメンテナンスにはどのようなものがあるのでしょうか?
早急にプロにメンテナンスを依頼しなければならないケースもあれば、特に不具合を実感していなくても、定期的に交換が必要なものもあるので覚えておきましょう。
警告灯が点灯した!メンテナンスのサインです
通常はエンジン始動後に全ての警告灯表示が点灯し、すべて消えます。
すべて消えるのは正常のサインなので安心して下さい。
もし、警告灯が付いた際には赤が危険、黄色が注意、緑は安全のサインです。
警告灯がついたら事故に繋がる可能性があります。
即事故に繋がらなくても安全上問題が発生しているサイン、というものもあります。
すぐ解消できるものであれば不具合を解消してから走行し、すぐ解消できないものも、最寄りの整備工場などで対処してもらうようにしましょう。
◆運転に関わる、ユーザーで対処できる警告灯の表示例
・シートベルト非装着警告灯
・ガソリン残量不足
・半ドア警告灯
・ウォッシャー液不足警告灯 など
◆すぐに修理を依頼したい警告灯の表示例
・バッテリー警告灯
・ブレーキ警告灯
・エンジン警告灯 など
ブレーキ警告灯などは黄色および赤に点灯しますので、黄色の時点で確実に修理しておくのが理想です。
また、警告灯が表示されなくても、「あれ?いつもと調子が違う。何かがおかしい?」ということはありえます。
例えば、変な音がする、加速が悪い、変な振動がする等の症状です。
このような場合もプロにメンテナンスをお願いしましょう。
特定の条件下でのみ不具合が発生している場合、点検時にはなぜか調子が良く、問題が見つからないこともあります。
問題が起きた時間帯や状況(気温が低かった、雨が降っていたなど)を記録して、担当者に伝えるようにしましょう。
プロの交換が必要な消耗品
これから紹介する消耗品は専門的な知識と技術が必要なため、プロに依頼することをおすすめします。
●エンジンオイルは1年または15,000キロを目安に交換しましょう。エンジンオイルは車にとって重要な消耗品です。
劣化してしまうとエンジンの故障の原因となる場合があります。
エンジンオイルはカー用品店で購入ができ、車の知識がある人なら対応できます。しかし、初めての方には怪我をするリスクがあるため、プロに任せた方が良いでしょう。
●バッテリーの交換時期はは2~5年です。
バッテリーが弱ってくるとエンジンがかからなくなることがあります。
●タイヤやブレーキパッド、ブレーキローター、ブレーキオイルなどの足回り部品は日々の走行に深く関係があり、確実にメンテナンスを行いたいところです。
タイヤは溝が十分でもひび割れによりバースト(タイヤの爆発)の危険性がありますし、ブレーキ類は不具合が生じると衝突などの事故の原因になります。
中古車購入時と法定点検の際にブレーキオイルの補充も依頼しておくとよいでしょう。
●エアフィルターはエンジンに空気を送る際にゴミやホコリをキャッチする部品です。
ゴミやホコリがたまってくるとエンジンに影響を及ぼし、燃費が悪くなったり、加速時のパワー不足を感じたりすることがあります。
そのため、2年または50,000キロを目安に交換しましょう。
・その他の消耗品にゴム製の緩衝材(エンジンマウントやラックブーツなど)やタイミングベルト、スパークプラグといった部品があります。
それぞれ一般ユーザーには馴染みが薄いものの、快適に運転するためには欠かせないパーツです。
定期点検の際にはこれらがチェックされているか、意識してみると良いでしょう。
自分でできる中古車メンテナンス
なんでもプロに任せるとお財布と相談になってしまいますよね。
ここでは、自分で簡単にできるメンテナンスを紹介します。
●ワイパーブレードはカー用品店で購入できます。サイズがわからない場合は適合表を見たり店員さんに尋ねたりしてください。
交換は簡単にできますよ。
また、北海道では冬用ワイパーは必須です。
夏用ワイパーを使用したまま冬期間に突入してしまうと、窓の雪や氷をしっかり取り除けず事故の元となるので要注意です。
●エアコンのフィルターは1年に1度定期的に交換することで、エアコンの効きをよくしたり、カビなどによる臭い匂いを改善できます。
助手席側のブローブボックスの奥にエアコンフィルターが付いている車種は比較的簡単に交換できますので、節約のために自分で試してみる価値はあります。
●ウォッシャー液の交換はタンクのふたを開けて、ウォッシャー液を注ぐだけなのでとても簡単です。(ただし希釈が必要な商品は、ウォッシャー液を注いだ後水で調整する必要があります)
ワイパーブレード同様、ウォッシャー液は冬期間、希釈度を調整し濃度を上げておくか、冬専用のウォッシャー液に交換するのがオススメです。
●タイヤの空気圧はガソリンスタンドでも無料で点検してくれますが、2,000円程度で測定器を購入できます。
空気圧が高ければ、タイヤの磨耗がひどくなり、逆に空気圧が低ければ、燃費は悪化し乗り心地は悪くなりますので、日頃から確認することが大事です。
●洗車はこまめに行いましょう。綺麗な状態を維持することで愛着もわいてきます。
ごみがフロントガラスに付着し、そのままワイパーを動かすことで、傷をつけてしまう原因にもなります。
洗車はボディーの水垢やさびの防止にも効果があります。
まとめ
車は機械ですので、専門の知識や技術が必要です。
そのためボンネット内部にはプロに任せた方が良いメンテナンスが大半を占めます。
一方で洗車やワイパー、ウォッシャー液の交換など日常的なメンテナンスは、慣れれば自分で手軽に行えるのでぜひ試してくださいね。
洗車も大切なメンテナンスのひとつ。自分でメンテナンスをすることで、車への愛着もわきますよ!