こんにちは!札幌ホンダ 南郷店です。
パワフルな走りとミニバンの使いやすさを兼ね備えた、ホンダのコンパクトSUV「ヴェゼル」。
2013年に発売して瞬く間に販売台数を伸ばし、2014年~2016年まで3年連続でSUV新車登録販売台数1位を獲得。
普段乗りに最適な車種として今なお人気で、2019年のSUV新車販売台数でも堂々1位を獲得するほどの人気車種となっています。
今回は、そんな「ヴェゼル」を購入する前に知っておきたい維持費について。
型式やグレードなどの基本情報と共に、燃費や車検費用の目安、ガソリン車とハイブリッド車との比較などを紹介していきます。
※情報は2021年3月23日時点のものです。
「ヴェゼル」はどんなクルマ? 特徴やモデル・グレードを紹介
2013年に販売が開始され、2018年のマイナーモデルチェンジでさらなる進化を遂げた「ヴェゼル」。
まずはその特徴やモデル・グレードなどを簡単に説明します。
「ヴェゼル」の基本情報
「ヴェゼル」は、3代目「フィット」をベースに開発されたコンパクトSUVで、2018年にマイナーチェンジされて現行型に進化しました。
SUVならではの安定感のあるボディにミニバンのような使いやすさとクーペのようなパーソナル感のある室内空間が特徴。
コンパクトでスタイリッシュなフォルムとボディカラーのバリエーションの豊富さも魅力のひとつとなっています。
ガソリン車やターボエンジン搭載タイプ、ハイブリッド車など幅広く設定されており、安心・快適な運転を支援する安全運転支援システム「ホンダセンシング」も標準装備されています。
「ヴェゼル」の型式とグレード
「ヴェゼル」の型式は、DBA-RU1/2とDAA-RU3/4型があり、それぞれ排気量や駆動方式によって区分されています。
DBA-RU1型は排気量1,500CC/駆動方式2WD、DBA-RU2型は排気量1,500CC/駆動方式4WDで共にガソリンタイプ、DAA-RU3型は排気量1,500CC/駆動方式2WD、DAA-RU4型は排気量1,500CC/駆動方式4WDで、共にハイブリッドタイプとなります。
ラインアップは、ガソリン車に「G」、「X」、「RS」、1.5L VTEC ターボエンジン搭載の「TOURING Honda SENSING」の4タイプ。
ハイブリッド車に「HYBRID」、「HYBRID X」、「HYBRID Z」、「HYBRID RS」の4タイプを設定。
パワートレインはガソリン車もハイブリッド車も共に、パワーと低燃費をバランス良く両立した1.5L i-VTEC エンジンを採用しています。
トルク感のある伸びやかな加速性能で、発進時や上り坂などでそのパワーを実感できるのが特徴。
さらに、コンパクトなボディサイズならでは小回りの良さが、街中での運転にも最適です。
「ヴェゼル」の年式についてのさらに詳しい情報は「ヴェゼルの年式・歴史を解説!スペックの変遷を知ろう」も参考にしてみてくださいね。
「ヴェゼル」の維持費はどれくらい?燃費は?
「ヴェゼル」にかかる年間の維持費を、車検や自動車税・自動車保険料の目安を考慮しながら算出していきます。
維持費にも関係する燃費についても、ご紹介しますね。
「ヴェゼル」の1年にかかる税金額
自動車を所有する場合にかかる税金は自動車税と重量税の2つ。
まず自動車税の金額は、排気量ごとに決められています。
「ヴェゼル」の自動車税は、排気量が1,000~1,500ccなので、ガソリン車・ハイブリッド車ともに、新車登録時期が2019年9月30日以前の場合は年間34,500円、2019年10月1日以降の場合は年間30,500円。
自動車にかかる税金のもうひとつである重量税は、車両重量によって決定します。
「ヴェゼル」の車両重量は、ガソリン車で1,180~1,360kg、ハイブリッド車で1,270~1,390kgとなっています。
ガソリン車・ハイブリッド車ともに1,500kg以下に該当するため、重量税は24,600円となります。
※新車新規登録等時、2年自家用の場合
※エコカー減税の適用がない場合
自賠責保険料と任意保険料
自賠責保険は、車を所有するなら必ず加入しなければならない保険で、正式には「自動車損害賠償責任保険」と言います。
保険期間は一般的に次の車検までの期間分の加入となり、「ヴェゼル」(普通車)で車検を受ける場合は24カ月契約の20,010円となります。
また、自賠責保険は万が一の交通事故の場合、対人にのみ損害を補償する保険なので「対物」や「運転者自身の怪我」についての補償は対象外です。
