車の買い替えサイクルは平均どのくらい?お得に買い替えるコツ

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そろそろ愛車の買い替えを検討するときと、実際に車買い替えのベストなタイミングがいつなのか気になりませんか?

 

車の買い替えの理由として挙げられるのは、購入から年数が経っている、走行距離が長い、新車種が欲しい、今の車に飽きたなど人それぞれです。

 

それぞれのパターンで買い替えのサイクルについて見ていくと、平均値やベストなタイミングがあることに気づきます。

今回は、車買い替えの平均サイクルやお得に買い替えるための知識をご紹介します。

 

平均的な車買い替えのサイクルを知ろう

一般社団法人日本自動車工業会が2015年に出したデータでは、車の買い替え平均サイクルは6.9年です。2007年の調査では6.4年なので、毎年3ヶ月ほど期間が長くなっています。

 

また新車のみであれば平均7.5年、中古車は平均5.8年です。

このことから、新車で購入した車は長い年数乗り続けるという傾向があるといえます。

 

また、内閣府が出している2016年消費動向調査では、新車の買い替え年数は8.1年、性別で見ると男性が8.2年、女性が7.3年とされています。

 

これは長距離やファミリーで使用するワンボックスカーなどを購入する男性の方が、街乗りが多く中古車やコンパクトカーを中心に購入する女性と比較すると「長く乗れる車両を購入する傾向にある」といえます。

 

年齢別でみると40歳までの世帯の場合、平均6年前後ですが29歳以下は平均5.8年と、若ければ若いほど買い替えのサイクルが短いことが分かります。

 

その他の買い替えのタイミングとしては車検の時期や家族が増えた、維持費を下げるため燃費のいい車種に買い替える、などライフスタイルや車との付き合い方の変化による影響があげられます。

 

いずれにしても現在では昔に比べて車両自体の性能が良くなっているので故障なども少なくなり、車の平均買い替えサイクルは伸びています。

 

走行距離と車の買い替え時期の関係

車の買い替え時期は走行距離と関係があり、一般的に10年で走行距離が10万kmを超えた車辺りから各パーツの寿命に近くなるので、買い替え時だといわれています。

 

特に買取価格が高くなるのは3万km未満、査定額が大きく変動するのが5万kmといわれていますが、下取りに出して買い替えるのであれば査定額のつく、走行距離が10万kmに到達するまでに買い替えるのが、ベストなタイミングといえます。

(車両の状態や人気にもよりますが、10万km以上の車両はあまり高い査定額が付きません。特に販売台数の多い車両であれば、買取価格が付かないこともあります。)

 

ただ、車の購入時から下取りや買取に出す前提で丁寧に乗っているのであれば、走行距離以外の条件が査定額アップにつながることもあります。

 

日本車はとても優秀なので限定車や生産台数の少ない車両などは正しいメンテナンス次第で距離が長くても高く買取してもらえることもあります。

 

日頃から愛車を大切に乗ることが、売却時の査定額をあげる大切なポイントといえます。

 

 

車の買い替えサイクルに影響を与える年数と車検

車を維持する上で必ず必要になってくるのが「車検」です。

車検では車に不具合が無いかなどを検査し、性能や安全の基準をクリアしていない部分があれば修理や部品交換を行ないます。

 

車検は、新車登録から初回の車検までは3年、それ以降は登録年数に関わらず2年毎に受けることになります。

車種や車の状態によっても異なりますが、車検費用は約10〜18万円が相場で、車検を通す費用と、車の買い替えの費用を比べてみると、多くの場合買い替えで必要な費用の方が高くつくでしょう。

 

ですが、新車買い替えの平均サイクル7.5年以上が経過している場合は、車検を通して乗ると修理箇所も増える傾向にあり維持費がかさむので、思い切って手放した方が良い時期かもしれません。

 

車両の登録年数が浅いうちは丁寧に乗りしっかりメンテナンスをすることで、車検を通す方が費用を抑えられますが、車に乗った年数によっては買い替えの方が費用面・安全面からも適切といえるでしょう。

 

車の年数と査定額については「車の買取と年数の関係とは? 」の記事でもご紹介しています。

 

 

車は平均サイクルで買い替えるべき

車は買い替えの時期を逃してしまうと、買取額に大きな差が出てきます。

 

とはいえ、今の愛車を買取へ⇒新しい車両を購入を同時に行う「買い替え」では単純に買取査定額だけを意識して買い替えをすることが必ずしもベストとは言えません。

 

では先に確認した「平均サイクル」「走行距離」「車検」の条件を元に、ベストなサイクルについていくつかパターンをあげてみましょう。

 

購入予定の車両が新車や高額車両である場合

例えば子供が生まれ大きな車両が欲しい、資金が少しでも多く必要だ、という場合は買い替えサイクルの7年まで車両を持たせることなくできるだけ年数・走行距離の浅い段階で買い替えを検討するとよいでしょう。

 

この時、車検時期が近い車両であれば、無理に車検に通す必要はありません。
多くのケースで「車検費用」>「車検に出したときのプラス査定額」となるからです。

 

すでに走行距離や登録年数が平均サイクルより超えている場合

すでに10万km以上乗っている、または登録年数が7年以上経過している車両は、人気車種・限定車両などを除き、あまり高額査定につながることはありません。

 

また、中古車市場は在庫数が常に変動するため、査定から一定期間を経過すると査定額が目減りすることも珍しくないものの、平均値よりも古い車両については影響はあまり受けません。

 

この場合は焦って買取に出すよりも「新しい車両購入への自己資金をしっかり貯める」「自分にあった車両を吟味する」ことを重視したほうが良いでしょう。

 

車両を短期間で乗り換えるケース

車両を短期間で乗り換えるケースとして大きく分けて
・人気の車両を短期間で買い替える
・格安車両を短期間で買い替える
の2つがあります。

 

前者であれば車両の登録年数も浅い傾向があり、多少走行距離が長くても高額査定になる可能性もあります。ですので「売りたい時が売り時」ともいえます。

 

一方、営業車などに利用し多少走行距離や登録年数が平均以上でも構わない場合は、買取車両に査定額が付いている段階のうちに買い替えを検討した方が良いでしょう。

 

自分に合った車の買い替えサイクルを見つけよう!

車買い替え前には、しっかりと事前準備をしましょう!

 

愛車を買い替えるベストなサイクルは車との付き合い方や車に求めるものの違いから人それぞれ異なってきます。

中古車市場の在庫や人気車両の動向も随時変化しますので、査定額は日々変動する可能性があります。

 

ただ、単に買取価格が高いかどうかだけで買い替え時期を検討すると、返って損をする可能性もあります。

車は大きな買い物ですから、家族で事前に「何を目安に買い替えを行うか」を話し合うことも重要です。

 

 

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