「ナンバーは前の持ち主のものをそのまま使うの?」
中古車の購入を考えている方からよく聞かれる質問の一つです。
中古車のナンバー変更は、条件によってしなければならない場合と、しなくてもよい場合があります。
そして自分のお気に入りの数字を使ったナンバーに中古車でも変更できるのか、気になりますよね。
今回は、中古車購入にあたってのナンバー変更について、そもそも変更が必要なケースはどんな時か、変更手続きや必要な物、さらには希望ナンバーの取得方法などをまとめてみました。
中古車のナンバー変更が必要な場合とは
ナンバー変更が必要な場合は、以下の2つです。
・管轄する運輸支局が変わる場合
・ナンバーが無い中古車を購入する場合
それぞれ、詳しく説明しましょう。
管轄する運輸支局が変わる場合
中古車を購入する場合は、前の持ち主からあなたへ「名義変更」を行います。
その際、前の持ち主と管轄する運輸支局が変更する場合は、ナンバーを変更しなければなりません。
例えば、「札幌」ナンバーのついた中古車を、富良野市在住のあなたが購入した場合、「旭川」ナンバーに変更する必要があります。
このように、北海道から青森県といった道外の場合はもちろん、同じ道内でも変更が必要な場合があります。
北海道では管轄の運輸支局が7つあり、それぞれ管轄するエリアが異なります。
あなたのお住まいの市区町村は、どこの運輸支局になるでしょうか?
以下のウェブサイトから確認してみましょう。
ナンバーが無い中古車を購入する場合
中古車購入の条件項目の一つでもある、車検が切れているか、残っているかはナンバーの取得とも関係があります。
車検が残っていれば、ナンバーが残っているケースもありますが、車検が切れていれば、ナンバーが外されているケースは多いです。
また、車検が残っていても売却時に旧オーナーがナンバーを陸運支局へ返却していることもあります。
もちろん、ナンバーがついていない自動車は、そのままで走ることはできないので、
ナンバーを「新規取得」する必要があります。
ナンバーの新規申請および変更方法・手続きの手順
続いて、変更の手続きについてです。
手続きする場所は?
まず、手続き場所は
・普通車…運輸支局(陸運局)
・軽自動車…軽自動車検査協会
にて、行います。
以下のサイトで、全国の運輸支局と軽自動車検査協会の管轄地域と住所を確認できるので、あなたの自宅を管轄する支所がどこにあるのか、確認してみましょう。
地域によっては運輸支局と併設して軽自動車検査協会が存在する場所もあります。
必要なものと手続きの流れは?
次に、ナンバー変更に必要なものをご紹介します。
①ご自身で行う場合
【基本的に必要となる書類】
・実印
・印鑑証明書 …発行から3ヶ月以内のもの
・ナンバープレート
・車庫証明書 …発行から約1ヶ月以内のもの【警察署にて】
・車検証 …【万が一紛失した場合は陸運支局にて再発行】
・委任状/譲渡証明書 …前の持ち主の実印が押されているもの(カーローン会社名義になっている場合はその会社の委任状が必要)
・手数料納付書/自動車税・自動車取得税申告書/申請書 …【当日窓口にて】
※上記はあくまで「ナンバー変更」に必要な書類であり、ナンバー返却済み車両を改めて登録する場合や未使用車/展示車両などに初めてナンバー申請を行う場合には「登録識別情報等通知書」や「自動車損害賠償責任保険証明書」などが必要になります。
それぞれの条件により異なりますので、詳しくは国土交通省のホームページをご参照ください。
【一般的なナンバー変更手続きの流れ】
1.必要なものを持って運輸支局もしくは軽自動車検査協会に行く
2.ナンバープレートをナンバー返納窓口に返納
3.「手数料納付書/自動車税・自動車取得税申告書/申請書」の用紙をそれぞれもらって記入
4.「手数料納付書」と「申請書」を登録窓口に提出
5.検査証交付窓口で新しい車検証をもらう
6.税申告窓口に新しい車検証と「自動車税・自動車取得税申告書」を提出
7.ナンバー交付窓口で新しいナンバーをもらって取付