その場合は任意保険で補う必要があるので、強制加入ではありませんが、加入しておく必要があります。
こちらの保険は、年齢や走行距離などで保険料や補償内容が変化しますので、ご自身に適した保険を選ばなくてはいけません。
「ヴェゼル」の車検費用
車検とは、正式には自動車検査登録制度のことで、車検費用は「法定費用」「車検基本費用」「部品交換費用」の3つの金額の合計になります。
法定費用は自動車重量税・自賠責保険・印紙代の合計金額で、車種ごとに法律で決めらているので、どこで車検を受けても同額です。
ヴェゼルの場合、法定費用は先ほどご紹介した自動車重量税 24,600円、自賠責保険(24ヶ月)20,010円に印紙代の1,000円〜1,200円を加え、合計が45,610円〜45,810円となります。
車検基本費用は、点検整備費用・測定検査料・車検代行手数料の合計金額で、自動車ディーラーや車検専門店など、どこで車検を受けるかによって金額が変化します。
※名称も各ディーラー・車検専門店によって異なります。
ヴェゼルなどの普通乗用車だと24カ月定期点検料として約23,000円〜33,000円、測定検査料約10,000円、車検代行手数料約12,000円が目安です。
今回は車検基本費用を、45,000円~55,000円を相場として計算します。
「部品交換費用」は、車検の際に整備が必要となった場合、パーツの劣化や損傷などを修理交換する際にかかります。
「ヴェゼル」の燃費
ガソリン代は、ハイブリッド車・ガソリン車でもっとも金額に差が出る費用です。
「ヴェゼル Honda SENSING」WLTCモード燃費を参考として、ハイブリッド車(RU3)/燃費21.0km/L、ガソリン車(RU1) /燃費18.4km/Lとして年間10,000km走行で計算した場合、ハイブリッド車66,667円、ガソリン車76,087円となります。
※ガソリン代はレギュラー140円/Lで計算
やはり燃料代は、ハイブリッド車とガソリン車で大きな差が出るので、日常的な走行距離によってはハイブリッドの維持費は格段に安くなります。
※情報は2021年3月23日時点のものです。
ヴェゼルの維持費をハイブリッド車とガソリン車で比較!
「ヴェゼル」の一年間の維持費はハイブリッド車とガソリン車で比べると、どのくらいの差があるのでしょうか?
ハイブリッド車の1年の維持費とガソリン車の維持費を比べてみたので、ぜひ参考にしてください。
【ハイブリッド車の維持費】
自動車税 34,500円(2019年9月30日以前の新車登録)
重量税 24,600円(1,500kg以下)
印紙税 1,000円~1,200円
車検基本費用 45,000円~55,000円
自賠責保険 20,010円(24カ月契約)
燃費 66,667円(21.0km/Lとして計算)
合計 191,777円〜201,977円
【ガソリン車の維持費】
自動車税 34,500円(2019年9月30日以前の新車登録)
重量税 24,600円(1,500kg以下)
印紙税 1,000円~1,200円
車検基本費用 45,000円~55,000円
自賠責保険 20,010円(24カ月契約)
燃費 76,087円(18.4km/Lとして計算)
合計 201,197円〜211,397円
※2021年3月23日時点での概算
1年あたりの維持費は、燃費のぶんハイブリッド車のほうがガソリン車に比べて約1万円程度安くなるようです。
ヴェゼルのグレードごとに維持費の違いはある?
「ヴェゼル」はグレードごとの排気量や車両重量ごとの差はありませんが、「エコカー減税対象であるかどうか?」が維持費の大きなポイントになっています。
購入希望の型式がエコカー減税の対象になるか、ぜひ自動車ディーラーなどにチェックしてもらってくださいね!
また、ハイブリッド車とガソリン車、さらに駆動方式によってガソリン代が大きく変化するので注意が必要です。
「ヴェゼル」の維持費を知って購入の参考に!
ホンダの人気SUV「ヴェゼル」の年間の維持費について調べてきました。
維持費は、自動車税+重量税+車検費用+自賠責保険+燃費で、ハイブリッド車なら19万円台、ガソリン車であれば20万円台ほどからです。
それに加え任意保険料がプラスされると考えておきましょう。
燃費や税金などで差があるので、ハイブリッド車とガソリン車での維持費の違いなどを考慮して購入を決めると良いかもしれません。
札幌ホンダでは「ヴェゼル」の中古車を取り扱っております(完売している場合もございます)。
ぜひ今回の年間維持費の例を、購入の際の参考にしてみてくださいね。