こんにちは! 札幌ホンダ 南インター店です。
中古車を購入する際、重視するポイントはどこでしょう?
車種、価格、走行距離…様々あるとは思いますが、じっくり検討して選びますよね。
では、タイヤはどうでしょうか?
「見た目平気そうだから」とよく見ずに購入した、そもそも注意して見ていなかった、といったこともあると思います。
しかし、タイヤがすり減っているなど不具合があると大変危険ですし、購入してからすぐのタイヤ交換は予想外の出費となってしまいます。
今回は、中古車を購入する際のタイヤのチェック方法や交換時期についてもご紹介します。
中古車のタイヤの交換時期は?
タイヤがまだ走行しても危険のない状態なのか、また、あとどのくらい走行可能なのかを判断するには、どうしたら良いのでしょうか?
また、中古車のタイヤは市場に出る前に交換されているのでしょうか?
まずは、中古車市場のタイヤ交換についてご紹介しましょう。
タイヤは交換されている?そのまま?
市場出ている中古車の多くは、新品タイヤではなく、一定の期間使用されたものが装着されています。
よほど激しく劣化していない限り、交換されずそのままで引き渡されるでしょう。
タイヤが新車から交換していないのか、もしくは、交換後どのくらい走行したのかは、タイヤを診ればある程度は想像はつきますが、正確に知る方法はありません。
車検やメンテナンスはディーラーで受けていても、タイヤは量販店やガソリンスタンドなどで購入している場合、整備記録に交換時期が記載されていないこともあります。
タイヤの寿命は「劣化具合」で判断します。
中古車購入の際に、予算に余裕があればタイヤも購入すると安心ですが、そのまま使い続ける場合は定期的にタイヤ寿命のチェックが必要です。
交換時期はどう判断したら良い?
タイヤの交換時期は、タイヤが地面に接触する面(トレッド面)に溝があって、その溝の深さの残りで判断します。
メーカーや種類にもよりますが、新品タイヤの溝の深さは「約7~8mm」です。
その溝の中には、「スリップサイン」という交換時期を示す盛り上がった所があります。
この「スリップサイン」とトレッド面が同じ高さになったら、道路運送車両法に基づきそのタイヤを使って走行することは禁止されています。
なお、スリップサインの高さは「1.6mm」です。
しかし、溝の深さ3mmを目安に交換するのがオススメです。
3㎜以下のタイヤではグリップ性能の低下、水が溜まった路面で水の上を滑りコントロールが利かなくなる現象(ハイドロブレーニング現象)が起こる恐れが出てきます。
早めのタイヤ交換が安全運転につながると心得ましょう。
タイヤの状態の確認方法
さて、タイヤの状態を確認する方法は、溝の深さ以外にもポイントがあります。
残り溝や劣化していないかをチェックするポイント
①タイヤの消耗について
タイヤは、駆動輪(エンジンから力が伝わる側のタイヤ)の消耗が大きいものです。
前輪駆動(FF)車なら「前タイヤ」
後輪駆動(FR)車なら「後ろタイヤ」の消耗が大きくなります。
特に前駆動車は、
①エンジンからの力が伝わる
②ハンドル操作の力が伝わる
この二つの負荷が「前タイヤ」にかかる為、より消耗が激しくなります。
その為、4WD車(4輪駆動車)やFR車と比較すると、前タイヤの交換頻度が高くなることがあります。
少しでも寿命を均一にするには「ローテーション」という作業を行うことが望ましいとされています。
「ローテーション」とは、タイヤを前後で入れ替えることを言います。
中古車においては、前所有者がローテーションを怠っていると駆動輪側だけが大きく摩耗していますので、駆動輪のタイヤを重点的にチェックをしておくと安心です。
②タイヤの劣化について
タイヤはゴム製品ですので、使用期間や温度により劣化します。
タイヤは劣化すると「ひび割れ」や「キズ」が発生しやすくなります。
劣化したタイヤでは走行中にクギやガラスなどを踏んだ際に、キズができやすくなります。
また、タイヤを長時間放置したり空気圧不足、タイヤワックスを過度に使用していた場合にも劣化は進みます。
タイヤのひび割れ、キズは、パンク、バーストの原因になりますので、小さくても内部に届くようなひび割れを確認したら、交換する必要があります。
タイヤサイズの見方について
「タイヤ」は、「国産」や「外国産」でも違い、サイズも様々です。
中古車購入の際、「タイヤの交換」も必要になったら、どのようにタイヤを選べば良いのでしょうか?
ここでは、一般的なタイヤのサイズの見方をご紹介します。
【タイヤサイズが表示されている場所】
タイヤの側面(サイドウォール部)に、タイヤのサイズが表示されています。
タイヤの側面には、サイズだけでなく、メーカー名やブランド名のほかにも、様々な表示があります。
【タイヤサイズの見方】
タイヤサイズは、画像のように「205/55R16 91V」などと表示されています。
【その他】
タイヤの種類によっては、下記の表示があります。
・速度カテゴリー
・タイヤの外径(インチ)
・タイヤ幅の呼称(インチ)
・タイヤの強度(プライレーティング)
自分で判断できない場合は、スタッフに確認・相談しよう
自分で判断できない場合は、中古車販売店スタッフに確認してみましょう。
タイヤは消耗部品です。
また、北海道ではサマータイヤとスタッドレスタイヤの両方が必要になります。
不安や不明点を残したままタイヤを購入するのは、オススメできません。
迷ったら札幌の中古車ディーラー「札幌ホンダ」に、お気軽にご相談ください。
スタッフと一緒に確認ことで、購入後も、愛車のタイヤを、しっかりと自分でケア出来るようにもなります。
まとめ
■タイヤの消耗、劣化は走行中の危険に直結しています。
中古車市場で販売されている自動車は、タイヤを交換した状態で並ぶことはなかなかありません。
中古車購入の前にタイヤもしっかりチェックし、安心のカーライフを送りましょう。
■タイヤを選ぶ際には、値段だけでなくタイヤのサイズや性能を確認してから選びましょう。
中古車購入時には、タイヤのチェックも重要です。
・溝の深さが3mm以上あるか
・劣化してひび割れを起こしていないか、キズはないか