中古車にも保証は必須！保証の種類とディーラー保証について

中古車を選ぶときに重視することは何でしょう。
車のスペックやデザイン、価格などを挙げる人が多いのではないでしょうか？

もちろん様々なポイントが挙げられますが、車に乗るうえで一番気をつけたいのは「安全性」です。

スペックや価格だけにとらわれてしまうと、思わぬ故障から修理代などで逆に高くついてしまうこともあるのです。
この「安全性」を保つための「保証」も、中古車選びのポイントになります。

中古車の購入でも保証が重要な理由や、保証の種類、有料オプションで加入するなら「ディーラー保証」をおすすめしたい理由についてご紹介します。

中古車には保証がついている？ついていない？

中古車販売店によっては、全車に販売店独自の無料保証をつけるところもあります。
昔に比べると中古車にも保証がつくようにはなってきたものの、あくまで販売店側のサービスの一環であり、まだまだ新車のように保証がついていないのが現状です。

では、中古車に「保証」さえついていれば安心できるのでしょうか？
答えは「△」といったところでしょう。「保証内容」はしっかり確認しましたか？

『購入後１ヶ月は無料保証』一見すると無料なんてラッキー！と思われるかもしれませんが、「たった１ヶ月しか保証してもらえない＝販売業者が長い期間、無料で保証する自信が無い車」という見方もできます。
必ず保証内容はチェックしましょう。

中古車こそ保証が必要！

なぜ保証が必要なのか？それは「中古」だからです。

前オーナーがどのような乗り方をしていたか、ましてやどんな整備をしていたかは、車の外見からだけでは判別できません。

走行距離の長さや経年劣化など、中古車は購入後すぐに不具合が出てもおかしくない状態にあります。

もちろん中古車販売店も販売前には整備をして、不具合や故障の有無を調べます。
ただ、自動車の部品は約３万点あると言われており、近年は自動ブレーキシステムのようなコンピュータ制御も取り入れられているため、プロが点検しても故障は予期できないものになってきています。

十分な無料保証があればそれだけでも構いませんが、車の使用頻度や使用方法などに合わせて、有料オプションの保証も検討することをオススメします。

中古車保証の種類は3つ

中古車保証には3つの種類があります。

① 新車保証の継続

新車購入時に登録している一般保証（３年）や特別保証（５年）を継承するもの。（期間や内容はメーカーによって条件が変わることがあります）
高年式車を購入した場合に、登録者を前オーナーから購入者に変更することで保証継承ができます。

② 中古車販売店の独自保証

販売店が①の条件を満たさない中古車につける保証。
販売店オリジナルの保証なので、内容や条件は販売店によって異なります。
指定された所でしか修理ができないなど、一定の制約が設けられやすいデメリットもあります。

③ 中古車情報サイトなどの外部保証

「カーセンサー保証」や「グー保証」など、中古車情報サイトの中古車保証。
情報サイトに掲載されている車両を購入した際に加入することができる有料オプションです。
車種や走行距離、年数によって金額が大きく変わることがあるため、本当に保証をつけるべきなのか、何年つけるのかなどを購入者が考える必要があります。