8.取り付けたナンバーを封印場で封印してもらう
9.車検証がオーナーへ返却される
【中古車を再度登録する場合や、未使用車などを登録する場合(中古車新規登録)】
ナンバープレートが無い車の場合は、「新規登録」が必要です。
以下がその流れです。
1.必要なものを持って運輸支局もしくは軽自動車検査協会に行く
2.「手数料納付書/申請書」の用紙をそれぞれもらって記入
3.2で書いた書類を登録窓口に提出
4.検査証交付窓口で車検証をもらう
5.交通会館、もしくは県税事務所窓口にて「自動車税・自動車取得税申告書」をもらい、記入・提出
6.ナンバー交付窓口でナンバーをもらって取付
7.取り付けたナンバーを封印場で封印してもらう
8.車検証がオーナーへ返却される
②販売店に委託する場合
上記の内容をご覧になって、「ちょっと面倒くさそう…」「そんな時間が取れない…」と思ったら、販売店に委託することも可能です。(ただし「自営業だから縁起のいい番号に変更したい」といった「単なるナンバー変更のみの依頼」ではなく「中古車新規の車両を購入する」もしくは「名義変更とともにナンバー変更を行う」ケースであることが前提です。)
この場合、車両登録代行費や名義変更の登録代行費として、おおよそ1~3万円で代行してくれます(見積りに既に組み込まれていることが多いです)。
その場合も、上記の必要なものを用意します。
もちろん、当日窓口で手に入る「手数料納付書/自動車税・自動車取得税申告書/申請書」は不要です。
中古車のナンバーがそのままでOKな場合とは
上記の2つの条件がクリアされている場合、つまり
・ナンバーつきの中古車で、
・管轄する運輸支局が変わらない
場合は、購入した後もナンバーは変更せずにそのままでOKです。
ナンバーを変更したり新規で取得するには、おおよそ1,500円~2,000円の費用がかかるので、変更せずにすむのならそのままがいいでしょう。
希望のナンバーを中古車で取得するには?
ナンバー変更の際に、希望のナンバーを選びたいという方もたくさんいらっしゃいます。
4桁の番号なら希望のナンバーにすることが可能です。(後述の抽選対象番号は除く)
ただし、管轄エリアの後の番号(「札幌○○」「旭川□□」など)や、ひらがなは指定できません。
希望する場合、必ず変更手続きの前に希望番号予約センターに直接伺うか、インターネットで希望ナンバーの申し込みをしましょう。
料金を払って、希望番号予約済証をもらい、交付可能日までしばらくお待ち下さい。
予約済証から4~5営業日程かかります。
全国の希望番号予約センター 予約センター一覧
ネットからはこちら 希望番号申込サービス
代行でもお願いできる?
希望の番号を販売店に伝えれば、手数料5,000円程で代行してくれます。
こちらもナンバー変更手続き代行と合わせて、販売店に相談してみましょう。
抽選になる番号がある?
ゾロ目や1桁など、人気のあるナンバーは、「抽選対象番号」と呼ばれる種類に分かれます。
例えば・・・1、777、8888など。
上記の例は、全国統一の抽選対象番号です。
そのほか、地域限定での抽選対象番号もあります。
例えば静岡県東部エリアの「富士山」ナンバーのつく管轄エリアでは、富士山の標高の「3776」が抽選対象番号だったりします。
あなたの管轄エリアではどの番号が抽選対象番号か、下記のページで確認してみてください。
中古車もお気に入りのナンバーへ変更!営業スタッフにおまかせするのも手
何かとナンバー変更や希望ナンバーの手続きには手間がかかりがちです。
時間が無い方などは、まるっとお願いしちゃうのも一つの手です。
滞りなくスムーズに中古車購入や希望ナンバーの取得を進めるには、営業スタッフさんの知識や誠意の込もった対応が非常に重要です。
細かな疑問点は直接担当の方に聞いてみましょう。
営業スタッフ全員が資格を持つ安心の中古車ディーラーです。
北海道最大規模の中古車数を保有しているので、欲しい車がきっと見つかります!